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昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介![]()
「GS」です

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「GS」です

昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介![]()
「役者やのう」です
1975年から双葉社の「週刊漫画アクション」で、
どおくまんのギャグ漫画「嗚呼!!花の応援団」の連載がスタートしました。
この漫画の中で、登場人物「薬痴寺(やくちじ)」が、
しごきに音を上げた団員に対して言う口癖から、
「バテたフリ(演技)が上手い」という意味の「役者やのう」という言葉が生まれました。
この他にも「クエッ クエッ」「ちょんわ、ちょんわ」などの言葉も登場し、
よく使われました。
1976年といえば、大和運輸が、郵便小包しかなかった当時、
個人向けの小口配送事業に民間企業として初めて参入し、
「クロネコヤマトの宅急便」が誕生しました。
日本ビクターが家庭用VHSビデオの1号機HR-3300を発表しました。
日清食品からは、人気のカップ麺「日清やきそばUFO」や、
今は数多くのバリエーションが登場しているカップ麺
「どん兵衛きつね」が発売されました。
芸能界では、荒井由実と松任谷正隆が結婚した年です。
また、芥川龍之介賞を受賞した村上龍の「限りなく透明に近いブルー」は、
ベストセラーとなりました。
週刊少年サンデーで、小山ゆうのボクシング漫画「がんばれ元気」の連載が
花とゆめで、今も連載が続く美内すずえの少女漫画
「ガラスの仮面」の連載が、スタートしました。
カナダ・モントリオールで夏のオリンピック、
「モントリオールオリンピック」が開催されたのもこの年です。

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「カイワレ族」です
1987年、文藝春秋から村崎芙蓉子の
「カイワレ族の偏差値日記」が出版されました。
自分の子育てについて書いたこの本の中で、当時の中学生・高校生を、
土ではなくウレタンの苗床で完全管理の下に育てられる「カイワレ」に例えました。
この本のベストセラーを機に、管理社会の中でしか生きることができない、
普通の中・高校生のことを「カイワレ族」と呼ぶようになり
「カイワレ族」と言う言葉は1988年の
流行語大賞、新語部門・表現賞を受賞しました。
1988年といえば、カナダのトロントで
第14回先進国首脳会議サミットが開催されました。
エニックス(現在のスクウェア・エニックス)から、
ファミコンソフト「ドラゴンクエストⅢ」が発売されました。
資生堂から、日本初のリンス&シャンプー「リンプー」が、
大塚製薬から、手軽で画期的な飲みやすいセンイ飲料
「ファイブミニ」が発売されました。
また、この年3月には、北海道と本州を結ぶ「青函トンネル」が開業、
4月には、本州と四国を結ぶ「瀬戸大橋」が開通しました。
テレビでは、バラエティ番組
「とんねるずのみなんさんのおかげです」のレギュラー放送や、
藤田まこと主演の刑事ドラマ「はぐれ刑事純情派」の放送がスタートしました。
映画ではスタジオジブリ制作の「となりのトトロ」が日本で公開、
ブルース・ウィルス主演のアクション映画「ダイハード」、
そして、ダスティン・ホフマン、トム・クルーズが出演する映画
「レインマン」が全米で公開されました。

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「あげまん」です
元々は芸人の間で、運気が向上する「あげ」と、
あいだ「間(ま)」の関西の方言「まん」を
組み合わせた意味で使われていた「あげまん」という言葉は、
1990年公開の伊丹十三監督・脚本、宮本信子主演の映画「あげまん」によって
広く使われるようになりました。
映画は愛した男にツキをもたらす芸者上がりの「あげまん女性」と、
彼女に翻弄される男たちの姿を描いた作品で、
劇中「あげまん」という言葉は、「男性に幸運をもたらしたり、運を向上させる女性」
という意味で使われました。
1990年といえば、ドイツで1989年にベルリンの壁が崩壊し、
この年、東西ドイツが統一されました。
また、アメリカのヒューストンで
第16回先進国首脳会議サミットが開催されました。
任天堂から家庭用ゲーム機「スーパーファミコン」が
キリンビールから「キリン一番搾り 生ビール」が発売されました。
そしてハウス食品からは、「ザクッ」とした食感と
豊かなポテトの風味が味わえるポテトチップス「オーザック」が発売されました。
大阪の花博記念公園鶴見緑地では、「花と緑と人間生活のかかわりをとらえ、
21世紀へ向けて潤いのある豊かな社会の創造をめざす」をテーマに、
国際花と緑の博覧会(通称:花の万博)が開催されました。
ソビエト連邦(現在のロシア)の大統領ゴルバチョフが
ノーベル平和賞を受賞したのもこの年です。
週刊少年ジャンプでは、井上雄彦の「スラムダンク」の連載が、
モーニングでは青木雄二の「ナニワ金融道」の連載が、
そして週刊漫画アクションでは、「クレヨンしんちゃん」の連載も始まりました。

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「お正月を写そう」です
1960年代中頃から
「お正月を写そう」のキャッチコピーでなじみ深い、
富士フィルム(フジカラー)のテレビコマーシャルの放送がスタートしました。
当時は加賀まりこが出演していたそうで、
1970年代以降は30年以上に渡り、樹木希林が出演。
その他にも、山口百恵、南野洋子、桑田圭祐、観月ありさ、田中麗奈、藤原紀香など
その時代の話題の人が出演し、毎年お正月の時期に流れるテレビコマーシャルで
現在でも「お正月を写そう」というキャッチコピーで親しまれています。
1968年といえば、ソニーから、独自のトリニトロン方式による
カラーテレビ1号機「KV-1310」が発売されました。
1960年にアメリカで発売されたボードゲーム「人生ゲーム」が、
日本でも、株式会社タカラ(現在のタカラトミー)から発売されました。
サンヨー食品からは、即席麺「サッポロ一番みそラーメン」が、
日清食品からは、即席麺「出前一丁」が発売されました。
高層ビルの代名詞となった「霞が関ビルディング」がこの年竣工しました。
また、都道府県・市区町村の集配郵便局別に番号が割り当てられ、
郵便物の宛て先を簡素化した「郵便番号制度」がスタートしました。
小学館からは漫画雑誌「月刊ビッグコミック」が、
集英社からはファッション雑誌「セブンティーン」が創刊されました。
川端康成が、日本人初の「ノーベル文学賞」を受賞したのもこの年です。

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「読んでから見るか 見てから読むか」です
この年、森村誠一のベストセラー推理小説
「人間の証明」が映画化されました。
映画には、岡田茉莉子、松田優作などが出演。
角川映画は、テレビコマーシャルを制作し、
「読んでから見るか、見てから読むか」というキャッチコピーと共に、
書籍と映画を同時に売り込み、相乗効果を狙ったそうです。
結果、書籍も映画も大ヒットしました。
その後1993年・2001年、2004年にはドラマ化され、現在でも話題の作品です。
1977年といえば、
森永製菓から大玉キャンディ、チュッパチャプスが
理想科学工業から「すべての家庭で親子一緒に印刷ゴッコを楽しんでほしい」
との思いから家庭用簡易印刷機「プリントゴッコ」が発売されました。
また、プロ野球選手・王貞治がホームラン世界記録を更新し、
初の「国民栄誉賞」を受賞しました。
テレビでは、アニメ「あらいぐまラスカル」や、
八千草薫主演のホームドラマ「岸辺のアルバム」、
そして視聴者参加型のクイズ番組
「アメリカ横断ウルトラクイズ」 の放送がスタートしました。
映画では先日亡くなられた高倉健主演の
「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」が上映され、
黄色いハンカチが愛する人の帰りを待つシンボルになったそうです。

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「不器用ですから」です
この年、先日亡くなられた高倉健さんが出演する
日本生命のテレビコマーシャルが始まりました。
セーターをうまく着られなかったり
気持ちをうまく伝えられず街を去って行ったり、
牛小屋で長靴がうまく脱げなかったりと、
要領の悪い、妻や子供にうまく愛情表現できない男を演じ、
最後に「不器用ですから、どうか幸せに」と一言。
このセリフが登場するバージョンのコマーシャルは
89年までに計13本放送され、“不器用”が健さんの代名詞となりました。
1984年といえば、
イギリス・ロンドンで第10回先進国首脳会議サミットが開催されました。
ソニーから、携帯用CDプレイヤー・ディスクマン
「D-50」が発売され大ヒットしました。
ロッテからは、この年にオーストラリアから
コアラ6頭が贈られた事を記念して、「コアラのマーチ」が、
湖池屋からは、辛味スナックの代表ブランド「カラムーチョ」が発売されました。
また、時代劇俳優の長谷川一夫や
柔道無差別級で金メダルを獲得した熊本出身の柔道家・山下泰裕、
そして、登山家の植村直巳が国民栄誉賞を受賞しました。
週刊少年ジャンプでは、鳥山明の「ドラゴンボール」の連載がスタート、
講談社からは「FRIDAY」が創刊しました。

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「親分」です
日本ハム・ファイターズの監督を務めていた大沢啓二は、
おおらかで明るくオープンな性格と下町言葉で
選手を完全に掌握し、豪快なチーム作りと戦いぶりで観客を魅了しました。
この年のチームの結果は、パ・リーグ2位に終わりましたが、
彼は、いつ、誰が言うともなく「親分」と呼ばれるようになり、
現在では使われなくなっていた「親分」という言葉を見事に復活させ、
流行語大賞・大衆語部門・金賞を受賞しました。
1993年といえば、東京湾にレインボーブリッジが開通しました。
神奈川県の「横浜みなとみらい21」に、高さ296メートル70階建て、
当時日本一となった「横浜ランドマークタワー」が完成しました。
週刊少年ジャンプで、現在テレビドラマで放送中の
「地獄先生ぬ~べ~」の連載がスタートしました。
ベネッセから、初めての妊娠や出産・育児の戸惑いや不安を解消し、
妊娠生活を応援、育児をサポートする月刊誌「たまごクラブ・ひよこクラブ」が、
リクルートからは、結婚情報誌「ゼクシィ」が創刊されました。
テレビでは、真田広之と桜井幸子主演の
教師と生徒の恋愛を描いたドラマ「高校教師」や
バラエティ番組「動物奇想天外」の放送がスタートしました。

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「これはえらいことですよ」です
1961年に、吉本興業からデビューした漫才コンビ「ルーキー新一・清二」。
63年頃からは、「ルーキー新一」1人で
「てなもんや三度笠」や「スチャラカ社員」などの番組に出演するようになります。
そして、1965年、吉本新喜劇の座長に抜擢、
「イヤーン、イヤーン」や「あなた知らないのホホホン」など
多くのギャグを生み出しましたが、その中の1つ
「これはえらいことですよ」というギャグが当時流行し、広く使われました。
1965年といえば、アートネイチャーが創業、1967年には
オーダーメイド専門の男性かつら会社としてマスコミの注目を集めました
白元からは、冷凍庫で凍らせるだけで、ひんやり冷たい枕として使える
保冷袋「アイスノン」が発売されクーラー等が普及していない時代において、
真夏の画期的な安眠対策商品として、発売からわずか1ヶ月間で大ヒットしました。
大塚製薬からは、「炭酸」という革新的なアイディアで、
「おいしいドリンク剤」を追及した結果、
この年、炭酸栄養ドリンク「オロナミンC」が発売されました。
朝永振一郎がノーベル物理学賞を受賞し、
素粒子物理学を中心とする理論物理学の研究に大きな業績を残しました。
また、東京・上野の東京国立博物館で「ツタンカーメン展」が開幕し、
100万人以上の入場者があったそうです。

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「ブラックホール」です
1967年、アメリカの物理学者ジョン・(アーチボルト)・ホイーラーは、
密度が高く、大質量で、強い重力のために、
物質や光までも脱出できない天体を「ブラックホール」と名付けました。
その後1975年に、イギリスの物理学者ジョン・テイラーの
「ブラックホール・宇宙の終焉」という本が
講談社から出版されベストセラーとなりました。
これをきっかけに「ブラック・ホール」という言葉が
世間でよく使われるようになりました。
1975年といえば、第一回先進国首脳会議サミットが
フランスのランブイエで開催されました。
沖縄では、この年7月19日、「海 その望ましい未来」をテーマに
「沖縄国際海洋博覧会」が開幕しました。
東海精機(現在の東海)から、
使い捨ての100円ライター「チルチルミチル」が発売されました。
また、明治からは「きのこの山」が発売され、
食べやすさや、チョコレートとクラッカーのバランスのよさから
今も人気のお菓子となっています。
光文社から女性ファッション雑誌「JJ」が創刊されたのもこの年です。
映画では、ジャック・ニコルソン主演の「カッコーの巣の上で」が全米で公開され、
アカデミー賞作品賞・監督賞など数多くの賞を受賞しました。
スティーヴン・スピルバーグ監督の「ジョーズ」もこの年公開されています。
