5月10日(木)名盤 IN A DAY
ある世代には懐かしく、またある世代には新鮮に響く
名盤の数々をご紹介する「名盤 IN A DAY」
今日紹介したのは「キープ・オン・ラヴィン・ユー/REOスピードワゴン」。
1960年代の終わりに結成、1971年にレコード・デビュー。
年間300本近いライブを行い、
ライヴ・バンドとして一部の評価は得ていたものの、
初期のうちはごくローカルな人気にとどまっていました。
その間もメンバーはライブを地道に続け、
音楽への熱意を失うことなく、決してあきらめませんでした。
そして1980年末にリリースした曲が「キープ・オン・ラヴィング・ユー」。
ハード・ロックのダイナミズムを残しながらも、マイルドで
メランコリックな味わいのあるポップでドラマチックなバラードのこの曲は、
81年3月にはなんと全米No.1を獲得。
続くアルバムも1位となり、一躍スターダムへとのし上がったのでした。
デビューから10年。メンバーも皆30を過ぎての遅咲きのブレイク。
ちなみに中心メンバーの名前はケヴィン・クローニン。
まさしく「ロック界の苦労人」の諦めない心が生んだ名盤といえるでしょう。
売れないバンドを10年間見守り続けたレコード会社…。
2~3年ヒットがなければすぐリストラされる
今のシステムでは起こりえないサクセスストーリーですね。