行定発言!
Q:行定監督が「ユビサキから世界を」のDVDインタビューの中で
「分らないから映画をつくる」っておっしゃっていたのが印象的でした。
映画を作って分ることってなんですか?
(アンダージラフさんからの質問)
A:やってみないとわからないんですよ、いろんなことが・・・。
主人公たちが考えていることも、わかっているようでわかってない・・・・。
わかってて、脚本書くと説教臭いじゃないですか・・・・。
この人たちは、どこへたどり着くんだろう・・・・って思いながら
撮ってみると、わかる部分もあるし・・・・。
この人たちは、どう考えてこの場面を乗り切ろうとしているのか・・・・って。
映画は、驕っちゃいけないと思うんですよ。
アニメのように完璧な世界観を目指して作るってことも
あるかもしれませんが、それでも到達できない部分って必ずあるし・・・・。
観客とともに作り手も自問自答してるんですよ。
「ユビサキから世界を・・・・・・」どうするんだ?
点、点、点、の後を考えていくってこと。
だからこそ、映画を作ってみようってことなのかな・・・・・。
(9月22日放送「月刊行定勲」より)