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火曜日の一曲!

6時台、最初のコーナー≪マイクロ・バスターズ≫。
毎週火曜日のこのコーナーは、毎月テーマを決め「HR/HM」というジャンルに偏って、その中から独断と偏見に満ちた曲をお届けしていきます。
細かく分析してしまうと、異論・反論などあるかもしれませんが、悪しからず。

12月のテーマは、「バラード」
今日、お届けした曲は、

悲しみの恋人達(Cause We've Ended As Lovers) / Jeff Beck

The Beatlesを手掛けたことで知られるジョージ・マーティンのプロデュースによる75年のアルバム
「ギター殺人者の凱旋(BLOW BY BLOW)」から。
 初めてのインストのアルバムで、全米最高4位を獲得、インストとしては異例のヒットで、
ゴールドディスクに輝いています。

 この曲はスティーヴィー・ワンダーが書き下ろした曲で、尊敬するギタリスト、ロイ・ブキャナンに
捧げられています。
 エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと共にイギリスのロック3大ギタリストに数えられ、
救急車のドップラー効果を真似るなどの特殊奏法やフレーズ、 エフェクターの使用法などが
非常に個性的で、「孤高のギタリスト」とも呼ばれます。

 この曲では、ギターのボリュームを上手くコントロールしてバイオリンのような音を出すというその名もズバリ、バイオリン奏法が聴けます。

 無類の改造車好きで、アルバムを一時期リリースしなかったのは、車いじりの為だ!と
まことしやかに囁かれていたほど。
 そのためか、自動車運転中に犬をよけようとして木に激突し鼻の骨を折り入院したほか、
1969年11月2日にカスタム・メイドのT型フォードを運転中に ロンドン南30マイルのメイドストーンで交通事故を起こし重傷、三ヶ月の入院を余儀なくされ、ヴァニラ・ファッジのベースのティム・ボガートと、ドラムのカーマイン・アピス、 そして旧知のロッド・スチュワートをボーカリストとして加え、
新たなバンドを結成する予定が白紙となってしまいました。

 ちなみに、05年9月10日に当時41歳の女性と6度目の結婚をしています
(ジェフは当時61歳、初婚は19歳の時)。