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hitomi dictionary

9/ 7のhitomi dictionary・インスタント(1960年)

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
きょう選んだ言葉は…1960年「インスタント

「インスタント」は即時にという意味で、そこから、インスタント食品とは、すぐに食べられる=即席食品を表す言葉となりました。1958年、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が発売され、《魔法のラーメン》と評判になり、瞬く間に爆発的な人気を集めました。また1960年には森永製菓から日本初の国産インスタントコーヒーが発売。発売以降1960年から61年にかけて、インスタントという言葉が広く社会に浸透しました。また、インスタント食品も、今では、どこの家庭にも何か一つはあるような、どの世代にもお馴染みの手軽な食品となっています。

この年、イタリア・ローマで第17回夏季オリンピック大会が開催され、カシアス・クレイ(モハメド・アリ)がボクシングで金メダルを獲得。
日本でココアバター、カカオ豆の輸入が自由化され、チョコレートの消費が拡大。日本人にとって身近なお菓子となりました。
ソニーが世界初の直視型ポータブルトランジスタテレビを発表し、世界的に注目されました。
サンリオやユニ・チャームが創立された年でもあります。
丸味屋食品からふりかけ「のりたま」が、ハウス食品から、数多くの厳選スパイスをブレンドしたスパイシーな香り高い「印度カレー」が、そしてロッテから大人の辛口ガム「クールミントガム」が発売。
この年のアカデミー賞を受賞したアメリカ映画「アパートの鍵貸します」、フランスとイタリアの合作映画で主演アラン・ドロンのデビュー作ともなった「太陽がいっぱい」が公開。

お送りした曲は…
♪『月の法善寺横町』藤島 桓夫♪

次回もお楽しみに

9/ 7のhitomi dictionary・男には男の武器がある(1979年)

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
きょう選んだ言葉は…1979年「男には男の武器がある」

この年5月、味の素から、アミノ酸入り栄養飲料「アルギンZ」が発売。CMには俳優の若山富三郎を起用。彼は手にヤリをもち、「男には男の武器がある」と言って、そのヤリを投げます。男のスーパードリンクとして発売された「アルギンZ」は、このCMのセリフと共に大ヒットしました。

1979年といえば、吉野家がロサンゼルスにアメリカ1号店をオープン。
ソニーから世界初の携帯型ステレオカセットプレイヤー「ウォークマン」が発売、重さ390g・ヘッドホンは45gという軽さで大ヒット。ウォークマン1号機は最近、「次世代へ引き継ぐ意義のある重要科学技術資料(愛称・未来技術遺産)」に登録されました。
ハウス食品から九州地方限定で即席麺「うまかっちゃん」、お口の恋人ロッテから御菓子「パイの実」が発売。
週刊少年ジャンプで「キン肉マン」が連載スタート。
講談社のHot-Dog PRESSが創刊。
テレビは、武田鉄矢主演の学園ドラマ「3年B組金八先生」第1シリーズ、2001年まで続いた「ズームイン!朝!」が徳光和夫の司会でスタート。
映画は、宮崎駿の初監督作品「ルパン三世・カリオストロの城」、ダスティン・ホフマン主演の映画「クレイマークレイマー」が全米公開。

お送りした曲は…
♪『ポーラー・スター』八神 純子♪

次回もお楽しみに

8/31のhitomi dictionary・そうなんですよ、川崎さん(1980年)

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
きょう選んだ言葉は…1980年「そうなんですよ、川崎さん」

1965年にワイドショー番組「アフタヌーンショー」がスタート。1980年ごろ、この番組のリポーターを務めていた山本耕一は、番組内のリポートで、司会の川﨑敬三から話しかけられる度に、「そうなんですよ、川崎さん」と言っていたやりとりが漫才コンビ「ザ・ぼんち」のネタに取り上げられ、「そうなんですよ、川崎さん」というセリフが流行語となりました。ザ・ぼんちは翌年1981年1月1日、このフレーズから「恋のぼんちシート」という曲でレコードデビューし、大ヒットしました。

1980年といえば、現エイチ・アイ・エスの前身となる旅行会社、株式会社インターナショナルツアーズが設立。
ツクダオリジナルから、ルービックキューブが発売され大ヒット。翌年には帝国ホテルで「第1回全日本キュービスト大会」が開催。
明治製菓から、日本初のグミ「コーラアップ」が発売。
大塚製薬から、健康飲料「ポカリスエット」発売。初年度だけで3000万本をサンプリング配布し、翌年の大ヒットへ繋がりました。
週刊少年ジャンプでは鳥山明の「ドクタースランプ」、ビッグコミック・スピリッツでは高橋留美子のラブコメディ漫画「めぞん一刻」、少年ビッグコミックではあだち充の「みゆき」が連載スタート。
芸能界では、山口百恵と三浦友和が婚約・結婚し、山口百恵は芸能界からの引退を表明しました。

お送りした曲は…
♪『さよならの向こう側』山口 百恵♪

次回もお楽しみに

8/24のhitomi dictionary・だよね(1995年)

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
きょう選んだ言葉は…1995年「だよね

1994年、ヒップホップユニット「EAST END×YURI」の1stシングル「DA.YO.NE」が発売。以前からあった日本語でのラップミュージックが、この曲のミリオンヒットでお茶の間にも浸透し、「Jラップ」いわゆる日本のラップという分野が確立。95年に入って売り上げが伸び、北海道から九州まで、日本各地で町おこしのためご当地DA.YO.NEも誕生。その後発売された2ndシングル「MAICCA」も大ヒット。曲のタイトル「だ・よ・ね まいっか」が、「DA.YO.NE」発売の翌年、1995年の新語・流行語大賞トップ10に入賞しました。

この年1月17日、マグニチュード7.3の大規模な地震「阪神・淡路大震災」が発生。
アメリカのマイクロソフトから、パソコン用ソフトオペレーティングシステム「Windows95」が発売。
東京臨海副都心と都心部を結ぶ「ゆりかもめ」が開業、新橋-有明間の無人運転が行なわれました。
テレビでは、身近な生活の中に溢れている疑問や知恵を科学の力で解明する生活科学番組「ためしてガッテン」、豊川悦司と常盤貴子が出演するドラマ「愛していると言ってくれ」、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」がスタート。
アメリカ映画「スピード」が、95年のアカデミー賞で2部門を受賞。
大相撲の力士「貴乃花」がアナウンサーの河野景子と結婚。

お送りした曲は…
♪『DA.YO.NE』EAST END×YURI♪
(今回選んだ言葉「だよね」の流行のもととなったヒット曲。)

次回もお楽しみに

8/17のhitomi dictionary・とめてくれるなおっかさん(1968年)

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
ご紹介したのは…1968年「とめてくれるなおっかさん

全共闘さなかの1968年、東京大学学園祭・駒場祭のポスターのデザインは、当時、大学当局や機動隊と激しく衝突している息子たちの身を案じた母親たちが白い割烹着を着て赤いカーネーションを胸にさし、赤門の前に並んで活動家の学生たちにキャラメルを配っていた、いわゆるキャラメルママをモチーフにしたもので、キャッチコピーは、当時東大の学生で、後に「桃尻娘」等の小説を発表する橋本治による「とめてくれるなおっかさん 背中の銀杏が泣いている 男東大どこへ行く」というもの。このキャッチコピーとポスターのデザインが当時の世相を反映し話題になりました。

この年、川端康成が、日本人初の「ノーベル文学賞」を受賞。
阪九フェリーから日本初の長距離カーフェリーが小倉―神戸間に就航。
アイワから「ラジオ付きカセットテープレコーダー(ラジカセ)TPR-101が発売。
アツギナイロン(現・厚木株式会社)からパンティストッキングが発売。
タカラトミーからは「人生ゲーム」が発売。
週刊マーガレットでは浦野千賀子「アタックNO1」、週刊少女フレンドでは「サインはV」が連載スタート、1964年の東京オリンピック・女子バレーボール"東洋の魔女"から続く日本バレーボールのブームに。

お送りした曲は…
♪『エメラルドの伝説』ザ・テンプターズ♪
次回もお楽しみに

8/10のhitomi dictionary・トンデレラ シンデレラ(1977年)

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
ご紹介したのは…1977年「トンデレラ シンデレラ」

1934年、大日本除虫菊から家庭用殺虫剤キンチョールが発売されました。1951年からキンチョールのCMがスタート。様々なCMが作られる中、1977年には研ナオコが出演するCMが放送されました。2人の研ナオコの上にハエが飛び、研は「あっ、トンデレラ」と一言。するともう1人の研がキンチョールを一吹きしハエが下に落ち、それを見て今度は「シンデレラ」と一言。このコミカルな演出から、商品と共に「トンデレラ・シンデレラ」と言う言葉が流行。キンチョールは今日まで発売され続けるロングセラー商品となっています。

この年、ipodでおなじみのアップル社が法人化。
プロ野球選手・王貞治がホームラン世界記録を更新、初の「国民栄誉賞」を受賞。
理想化学工業から、家庭用の小型・簡易はがき印刷機「プリントゴッコ」が発売。これは今年12/28に事業が終了するそうです。

テレビでは、アニメ「あらいぐまラスカル」、クイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」が放送スタート。
週刊少年チャンピオンで、鴨川つばさのギャグ漫画「マカロニほうれん荘」が連載スタート。
映画では、高倉健主演「幸福の黄色いハンカチ」が上映、黄色いハンカチが愛する人の帰りを待つシンボルに。
ウディ・アレン監督のロマンス・コメディ映画「アニーホール」が、アカデミー賞を受賞。

お送りした曲は…
♪『渚のシンドバッド』ピンクレディー♪
次回もお楽しみに

8/ 3のhitomi dictionary・激辛(1986年)

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
ご紹介したのは…1986年「激辛

1971年、東京の下町・葛飾のせんべい屋「淡平」に、一味唐辛子をたっぷり練り込んだ割っても真っ赤なせんべい 「激辛・特辛子」が誕生。当初、商品化は全く考えていなかったそうですが思いがけずヒットし、15年後の1986年、この商品名から、「激辛」が流行語大賞・新語部門銀賞を受賞。この年は大手メーカーの辛口菓子「カラムーチョ」がヒットし、辛口カレーも登場。さらに、韓国・中南米・東南アジア等の、香辛料の効いた、いわゆる「エスニック料理」もブームとなり、日本中に様々な激辛グルメが登場しました。

この年、東京で第12回先進国首脳会議(サミット)開催。
富士フィルムが、世界初レンズ付フィルム「写ルンです」を発売。
サントリーから、ビールの世界で長い歴史を誇る、麦芽100%と天然水にこだわったビール「モルツ」が発売。
少女漫画誌りぼんで、さくらももこのデビュー作「ちびまるこちゃん」が連載スタート。
テレビでは、バラエティ番組「加とちゃんケンちゃん・ごきげんテレビ」や、今も人気の生放送の音楽番組「ミュージックステーション」、クイズ番組「世界ふしぎ発見」、ドラマ「あぶない刑事」がスタート。
宮崎駿監督のアニメーション映画「天空の城ラピュタ」が公開。
芸能界では、森進一と森昌子が結婚。

お送りした曲は…
♪『CHA-CHA-CHA』石井 明美♪
次回もお楽しみに

7/27のhitomi dictionary・今まで生きてた中で一番幸せです(1992年)

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
ご紹介したのは…1992年「今まで生きてた中で一番幸せです

ロンドン・オリンピックの開会式までもう間もなくとなりました。1992年の7/25から8/9までスペインのバルセロナで第25回夏季オリンピックが開催され、日本は22個のメダルを獲得。この大会で「競泳女子200メートル平泳ぎ」に出場した岩崎恭子選手は、2分26秒65という当時の五輪最高記録で金メダルを獲得、競泳では14歳と6日という 史上最年少での金メダリストに。レース直後のインタビューで「今まで生きてた中で一番幸せです」と語り、わずか14歳でのこの言葉が世間で話題となりました。

この年9月に宇宙飛行士・毛利衛が、スペースシャトル「エンデバー号」に搭乗し宇宙へと旅立ちました。
音楽用ミニ・ディスク「MD」が誕生、ソニーからMDウォークマン「MZ-1」発売。
日清食品から、生タイプの麺を使ったカップ麺「日清ラ王」が発売。
テレビでは、バラエティ番組「タモリのボキャブラ天国」が放送スタート。
講談社の月刊少女漫画誌「なかよし」で「美少女戦士セーラームーン」が、 週刊少年マガジンで「金田一少年の事件簿」が連載スタート。
宮崎駿監督のアニメ映画「紅の豚」、マイケル・ダグラス&シャロン・ストーン主演のアメリカ映画「氷の微笑」が公開。

お送りした曲は…
♪『君がいるだけで』米米CLUB♪
次回もお楽しみに

7/20のhitomi dictionary・私にも写せますぅ(1965年)

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
ご紹介したのは…1965年「私にも写せますぅ

この年、富士写真フイルム(現・富士フイルム)から、フィルムの装填をカセット化し、ややこしいことを自動化した、新方式の8ミリムービーフィルム「シングル8」が発売。テレビCMに女優の扇千景を起用して撮影機の使用感の手軽さを謳った広告が話題となり、「私にも写せますぅ」というキャッチコピーと共に人気商品となりました。

1965年といえば、物理学者・朝永振一郎がノーベル物理学賞を受賞。
株式会社 白元から、冷凍庫で凍らせるだけでヒンヤリ冷たい保冷枕として使える「保冷袋(アイスノン)」が発売、真夏の安眠対策として画期的な商品となりました。
大塚製薬から炭酸栄養ドリンク「オロナミンC」が、森永製菓からチョコレートボール(後のチョコボール)が発売。
少年画報社の少年画報で、藤子不二雄「怪物くん」が連載スタート。この作品は2010年・2011年に、嵐の大野智主演でドラマ・映画化されました。
手塚治虫「ジャングル大帝」が国産初の本格的カラーTVアニメとしてスタート。
深夜のワイドショー番組「11PM」が放送スタート。
高倉健主演の映画「網走番外地」が公開。

お送りした曲は…
♪『くやしいじゃないの』森山 加代子♪

次回もお楽しみに

7/13のhitomi dictionary・不確実性の時代(1978年)

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
ご紹介したのは…1978年「不確実性の時代

この年、TBSブリタニカから、カナダ出身の経済学者ジョン・ケネス・ガルブレイスの著書「不確実性の時代」が出版。過去200年の経済思想史を時代に関連付けながら長期的な見通しを打ち出すという難しい内容ながら、日本の経営者やビジネスマンの間で爆発的ヒット。ベストセラーとなり、タイトルでもある「不確実性の時代」という言葉もよく使われました。

1978年といえば、千葉県成田市に「新東京国際空港」現・成田国際空港が開港。
東京と大阪に日本初のルイ・ヴィトンストアがオープン。
大塚食品工業(現・大塚食品株式会社)から、香辛料やフルーツを贅沢に使った「ボンカレーゴールド」が発売。
東京・原宿に『ブティック竹の子』がオープン。後に、派手な色の「ハーレムスーツ」と呼ばれる服を着た「竹の子族」が話題に。
テレビでは、邦楽ランキングTOP10をカウントダウン形式で発表し歌手が生放送で歌う人気番組「ザ・ベストテン」が放送スタート。
また、水谷豊が主演の学園ドラマ「熱中時代」、堺正章や夏目雅子が出演したドラマ「西遊記」が放送スタート。
ランちゃん・スーちゃん・ミキちゃんの愛称で人気だったアイドルグループ「キャンディーズ」は、この年4月に後楽園球場で行なわれた「さよならコンサート」ファイナルカーニバルを最後4年半の活動を終えました。

お送りした曲は…
♪『サウスポー』ピンク・レディー♪

次回もお楽しみに

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