行定発言!
Q:映画「ユビサキから世界を」ってどんな人たちが登場する物語なんですか?
A:女子高校生が主役の物語です。
すっと前からそういう企画が自分の中にはあったんですよ。
生きてるんだけど、なんか生きていない感じがする人たち・・・・。
「死ぬ」とか「死なない」とか言う言葉を簡単に使ってしまう人たち。
実際は、死ぬとか生きるとかいうことは分んない・・・・・そんな人たち。
いまはそんな時代だというとらえ方を僕はしているんです。
僕も高校時代とかにバンドやっていて、
死ぬとか生きるについての歌詞を書きがちなんですよ。
ランボーとかボードレールとかの詩に感化されて・・・・・。
でも「死のう」という言葉を元に死のうと思っていたんだけれど、
生きるってことは何なのかということを実感していくような
映画があればいいなと思ったんですよ。
アンダーグラフの曲がそんな気がしたんですよ。
「希望の光など射さないけれど、ユビサキから世界を変えていこう」・・・・・
そういうことを登場人物たちが実感しているような歌だ
という気がしたんで・・・・・。
(5月12日放送「月刊行定勲」より)