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行定発言!

Yukisada061127

Q:いま、私は、人生初の自主映画を撮影中です。
 自分の思っているイメージと実際にできた映像のギャップに納得ができません。
 行定監督はこういう悩みをどう解決されていますか? 
(ミエさんからの質問)

A:僕も同じです。
 なかなかイメージを具現化できないもんなんですよ。
 スタッフやキャストの力を信じるしかない。
 自分の持ってるイメージを現場が越えたときが
 一番満足感があるんですけど、
 なかなかそうはならない。
 当たり前といえば当たり前なんですけど、
 僕もそういう壁にはぶち当たっています。
 いろんなスタッフがそれを助けてくれるんです。
 いま、僕も新作「遠くの空に消えた」の編集をしてるんですけど、
 現場でOKを出したはずなのに
 「どうしてこんなシーンになっているんだろう?」と
 思ってしまうことがあります。
 でも自分も面白いと思わせるようにしてくれるのは
 スタッフの力です。
 編集の力だったり、
 「これ面白いよ。いいじゃん!」と
 自分が思ってもいないことを
 周りの人の声が引き出してくれたりします。
 自分の作るものは、自分が評価するもんじゃなくて
 他人が評価するもんなんですよ。

 (9月22日放送「月刊行定勲」より)