タケルとTOMMYが初めて、二人で取材にお出掛け♪
行き先は、そう!人吉です。
この夏、カッパが出現しているらしいのです。
実は、その事はRBが一番早くスクープしたんですけどね。
(詳しくは、コチラで・・・)
二人は、小学生の自由研究張りに、虫取り網を片手にカゴを肩からぶら下げ、いざ人吉へ!
(一体、何を捕まえに行くつもりなのか?)
人吉に向かっている途中で、球磨地域振興局の久保田さんから着電。
「人吉駅に来て欲しい」との事。
人吉駅に着いても、まだ旅行気分のタケル&TOMMY。
我々は、なぜくま川鉄道に乗るのだろうか?
駅で久保田さん、それにくま川鉄道の方と合流。
人吉駅にもこんなお知らせが貼ってあります。人吉は、本気です。
7月末から募集した目撃情報も、これまでに多数寄せられているとか。
「県の威信にかけてカッパを捕まえましょう」と意気込む久保田さん。
熊本県のコンピューターを駆使し、前情報もバッチシ。
その勢いに押されるが如く、列車に乗り込み数分。
車内には勿論、女子高生や一般客が多数。夏休みという事で、旅行客の方も見受けられました。
そんな中、列車が・・・・
球磨川と川辺川の合流地点、通称「第4橋りょう付近」(川村駅~肥後西村駅の間)で、
なぜだか列車のスピードがゆっくりに・・・
「カッパだ!」
列車内にいるほとんどの人が川の方を向き、車内は騒然とした雰囲気に。
取材している我々も大興奮。
シャッターを押したものの、いきなりの事で、時既に遅し。
写真に収めて、情報提供しようと思っていたのに・・・・
と、久保田さんに再び着電。
「人吉城にカッパが現れた!」
慌てて列車を降り、いざ人吉城へ。
夏の日差しに緑が映える人吉城跡。
車を降り、城内に入るべく堀のそばを歩いていたら・・・
なんと目の前にカッパが!
我々と距離にして10m程。
半信半疑ながらも虫取り網を片手に、追いかけるTOMMY。
そして。。。。。
カッパの逆襲!
ひるむTOMMY。
取材という事を忘れ、思わず走り出そうとするタケル。
すると、緑色をしたカッパは、突然姿を消したのです。
愕然とする我々。
「カッパを触った!」「ヌルヌルしとった」と興奮気味のTOMMY。
そんなTOMMYが、羨ましそうなタケル。
すると、再び着電。
球磨地域振興局の久保田さんには、ホントにしょっちゅう電話がかかってくるのです。
「なにやら、球磨川にまた違うカッパが現れたらしいんです」
この時点で、同時刻に2箇所にカッパがいる!という事で、
「カッパは、2匹以上いる」事実が確定。
我々は車に乗り込み、球磨郡球磨村一勝地にある球磨川が流れているポイントへ。
雄大な川の流れ、そこでラフティングをして楽しんでいる方、
川の向こうに鮮やかな緑を映す山々。
その山の姿が水面に映え、人吉の自然の姿に感慨深く・・・いやいや、我々はカッパを見つけに、捕まえに来たのです。
ここには、前回取材でお世話になった山田さんなど、他のスタッフの方も駆けつけてくれました。
橋の上から、ラフティングしている方を眺めながら、ひたすら待ち続ける事、数十分。
「情報が間違っていたんじゃないか?」
本部に情報確認するなど、バタバタしている球磨地域振興局のスタッフ。
確認の電話を切った久保田さんが、おもむろにラフティングを楽しんでいる方に問いかけました。
「カッパ見ませんでした?」
するとその方たちから、「$H+んp・&/T’)%f・・・」
なにやら声にならない声が。
それもその筈。
橋は川から数十メートル上。要は、橋の上と橋の下で会話しているので、当然です。
と、「橋の下!」との声が!
「え?」「俺ら、ずっとココで見てたよね?」
いた!
橋の反対側に移動し、川下を眺めてみると、そこにはクロールで泳ぐカッパの姿が。
シャッターチャンス!
ここぞとばかりに写真を撮りました。
そんなカッパは、ラフティングのボートに乗り込み、乗っている人を川に落としたり、オールを漕いだり、楽しんでいる様子。
さすがに泳ぎも上手いっ。
そのうち、川の流れに乗って下流へラフティングボートと共に・・・
これぞ、まさしくカッパの川流れ!
なんと幸運なことに、我々は一日に3度もカッパを目撃したのでした。
これにて、カッパ捜索隊としての任務は完了。
我々の情報も、今後のデータの一つに役立ててもらえるようです。
この人吉のカッパは、夏休み中は目撃できるチャンスです。
なぜなら夏休み中、カッパの出没予測情報などが、こちらのホームページに掲載されているから。
(http://www.pref.kumamoto.jp/site/kuma-hp/kappa.html)
あなたもこの夏、伝説を目撃しに、人吉へ足を運んでみては如何ですか?