AROUND BUSTERS「ケンスィの冒険」第4話
毎日日替わりの内容でお送りしている
AROUND BUSTERS。
第一週の月曜日は「旅~ケンスィの冒険」!
永松ケンシが熊本の街を冒険?!します。
「芸術の旅」
~ ~
今回やってきたのは熊本市現代美術館(以下:CAMK)。
J-PITからエレベーターですぐ!の場所ですね。
CAMKでは9月17日まで、
「篠山紀信展 写真力」が開催されています。
今日はこのCAMKの館長、
桜井武さんにお話を伺いました。
Q篠山紀信とは?
A:
ともかくこの方は常に"時代の先端を行く人"を撮り続けています。
時には時代を切り取るような形で我々に見せてくれたり、
そして被写体の知名度を上げる写真家であり、
写真家自身がアイコンとなった人です。
先端を歩みながら時代を見せ続けてくれる写真家です。
キャリアをみるとめまいがするほどの
様々な人物像を撮り続けています。
また、自分の作品が芸術であるか否かと考える・・・というよりも、
立ち止まって振り返らず写真を撮り続けてきた人。
彼の写真は、素晴らしい芸術です。
ちなみに「美術館」で彼の展覧会が開かれるのは初です。
Q今回の展示会のタイトルについて
A:
展覧会のタイトルを命名したのは紀信さんご本人。
来場者がおどろく、ネガティブな感情になる、
感動する、そんな心を動かす写真の力を
全部感じられるものになっているそうです。
見ていただくと、わかります。
作品群のスケールの大きさと、
写真の持つエネルギーに驚かれると思います。
Q予備知識とか必要ですか(- _-)?
A:
予備知識はなくても大丈夫です!
(これも一つの写真力のすごさ!)
むしろ、予備知識がないほうが衝撃が多いと思います。
Qなにか館長のワンポイントがあれば!
A:
大変難しいですが・・・
作品は色んな分野のものがありますし、
世代や見る人によって響くモノは違うと思いますが、
個人的に「女優シリーズ」は是非!
さらにその中の大原麗子さんの写真。
"立ち去りがたい位"すばらしいです!ひきつけられます。
篠山さんの作品には、
彼しかつくりだせない空気が内包しています。
被写体を前にしたときに「何かが降りてくる」瞬間、
「ある」瞬間をとらえることによって生まれるものがあるのです。
「何かがやってくる」時をとらえるのです。
そしてこの展覧会は写真があなたに対して何か
語りかけてくるような力があります。
ポートレイト約140点。是非、写真力を感じにきてください。
~ ~
絵画とはまた違う、写真のエネルギーを感じつつ、
ケンスィ、次はどこへ行く?!
来月に、続く…