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キネマのススメ

「天空の蜂」

「FMKMorningGlory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日は、今週土曜日・9月12日から公開される
「天空の蜂」をご紹介しましょう。
 
この映画は、「ガリレオシリーズ」や「白夜行」などで知られる
ベストセラー作家・東野圭吾の小説を、
「SPEC」「20世紀少年」などの堤幸彦監督が映画化した、
話題の超大作サスペンス映画です。
 
東野圭吾は映像化された作品がかなり多い作家ですし、
堤監督も、テレビに映画に大活躍している多作な人ですが、
実は2人がタッグを組むのは意外にもこれが初めて。
その設定やスケール感から、“映像化は不可能”と言われていた
1995年に発表された原作。東野圭吾自身
「映像化など絶対に不可能と思っていた」と発言しています。
 
執筆当時、東野圭吾は、膨大かつ綿密な取材を行い、
防衛庁や原発の研究者、飛行機やヘリコプターの専門家に
インタビューしました。
執筆にも5年の歳月がかけれられた「勝負作」でした。
そのスケールの大きい原作を、堤監督がハリウッドにも
負けない作品として、きっちり作り上げました!
日本映画でも、ここまでのスケール大きな
エンターテイメント作品は珍しいと思います。
 
さて、そのストーリーですが・・・。
舞台は1995年8月。自衛隊の最新大型ヘリコプター
「ビッグB」が、何者かによって、略奪されます。
遠隔操作されて、動きだした「ビッグB」は、
福井県にある原子力発電所「新陽」の真上で止まります。
犯人は、「天空の蜂」と名乗り、国内すべての
原発を破棄することを要求。
従わなければ爆発物が搭載された「ビッグB」を、
原発に墜落させると宣言します。しかも「ビッグB」には、
設計士である湯原の息子・高彦が偶然乗りこんでいました。
湯原と原発の設計士・三島は、事件解決のために協力しますが、
はたして、彼らは高彦を救い出し、
無事に事件を解決することができるでしょうか!?
 
ビッグBの設計士・湯原役に、江口洋介。
原発の設計士・三島役に、本木雅弘と
主演を務める2人のほか、仲間由紀恵、綾野剛、
柄本明、國村隼といった
日本映画界を代表する豪華キャストが集結。
また、1年もの製作期間を費やして作られた、
最新鋭の大型ヘリ「ビッグB」や地上800メートルでの
自衛隊ヘリによる救出劇など、見どころも満載です!
 
豪華キャストのテンポの速い芝居も、
観客をどんどん引きこんでゆく見事なものですが、
なんと言ってもこの映画の主役は、超大型ヘリ「ビッグB」。
当初は、既存のヘリコプターを使用するという案も
あったらしいのですが、映画オリジナルの設定を盛り込むために、
デザインは一からあらたに描き起こされました。
実際には存在しないヘリですが、最新鋭のヘリとして存在しても
おかしくないリアリティを追及してデザインされたそうです。
堤監督からのデザインのイメージは、「とにかくデカイ」
「怖い」そして「サンダーバード2号のイメージ」だったそうです。
完成した「ビッグB」のデザインは、
まさにその監督の要望をすべて満たしています。
 
「ビッグB」の外観は、主にCGが使われたのですが、
人間の芝居がある内部は実物大のセットが組まれました。
このヘリの内部セットが、あまりに巨大で、
撮影所の正門から入れず、
10年以上も開けたことのない裏門を開いて搬入。
この搬入の際には、ほかの映画の撮影がすべてストップして、
撮影所内で大渋滞が起きたそうです。
それほど巨大だということです。
 
この作品が発表されたのは20年前ですが、
原発をめぐる今の状況を予言したような内容には、
かなり驚かされます。2011年の東日本大震災を経験した
今の日本人の視点からこの映画の舞台1995年を観ると、
当時と今の「原発」や「安全」や「防災」に関する
考え方の変化を敏感に感じることができます。
この20年の日本という国の大きな変化を、
「エンターテインメント」という手法で
見事に描いてみせた作品と言えそうです。
映画では、原作では描かれなかった「その後」の物語が、
エピローグとして登場してきます
原作の精神を引き継いだ見事なエンディングですので、
原作ファンの人も納得のラストではないでしょうか?
是非、劇場で確認してみて下さい。
 
超一級のエンターテインメントながら、
観た後には深く考えさせられる・・・。
そんな、日本映画の底力を感じる1作!
最近の日本映画に物足りなさを感じている方、
ぜひご覧になってみてください!
 
今日ご紹介した「天空の蜂」は、
■TOHOシネマズ光の森
■TOHOシネマズはません
■TOHOシネマズ宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、今週土曜日・9月12日から公開されます。
 
「天空の蜂」オフィシャルサイト
 
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「テッド2」

「FMK Morning Glory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
今日は、現在公開中の「テッド2」をご紹介しましょう。
 
見た目はかわいいテディ・ベアだけど、
中身は下品で過激な中年のおっさん
というギャップが評判を呼び、本国アメリカだけでなく、
日本でも大ヒットした前作の「テッド」。
まるで生きているような生きているぬいぐるみ、
テッドのキャラクターに多くの人が虜となりました。
2013年に公開され、なんと日本での年間興行ランキングの4位。
堂々41億円の興行成績を叩きだしています。
 
そして、いよいよ登場した全世界待望の続編が、
今日ご紹介する「テッド2」です。
 
冴えない中年男のジョンは、恋人ローリーと結婚したのですが、
たった4年で離婚。今では、さみしい1人ぐらしを続けていました。
ジョンの友人・テディ・ベアのテッドは、
バイト先で知り合った女性タミ・リンと結婚。
ところが新婚なのにケンカが絶えず、夫婦仲はうまくいっていません。
「子はかすがい」とアドバイスされたテッドは、
自分たちも子供をもちたいと思うようになります。
ジョンに精子提供のドナーを頼んだり、養子を迎えようとしたり、
様々な努力を続けます。
しかし、養子を持とうと思っても、州政府により
「テッドは人間ではなく“モノ”なので、子供はもてない。
テッドに人権は認められない。」
と通達され、結婚さえ無効とされてしまいます。
親友が受けた仕打ちに怒ったジョンは、弁護士を雇い、
テッドの人権を勝ち取るための訴訟を起こします!
果たして、テッドは人間と認められ、
子供をもつことができるのでしょうか?
 
“訴訟”だなんて、今回は何だかシリアスなストーリーのように
思いますが、そんなことはありません!
今回も、ジョンとテッドのおバカっぷりは相変わらず。
テッドはテディ・ベアなので、自分で子供を作るのは無理。
ならば・・・、というわけで
あの手この手で子供をもとうとするんですが、
そのドタバタは下ネタ満載。
養子をもつために起こした裁判でも、過激なギャグが連発で、
前作で大いに笑ったかたは、今回も安心して楽しめます。
 
1作目が大ヒットしたためか、今回の続編は、
予算もたっぷりかかっているようで、
いろんな部分が、かなり豪華にグレードアップしています。
まず、オープニングのタイトルバック。
タキシードで正装したテッドがたくさんのダンサーたちを従え、
ウエディングケーキの巨大セットやピアノ鍵盤の上で
くるくる回転しながら踊りまくる豪華版。
これは、ハリウッドミュージカルの伝説的振付師
バズビー・バークレーのスタイルを受けついだ正統派なもの。
ダンサーたちの動きがまるで幾何学模様のように美しく動く
素晴らしいダンスシーンになっています。
この豪華シーンの後に続くのが、
安アパートの部屋でケンカするテッド夫婦です。
この落差のギャグで「冒頭のつかみはOK」って感じです。
 
豪華なのは、セットだけではありません。
キャストも前作より確実にグレードアップしています。
有名人が本人役でカメオ出演しているシーンは、
たくさんありすぎて数えきれないくらいです。
 
特に注目してほしいのは、敏腕弁護士として
クライマックスに登場するモーガン・フリーマン。
アカデミー賞も受賞したことのあるハリウッドを代表する名優が、
テッドを弁護するシーンは、素晴らしい仕上がりです。
テッドの人権を主張するその言葉は、ある意味「差別」と
戦ってきたアメリカの歴史そのものを表現した名セリフです。
「人とは、何か?・・・・何が、人を、人たらしめているのか?」
重厚な演技で名セリフを浪々と語る
モーガン・フリーマンの名場面です。
ひとつもおかしな事を言っていない、むしろ大真面目に
人権を訴えているのに、観客は抱腹絶倒という
とても不思議なシーンになっています。
出番は少ないながら、この映画のクライマックスをすべてもっていく
モーガン・フリーマンの名演技に、是非、注目して下さい。
それから、最近は、アクション俳優としても活躍している
リーアム・ニーソンも、面白い役で登場します。
エンドタイトルが終わった後も爆笑シーンがありますので、
最後まで客席を立たないで鑑賞して下さい。
 
ちなみに、監督のセス・マクファーレンは、脚本、
製作を担当しているほか、テッドの声も担当。
俳優やコメディアンとしても活躍し、
なんと2013年に行われた第85回アカデミー賞では
司会も務めているんです!
 
この司会もスレスレの過激なギャグ満載で、
賛否あったそうですが・・・。
 
また、日本語吹き替え版の声は今回も有吉弘行が行っています。
 
夏の疲れを笑って吹き飛ばしたいかたに、おすすめの1本ですよ!
 
今日ご紹介した「テッド2」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
「テッド2」オフィシャルサイト
 
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ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

「FMK MorningGlory」毎週火曜日にお送りしています、
「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
今日は、現在公開中の
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」
をご紹介しましょう。
 
いまや、トム・クルーズといえば「これ」、というほどの
代表作となった、
スパイ・アクション映画「ミッション:インポッシブル」シリーズ
1作目が公開されたのが、1996年なので、ほぼ20年間も
人気を保っているメガ・ヒット・シリーズということになります。
原作は1960年代からオンエアされていたテレビ・シリーズ。
日本では「スパイ大作戦」というタイトルで放送され、
一大スパイブームを巻き起こしました。
いまや、テレビ・シリーズの映画版というより、
トム・クルーズのためのヒット・シリーズという印象が強いですね。
そのくらい、主人公イーサン・ハント役が
トム・クルーズのはまり役になっています。
その、シリーズ5作目となるのが、
今回の「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」です。
 
サブタイトルの「ローグ・ネイション」というのは、
「“ならず者・悪党”の組織」という意味で、CIAやKGBなど
各国の元エリート諜報部員たちが結成した、
無国籍のスパイ組織「シンジケート」のことです。
イーサンの所属する、アメリカ極秘諜報機関「IMF」は、
この「シンジケート」を壊滅しようと動きますが、
逆に「シンジケート」の暗躍により、
「IMF」が解体の危機に陥ってしまいます。
組織の後ろ盾を失いながらも、イーサンは仲間とともに
史上最大の敵に挑みます!
 
このシリーズは、“ミッション:インポッシブル”という
タイトル通りに、毎回トム・クルーズが“不可能なミッション”に
挑むのが見どころの映画ですが、
今回のアクションも超絶ものです。話題になっているのは、
地上およそ1500メートルの高さを、時速400キロ以上で飛ぶ
軍用機のドアの扉にトム・クルーズがしがみつき、
侵入しようというシーン。予告編でもいいところで
使われていたので、ご存じの方も多いでしょう。
これを、トム・クルーズ本人が吹き替えなしで
スタントに挑んでいるというんですから、
その緊迫感はすごいものです。
 
しかもこのシーン、てっきりクライマックスかと思って
映画を観に行くと映画の冒頭のシーンでビックリします。
つまり、このシーン以上の予告編には入っていない
スゴイシーンが、たくさん用意されているんですよ。
僕たちは、最初でグッと引き込まれ、次から次に展開される
すごいアクションシーンに、手に汗握りっぱなし、
といった状態になる訳です。
 
また、誰が敵か味方か分からない、謎が謎を呼ぶ
ストーリーもアクションシーンを面白くしてくれるスパイス。
今回は、謎の女スパイ・イルサというキャラクターが
重要な役どころで登場します。演じるのは、
スウェーデン生まれの女優レベッカ・ファーガソン。
トム・クルーズに負けない危ないアクションシーンをこなして、
映画を盛り上げてくれます。
特にバイクに乗るシーンがかっこいい女優さんですよ。
 
この「ミッション:インポッシブル」シリーズは、
毎回監督が変わるのがお約束になっています。
1作目のブライアン・デ・パルマ監督は、
公開当時すでに有名な巨匠監督でしたが、
2作目のジョン・ウー監督、3作目のJJエイブラムス監督は、
このシリーズをキッカケにブレイクしたと言ってもいいでしょう。
4作目のブラッド・バード監督は、アニメーション監督としての
実績はあったものの、実写映画は初めてという挑戦的企画でした。
このような野心的な監督選びをしているのは、トム・クルーズ自身です。
彼はこのシリーズのプロデューサーも務めているので、
こういうリスクのある企画が実現できるんです。
今回の監督は、以前「アウトロー」でもトム・クルーズと
コンビを組んだことのあるクリストファー・マッカリ―監督。
「アウトロー」では、トム・クルーズの新境地を開拓したと
言われるマッカリー監督らしく、今回の「ローグ・ネイション」
でも、いろいろな新しいアプローチを試みています。
 
今回の作品では、「ミッション」が失敗するシーンが
けっこう多く描かれます。これまでの作品だと、
トム・クルーズが「ミッション」をかっこよく決めていく
シーンが次々に描かれていったんですが、
この「ローグ・ネイション」では、「ミッション」が
上手くいかなくて、それからイーサン・ハントたち
「IMFチーム」がどう挽回していくか・・・・というところに
ポイントが置かれています。それによって観客が
よけいドキドキするようになっているんですね。
イーサン・ハントの人間味あふれる部分も描かれているのが、
クリストファー・マッカリ―監督の持ち味かもしれませんね。
 
とにかく、残暑を吹き飛ばしてくれる、迫力満点の1本ですよ!
これまでシリーズを観ていなかった人も、この作品から入って、
後から前作を観るってのもありかもしれません。
 
今日ご紹介した
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」
オフィシャルサイト 
 
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「ジュラシック・ワールド」

「FMK MorningGlory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
今日ご紹介するのは、
現在公開中の「ジュラシック・ワールド」です。
 
今から22年前の1993年に公開され、
世界中で大ヒットした「ジュラシック・パーク」。
それまでは、着ぐるみや人形アニメで表現されることが
多かった恐竜の描写に本格的にCGを導入して、
世界中を驚かせました。
恐竜がまるでそこにいるかのような
リアルな表現が当時相当に話題になりました。
この映画のヒットの後、続々とCGを使った大作映画が
作られるようになり、大きく映画の作り方が変わっていきました。
これまでに、「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」、
「ジュラシック・パークⅢ」の3作が作られていますが、
前作以来、14年ぶりのシリーズ最新作となるのが、
この「ジュラシック・ワールド」。
全世界興行収入で、なんと「アベンジャーズ」を抜いて
歴代3位となり、歴代1位の「アバター」、
2位の「タイタニック」越えを目指して、
今も大ヒット街道をばく進中です。
 
さて、その内容ですが・・・。
オープン目前にして、恐ろしい出来事により
閉鎖してしまった「ジュラシック・パーク」が、22年たち
「ジュラシック・ワールド」としてついに正式オープン!
毎日2万人もの来場者を数える、大人気のテーマパークと
なっていました。
しかし、パークの責任者であるクレアは、
来場者をさらに増やそうと、遺伝子操作により、
あのTレックスより凶暴で高い知性を持った新種の恐竜
「インドミナス・レックス」を作り出します。
ところが、極秘で作ったこの恐竜が突然脱走し、
パークは大パニックになります!
 
この映画、シリーズとしては4作目ですが、
1作目の続編のような性格を持っているので、
1作目で活躍した恐竜たちが、今回も大活躍!
Tレックスはもちろんですが、1作目でも重要な
役どころだったヴェロキラプトルが見せ場を作ります。
また、映像技術の進化によって、
これまで画面に出てこなかった恐竜たちも
今回はたくさん出てきますので、恐竜好きの方はお楽しみに!
かなり迫力があって、巨大で恐ろしい恐竜!
でもどこか、かわいいんですよ。
 
今回の映画化でシリーズ他の作品との一番の違いは、
「テーマ・パーク」がオープンしているということです。
1作目は、まだプレ・オープンの状態でのパニックが描かれました。
2作目、3作目は、廃墟となった
「ジュラシック・パーク」が舞台でした。
今回、「ジュラシック・パーク」の権利をインドのIT企業
「マスラニ・グローバル」が買収したという設定で、
新たな経営陣のもと「ジュラシック・ワールド」が
正式オープンしたということになっています。
この「ジュラシック・ワールド」のディテールの
描写がとても面白くて、映画を観ていると、
実際にこの「テーマ・パーク」が世界のどこかに
実在しているような気分になってきます。
「新しいアトラクション(恐竜)を入れないと
お客の入りがダウンしてしまう。」というようなセリフや
「新しい恐竜にはスポンサーをつけよう。」なんてことを
言う登場人物が出てきたりします。
 
こういう利益至上主義な経営姿勢が、
手におえないような強力な遺伝子操作の恐竜を
生み出して、さらにはとんでもないパニックを
発生させてしまうというのは、
なにか現代社会でも似たような話がありそうな設定ですね。
 
とにかく「ジュラシック・ワールド」の人たちは、
効率やお金儲けに熱心な人ばかりなんですが、
唯一、恐竜と心を通わせる恐竜訓練のプロ
オーウェンという人物が登場します。
演じるのは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の
主役スターロードを演じていたクリス・プラット。
ワイルドな中に熱いハートをもったオーウェン役に
ぴったりのキャスティングです。
実は、クリス・プラットは、若き日のハン・ソロの
冒険を描いた「スターウォーズ」のスピン・オフ映画への
主演も噂されていて、いま一番注目の若手俳優。
この「ジュラシック・ワールド」の続編にも
出演が決定しているそうなんで、しばらくは
クリス・プラット時代が続きそうですね。
この「ジュラシック・ワールド」は、
1作目では悪役として登場してきたヴェロキラプトル
(通称ラプター)が4匹登場して、
クリス・プラットと共演するシーンがあるんですが、
微妙な心の交流が描かれて見逃せないシーンになっています。
 
監督は、長編作品は2作目という新鋭コリン・トレボロウ。
これまでに、製作費7000万円という低予算のコメディ映画しか
作ったことがなかったそうですが、
サンダンス映画祭でプロデューサーを務める
スティーブン・スピルバーグに認められ、大抜擢!
いきなり総製作費150億円を超える
超大作を任されることなりました。
スピルバーグ自身が、まったく無名時代に、
大作「ジョーズ」の監督に抜擢されて、
一大ブームを起こした経歴をもつ監督。
才能のある監督を見抜く目を持っているんでしょうね。
トレボロウ監督も期待を裏切らない、
素晴らしい作品を作り上げています。
 
特に1作目の「ジュラシック・パーク」が
好きな方にはたまらない1本!
ぜひ大きなスクリーンで体験してください!
 
今日ご紹介した「ジュラシック・ワールド」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
「ジュラシック・ワールド」オフィシャルサイト
 
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「野火」

「FMK MorningGlory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、今週土曜日・8月8日から公開される
「野火」です。
 
今年は戦後70年ということで、
戦争に関する話題も数多く聞かれますよね。
映画業界も、この節目の年に、
様々な映画企画が発表されています。
 
終戦の玉音放送に関する人々を描いた「日本のいちばん長い日」。
6000人ものユダヤ人にビザを発給して、
その命を救った日本人外交官を描いた「杉原千畝 スギハラチウネ」。
名匠・山田洋次監督も、吉永小百合主演で、
長崎での原爆を描く「母と暮らせば」を製作しています。
 
今日ご紹介する「野火」も、第二次世界大戦末期の
フィリピンの戦場を舞台にしたもので、
原作は大岡昇平の小説。
戦争文学の代表作として良く知られています。
1959年には、日本映画の巨匠、市川崑監督によって
映画化されているんですが、今回、「鉄男」や
「バレット・バレエ」など世界的に評価される、
塚本晋也監督が新たに映画化しました。
 
さて、そのストーリーですが・・・、
日本の敗色が濃くなった、
第二次大戦末期のフィリピン・レイテ島。
結核にかかった田村一等兵は、部隊を追い出され、
野戦病院に送られますが、食糧不足を理由に、
病院からも受け入れを拒否されてしまいます。
行き場をなくした田村は、空腹と孤独と戦いながら
島をさまようことに・・・。
次第に彼は、精神の均衡を失っていきます。
 
塚本監督は、高校時代に読んだ小説の「野火」の印象が
強烈に残っていて、20年ほど前、本格的に映画化を企画。
海外に出資を募ったそうですが、作品の規模の大きさも
あってなかなか実現できなかったそうです。
しかし、いつかは映像化したいとずっと思い続けていたそうです。
一時期は、アニメーションでの映画化も検討した時期もあったそうです。
「鉄男」をはじめ、独特のビジュアル・イメージで有名な塚本監督。
彼らしい独特な戦場アニメーションになった可能性もありましたが、
これも実現には至りませんでした。
 
大岡昇平の親族に手紙を送り、映画化権を得たことから、
今作らなければチャンスはないと、
自ら監督・脚本・編集・撮影・製作・主演を兼ねる
自主映画として、ついに映画化をスタートしました。
 
物語の舞台となるフィリピンには、
最小限の人数でのロケを敢行しているほか、
出演者やスタッフもプロは最小限で、
ボランティア・スタッフがかなり協力しているそうです。
 
キャストは、主演の田村役を自ら演じる塚本監督以外も
個性的なメンバーが揃いました。
戦場で生き残るために狡猾に立ち回る男「安田」を、
最近は役者としての活躍が著しいリリー・フランキー。
戦場の凄味を漂わせる「伍長」役に
元「ブランキー・ジェット・シティ」のドラマー・中村達也。
戦場で豹変していく若い兵隊「永松」を、
今回オーディションで選ばれた森優作。
いわゆる「プロの役者」ばかりでないフレッシュな
キャスティングで統一されていることで、
まるで観客が、その場に居るような戦場のリアリティを
感じられるようになっています。
 
「野火」という作品は、大岡昇平の戦争体験が
元になっているので、戦場での描写はかなりリアル。
目をそむけたくなるシーンの連続ですが、
それこそが監督が伝えたい“戦争の本当の姿”でもあります。
 
日本だけでなく、海外で高く評価されている
塚本晋也監督の作品らしく、この作品は、
第71回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に
選出される栄誉を受けています。
 
余談ですが、塚本監督は来年公開になる
マーティン・スコセッシ監督の話題作「沈黙」で
重要な役どころを演じています。
江戸時代初期のキリシタン弾圧を描いた
遠藤周作の小説の映画化で、スコセッシ監督が
長年映画化を希望していた念願の作品です。
オーディションでスコセッシ監督に会った塚本監督は、
「『ツカモトって、あの映画監督のツカモトか!?『鉄男』と
『六月の蛇』が好きだよ。」スコセッシ監督に言われたそうです。
やっぱり映画は、世界の言葉、国境を越えるんですね。
 
それではここで、この映画「野火」の
塚本晋也監督のコメントをお送りします。
 
実は、今回のコメントは、時間の都合でカットした部分も
ありましてノーカット完全版インタビューを、
現在FMKのオフィシャル・サイトでポッドキャストしています。
塚本監督の映画への思いを、是非感じて下さい。
 
 
20150804.jpg
 
今日ご紹介した「野火」は、
■Denkikan
で、今週土曜日・8月8日から公開されます。
 
壮絶な戦場を見事な映像で描いた「野火」。
あなたも、劇場で体験してみて下さい。
 
なお、8月8日の公開初日には、
Denkikanで塚本晋也監督の舞台挨拶も予定されています。
詳しい情報は、Denkikan
電話096-352-2121まで、
お問い合わせください。http://www.denkikan.com/
 
以上「キネマのススメ」でした。
 
「野火」オフィシャルサイト
http://nobi-movie.com/
 
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本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

「今からでもわかる!アベンジャーズ!」

「FMK MorningGlory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日は、「今からでもわかる!アベンジャーズ!」と題して、
現在公開中の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を
中心に、「マーベル」の生み出したヒーローたちをご紹介します。
 
この「アベンジャーズ」ですが、「マーベル・コミック」の
ヒーローたちが結成したドリームチームのことです。
「マーベル」という会社は、1950年代にアメリカの人気漫画の
出版社として誕生し、さまざまなヒーローものコミック。
いわゆる「アメコミ」を生み出してきました。
経営が厳しい時期もあったのですが、2009年にディズニーの
関連会社となってからは、コミックだけでなく、
映画の分野でヒットを連発。この「アベンジャーズ」の
シリーズは、映画史を塗り替えるヒットシリーズとなっています。
 
この「アメコミ」というジャンルがちょっと日本人には
わかりにくい点もあるんですが、日本のマンガで例えるなら、
「少年ジャンプ」のようなたくさんのヒーローマンガを
擁するブランドだと考えて下さい。
つまり「アベンジャーズ」とは、「少年ジャンプ」の
「ドラゴンボール」と、「聖闘士星矢」と、
「ワンピース」と「NARUTO」の主人公たちが、
地球の危機を救うためにひとつチームを作ったようなものなんです。
ここまで、いいですか?
つまり主役級のヒーローが戦隊を組んでいる・・・
これが「アベンジャーズ」ということなんです。
 
その「アベンジャーズ」のメンバーを詳しくご紹介していきましょう。
 
チームのリーダーを務めるのは、「キャプテン・アメリカ」。
彼は、第二次大戦中に血清によって身体能力を極限まで高められたヒーロー。
氷の中で仮死状態になっていたのが現代に蘇ったという設定です。
いわゆる「アメリカの正義」を体現したような真面目なキャラです。
(長いこと眠っていたので、ちょっと現代に馴染めていないところを、
他のアベンジャーズのメンバーから突っ込まれることもあります。
いわゆるヒーローの王道・品行方正で正義感にあふれたキャラクターです。
 
その「キャプテン・アメリカ」と共同リーダーを務めるのが、
「アイアンマン」。
彼は、トニー・スタークという大富豪であり天才発明家で、
自ら開発したパワースーツをまとい「アイアンマン」として活躍します。
その性格は、女好きで夜遊び大好きの不良中年社長トニー・スターク。
「キャプテン・アメリカ」とは、正反対ですが、
ヒーローらしくないところが魅力でもあります。
今回、彼の弱い一面が原因となって、大きな事件が起こることになります。
 
もう1人の天才科学者が、ブルース・バナーという人で、
ガンマ線を浴びたことによって、怒ると緑色の巨人
「超人ハルク」に変身します。
しかし、ハルクになると暴走してしまうのが玉にキズ。
パワーに関しては、「アベンジャーズ」のメンバーでも
ナンバーワンの怪力キャラです。
「マイティ・ソー」は、北欧神話の神様がベースになっていて、
アベンジャーズ最強クラスの能力を持っています。
雷をあやつり、彼しか持つことができない
無敵のハンマーを武器として戦います。
 
単独主演映画はないのですが、重要なメンバーがあと二人。
ひとりは、「アベンジャーズ」のクール・ビューティこと
「ブラック・ウィドウ」。
あらゆる武器を扱う技術を身に着けているスーパー・エージェント。
スカーレット・ヨハンソンが演じていることもあって、
ファンの多い美人キャラクターです。
実写版「峰不二子」みたいなイメージを持ってもらうと
いいかもしれません。
 
そして、超人ばかりの「アベンジャーズ」の中で唯一、
フツーの人間であるホーク・アイ。
どんな的でも射抜く天才アーチャーです。
人間だからこその悩みも抱えていて、今回の映画の中でも、
もっとも重要な台詞を言うのが彼です。注目してください。
 
他にもいろいろと登場人物がいるんですが、主要メンバーは以上の6人。
 
それぞれのヒーローを主人公にした作品を観ていないとしても、
だいたい今言ったことを抑えておけば、
今回の作品を楽しめると思います。
ということを抑えて、最新作をご紹介しましょう。
 
今日ご紹介する「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」も、
実は去年公開された
「キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー」が
重要な伏線になっています。
「ウインター・ソルジャー」のラストで、
「アベンジャーズ」と共闘してきた秘密組織「シールド」に
「ある大きな変化」が生じます。
その状況を受けての今回の「ウルトロン」の冒頭シーンと
なっていますので、そのあたりの事情を知らないと、
ちょっとビックリする展開かもしれないオープニングシーンです。
 
タイトルにある「ウルトロン」というのは、
アイアンマンであるトニー・スタークが作った、
人工知能の平和維持システム。
彼は、自分たちの手に負えない強大な敵が来た場合を想定し、
この禁断のシステムを起動させます。
しかしウルトロンは暴走し、「究極の平和」を実現するため、
平和を脅かす唯一の存在である人類を抹消しようと、
様々な攻撃を始めます。
人類の危機にアベンジャーズは再び集まり、
ウルトロンと戦うことになりますが・・・。
 
ちなみにこの「アベンジャーズ」、
それぞれのキャラクターが全然違うのがミソで、
チームワークはあんまり良くなかったりします。
特に今回、「アイアンマン」と「ハルク」と
「キャプテン・アメリカ」の間で何かが!
このチーム内の微妙な人間関係が、アベンジャーズの
次の作品にも反映されるということですから、見逃せません。
特に、エンドクレジットのところで、
重要な伏線が披露されたりしますので。
最後まで映画館を出ないで鑑賞してくださいね。
 
と、このように、1つの映画が次の映画の重要な伏線になっている、
アベンジャーズ・シリーズ。
1つの作品として観てもいいんですが、
全体を通して観るとより楽しめるので、
夏の休暇を利用して、DVDでおさらいするのもおすすめです!
まだ、噂の段階ですが、「マーベル・コミック」の
もうひとりの大スター「スパイダーマン」も
この「アベンジャーズ」のシリーズに参戦するようです。
気になりますねェ。
 
9月19日(土)には、最新のマーベル・ヒーロー作品
「アントマン」も公開されます。この作品も、
「アベンジャーズ」シリーズとリンクしてくるんでしょうか?
もう「マーベル」作品と冠がついていると1本たりとも
見逃せないと思ってしまいますね。
これまで、この手の作品は敬遠していたあなた、
公開中の「ウルトロン」あたりが入門編としては
最適かもしれませんよ。劇場で是非体感して下さい。
 
今日ご紹介した「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
さて、ここでプレゼントのお知らせです。
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のグッズを
たくさん入手しましたので、
番組をお聴きの皆さんにプレゼントします。

kinema_IMG_0270.JPG
 
オリジナル・USBメモリー× 1
オリジナル・Tシャツ(Lサイズ)× 1
オリジナル・ノート× 1
オリジナル・キーチェーン× 1
オリジナル・コースター× 1
 
すべて「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のグッズです。
プレゼント希望の方は、
あなたの1番好きな映画のタイトルを書いて、応募してください。
(アベンジャーズ作品以外でもかまいません)
 
(宛先)
メール : glory@fmkumamoto.jp
FAX : 096-355-5200
 
(締め切り) 本日(7月28日)中
 
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」オフィシャルサイト 
 
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本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
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「イタリアは呼んでいる」

「FMKMorningGlory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、
現在公開中の「イタリアは呼んでいる」です。
 
さて、夏休みに入り、どこかへ出かける
予定の方も多いんじゃないでしょうか?
でも、行きたいけど今年は予定がないとか、
忙しくてどこへも行けない。
暇あるけど、お金がない…なんていう時、
こんな映画はいかがですか?
実際に旅行に行くと、暑かったり、人が多くて行列に
長いことならばなきゃいけなかったりすることも多々あるんですが、
映画なら大丈夫。冷房も効いてますし、
スケジュール通りに観ることができますし・・・・・・。
この映画「イタリアは呼んでいる」は、
上映時間1時間48分で、1週間のイタリア旅行がたっぷりと
体験できるという素敵な映画です。
 
というと、ドキュメンタリー映画かと思われそうなんですが、
ちょっと違います。
主演は、イギリスの人気スター2人、
コメディアンのロブ・ブライドンと、
ハリウッドでも活躍する俳優スティーブ・クーガン。
(「ナイト・ミューアム」シリーズで
ローマ帝国のオクタヴィウスを演じている人です。)
 
プライベートでも仲が良い彼らが、それぞれ本人役を自ら演じています。
本人が本人役を演じていますが、
ドキュメンタリーではなくフィクションなので、
一応ストーリーらしきものがあります。
ただ、相当のシーンで二人ともアドリブを
ガンガンかましていますので、どこまでが台本にある
フィクションでどこまでがアドリブなのか、
観ている方はどんどんわからなくなっていきます。
とっても不思議な感覚で楽しめる作品です。
近い感じでいうと「水曜どうでしょう」の
大泉洋と鈴井貴之のコンビでしょうか?
あの世界観が好きな方は絶対気に入るタッチの映画ですよ。
 
ストーリーはとてもシンプルで、
2人がグルメ・リポートの仕事でイタリアを旅するというもの。
最も北のピエモンテ州からトスカーナ、ローマ、
南のポンペイまで、オープンタイプのMINIに乗って、
一週間かけてドライブしていきます。
ブドウ畑の広がる田園から、青い海が美しい港町、
美しい古代の街並み、ゴージャスな老舗のホテルなど、
画面いっぱいに広がる風景を見ているだけで、
自分もイタリアめぐりをしているよう。
合間には、パスタにジビエ、新鮮なシーフードなど、
各地のおいしそうな郷土料理が登場し、食欲を刺激されます。
登場するホテルやレストランはすべて実在のもの。
まるでイタリアの旅行ガイドブックに載っているような
素敵なホテルやお店が次々と登場してきます。
 
これだけでも楽しいですが、
さらに面白いのが主役のスティーブとロブの会話です。
イギリスを代表するエンターテイナーであり、
無類の映画好きである2人、会話のあちこちに、
様々な映画のワンシーンや、俳優たちの物まねを差し込んできます。
たとえば、「ダークナイト・ライジング」の
マイケル・ケインのモノマネ合戦、
「ゴッド・ファーザー」のアル・パチーノ、
ロバート・デ・ニーロのモノマネ合戦などなど、
映画ファンはもちろんですが、あまり詳しくない人でも
そのモノマネっぷりはかなり笑えます。
ボクの大好きなヒュー・グラントのモノマネも相当似ていますよ。
 
アンソニー・ホプキンス、ハンフリー・ボガード、
マーロン・ブランドなどなど、とにかくちょっとスキが
あればモノマネをほりこんでくる感じです。
 
監督は、「ひかりのまち」「イン・ディス・ワールド」などで
知られるイギリスの名匠、マイケル・ウィンターボトム。
リアルなドキュメンタリータッチのドラマが得意な監督ですが、
今回は、思いっきり笑える映画に仕上げています。
ただ、繊細な人間ドラマを数多く撮っている監督らしく、
面白おかしいだけにとどまらず、
中年になり、人生の転機を迎えた男性の哀愁も、
うまく切り取っています。クライマックスでは
「ホロリ」とする展開が用意されていますので、お楽しみに!
 
映画に関する小ネタが満載の映画ではあるんですが、
そんなことはまったくわからなくても、
素敵なイタリアの風景と美味しい料理の数々で、
旅行気分に浸れること、間違いありません。
パンフレットには、モノマネなどの映画小ネタの解説が
詳しく書いてありますので、
気になる方はパンフの購入もおススメしておきます
 
夏の始まりにピッタリの、ワクワクと楽しい1本!
忙しい方ほど楽しめる映画だと思いますよ。
 
今日ご紹介した「イタリアは呼んでいる」は、
■Denkikan
で、現在公開中です。
 
「イタリアは呼んでいる」オフィシャルサイト
http://www.crest-inter.co.jp/Italy/

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「バケモノの子」

「FMK Morning Glory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の「バケモノの子」です。
 
今週から、いよいよ夏休み!
映画も夏の大作が続々と公開されていますが、
先週ご紹介したピクサーの「インサイド・ヘッド」の
ライバルになりそうなのが、日本代表のこの「バケモノの子」。
壮大な日米のアニメ対決の勝敗に映画業界が注目しています。
 
「バケモノの子」は、ポスト宮崎駿と期待される
細田守監督の3年ぶりとなる最新作です。
細田監督は、「時をかける少女」、「サマー・ウォーズ」、
「おおかみこどもの雨と雪」とクオリティの高い
アニメーションを作り続けている監督さんです。
前作「おおかみこどもの雨と雪」の時には、
この番組でもインタビューをしました。
その時のインタビューは、いまもポッドキャスト中ですので、
是非、聴いてみて下さい。
 
最初は、東映動画のアニメーターとして、キャリアを
スタートした細田監督。東映動画では「デジモンアドベンチャー」、
「ゲゲゲの鬼太郎」「ワンピース」などの作品にかかわり、
若手演出家として注目されるようになりました。
一時、スタジオジブリで「ハウルの動く城」を
映画化しようとしていた時期もあったそうです。
(のちに、この企画は宮崎駿監督によって映画化されました。)
「おおかみこどもの雨と雪」の時に、
自らのアニメーション制作会社「スタジオ地図」を設立し、
自ら企画したこだわりの作品を製作しています。
そのあたりのキャリアが、宮崎駿監督と重なる点があり、
「ポスト宮崎駿」と呼ばれるのも納得の才能です。
 
さて、その最新作「バケモノの子」のストーリーですが・・・。
僕たち人間が住む人間界とは別に、バケモノ達が住む
パラレルワールドが並行して存在する世界。
母親を事故で亡くし、一人ぼっちになってしまった9歳の少年は、
渋谷をさまよっているうちにバケモノたちが暮らす
渋天街へ迷い込みます。
そこで、剣豪のバケモノ・熊徹に出会った少年は、九太と
名付けられ、熊徹に弟子入りすることになります。
豪快で剣の腕はめっぽう立つものの、
短気で子供っぽい熊徹は、いままで弟子をまともに
育てたことがなく、教え方がわかりません。
そんな熊徹に最初は反発していた九太ですが、
熊徹のライバル猪王山との対決をきっかけに、
次第に師匠と弟子の絆が育っていきます。
修行を通じて、心を通わせるようになる熊徹と九太。
それは、まるで親子のような関係になっていったのです。
やがて成長し、青年になった九太は、
人間界と行き来できるようになり、
自分の生きるべき世界を模索しはじめます。
しかに、その事が、人間界とバケモノ界を揺るがせる
大事件の「きっかけ」になってしまいます。
完成までに3年かけたという通り、細部にまでリアリティに
こだわった映像は一見の価値あり!
最近はアニメといえば、3Dが普通になっていますが、
あえて手書きにこだわり、日本アニメの伝統を守っています。
特に、重要な舞台となる渋谷の街のディテールの細かさが
素晴らしいです。
この映画のために、スタッフは実際に渋谷の街を訪れ、
詳細なロケハンを行ったそうです。
細かな街角の様子やネオンサインなどが忠実に映像化されています。
実写映画では絶対に撮影不可能なクライマックスの
渋谷のシーンは、その実在感もあいまって、
観客がまるで渋谷に居るような
気分になるリアリティ抜群の完成度になっています。
 
背景の映像だけでは、ありません。
生活感のある細かい描写もこの作品では、
いきいきと描かれています。
熊徹と九太が、生卵を何個も使って、
「たまごかけごはん」を食べるシーンがあるんですが、
見ていてこっちも食べたくなるような豪快な食べっぷりですよ。
 
また、声優たちも超豪華!主人公の熊徹には、
演技派俳優の役所広司、少年の九太には、
前作「おおかみこどもの雨と雪」でもヒロインを演じた宮崎あおい、
青年の九太には、「寄生獣」の染谷将太、
九太に影響を与える女子高生・楓に、「海街diary」の広瀬すず、
ほかにも、リリー・フランキー、大泉洋など、
実写でもなかなかない 豪華な顔ぶれが揃っています。
どの役者さんも素晴らしいんですが、特にバケモノ界の
リーダー宗師を演じた津川雅彦さんが素晴らしかったですね!!
かわいらしい兎のよなキャラクターで、
飄々としているんだけど、実力は、誰よりも強いという
「スターウォーズ」のヨーダのような存在です。
お見逃しなく!
 
たのしいキャラクターがたくさん出てきて、
ストーリーもスピーディな展開なので、
子供はもちろん楽しめる作品なのですが、大人の目線でも、
細部まで演出された登場人物の心の交流が描かれていますので、
深く感動する作品です。世代を超えて楽しめるという点も
「ポスト宮崎駿」の面目躍如といったところではないでしょうか?
この作品で「スタジオ・ジブリ」から「スタジオ地図」の
時代が到来したのかもしれませんね。
 
少年の成長と親子の絆という、シンプルなストーリーに、
日本ならではの細かくリアルな絵が重なる、
王道のアニメーション!
この夏見逃せない1本ですよ!
 
今日ご紹介した「バケモノの子」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
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で、現在公開中です。
 
「バケモノの子」オフィシャルサイト
 
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「インサイド・ヘッド」

「FMK MorningGlory」
毎週火曜日にお送りしています「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、来週、7月18日土曜日から公開される
「インサイド・ヘッド」です。
 
世界初のフルCG長編アニメ「トイ・ストーリー」をはじめ、
「カーズ」「モンスターズ・インク」など数々の大ヒット作を
世に送り出して来たピクサー・アニメーション・スタジオ。
2001年から制定されたアカデミー賞長編アニメ部門でも、
これまで7作品が受賞するという快挙を成し遂げて、
いまやアニメといえば「フルCG・3Dアニメ」が当たり前、
2Dのセルアニメが中心なのは、日本ぐらいになってしまいました。
そのくらい、ピクサーの作った作品が、
映画業界を大きく変革したということですね。
 
そのピクサーの最新作であり、長編アニメ20周年を記念する作品が、
今日ご紹介する「インサイド・ヘッド」です。
 
熱帯魚の親子や、擬人化した車、頑固なおじいさんなど、
これまでには、あまり主役として描かれなかった
キャラクターを主人公にして、
アニメーションの新たな境地を切り開いてきたピクサーですが、
今回の主役は、これまでの作品と比較してもかなりユニーク!
なんと、人間が持つ感情が主人公になり、
頭の中で大冒険を繰り広げるんです!
 
さて、その感情を持つのは、11歳の女の子・ライリー。
ミネソタの小さな町で、明るく幸せに育ったライリーでしたが、
父親の仕事の都合で、都会のサンフランシスコに引っ越してきます。
新しい生活に慣れようとするライリーの頭の中の司令部では
「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」
「ビビリ」の5つの感情が彼女を幸せにしようと奮闘していました。
ところがあるアクシデントから、「ヨロコビ」と
「カナシミ」が司令部の外に放り出されてしまいます。
大切な2つの感情を失ってしまったライリーは、
まったく笑わなくなってしまい、心が壊れてしまう寸前の大ピンチ!
果たして「ヨロコビ」と「カナシミ」は元の司令部に戻り、
ライリーに笑顔を取り戻すことが出来るのでしょうか?
 
監督は、「モンスターズ・インク」や
「カールじいさんの空飛ぶ家」のピート・ドクター。
そして共同監督として、これまでのピクサー作品の
ストーリーアーチストをつとめていたロニー・デル・カルメン。
初の長編アニメ監督をつとめています。
この「インサイド・ヘッド」の企画は、ピート・ドクター監督が、
自分の娘の思春期の感情の変化を見て、思いついたんだそうです。
心と感情がテーマなんて、ちょっと難しそうですが、
そこはさすがのピクサー。
冒険あり、ほろりとさせる感動ありの、
素敵なエンターテインメントに仕上がっています。
観た後には、ちょっと人に優しくなれる。そんな1本ですよ!
 
ピクサー作品は、吹き替えのクオリティが高いことでも有名です。
「トイ・ストーリー」の唐沢寿明と所ジョージ。
「モンスターズ・インク」の石塚英彦、田中裕二。
「ファインディング・ニモ」の木梨憲武と室井滋。
どの作品も、声優本業の人でなくて、
有名な俳優や芸人を起用しているんですが、
キャラクターの雰囲気と声がぴったり合っていて、
見ていて違和感がないのが特徴です。
人気だけでなく、実力もないと、
ピクサー作品の声優はつとまらないということですね。
 
今回の日本語版声優は、ヨロコビ役に竹内結子、
カナシミ役に大竹しのぶがキャスティングされています。
これまでのピクサー作品の中でも、最もクオリティの高い
日本語版という評判も出るほどの見事な完成度。
さらに、サブ・キャラとして登場するビンボン。
(ライリーの空想上の友達という設定の全身ピンクの象みたいなキャラクター)
声を担当するのは、最近の人気ドラマに必ず
キャスティングされている個性派俳優・佐藤二朗。
昨年大ブームとなった「アナと雪の女王」でも、
サブ・キャラの雪だるま・オラフが超人気になりましたが、
このビンボンは、ひょっとしてそれを越える人気になるかもしれません。
かなり笑わせるキャラクターなんですが、
クライマックスでは、涙なしには観られない
感動的シーンを演出してくれます。お楽しみに!
 
ピクサー作品にお馴染みの短編作品が今回も本編前に上映されます。
今回は、ハワイの美しい海を舞台にした
「ひとりぼっちの火山」の物語。
題して「南の島のラブソング」。
こちらも実に楽しい作品ですので、お見逃しなく!
 
ちなみに、ピクサーは、この後、恐竜を主人公にした
「グッド・ダイナソー」という作品や
「ファインディング・ニモ」の続編「ファインディング・ドリー」。
そして「トイ・ストーリー4」も製作中だとか。
楽しみですねぇ!!
 
今日ご紹介した映画「インサイド・ヘッド」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
で、来週、7月18日土曜日から公開されます。
 
「インサイド・ヘッド」オフィシャルサイト
 
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本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

映画「リアル鬼ごっこ」グッズプレゼント

 
2001年に発表された小説「リアル鬼ごっこ」
 
全国の佐藤さんがいきなり狙われるという斬新な設定が話題となり、
発行部数200万部を超えるベストセラーとなりました。
これまで5作の映画版が作られていますが、
今回、まったく新しい設定で「リアル鬼ごっこ」が映画化されました。
 
今回のターゲットは、全国のJK=女子高生。
脚本・監督をつとめたのは、国内外の映画祭で多数の賞を受賞し、
ヒット作を連発して、いまノリにノッている園子温監督。
なんと今年3本目の新作映画です。
 
出演は、トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜など
フレッシュな女優陣。
実はこのキャスティングには
あっと驚く仕掛けがありますのでお楽しみに。
 
映画「リアル鬼ごっこ」、熊本では、
シネプレックス熊本、TOHOシネマズ光の森で7月11日(土)公開です。
 
「FMK MorningGlory」では、
この映画「リアル鬼ごっこ」の公開を記念して、プレゼントを用意しました。
 
映画の「オリジナルTシャツ」を1人に
「クリアファイル」を5人にプレゼントします。
 
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「Tシャツ」か「クリアファイル」か、希望のプレゼント名と
あなたの住所、氏名、電話番号、
そして一番好きな映画のタイトルを書いて、
 
(宛先)
メール : glory@fmkumamoto.jp
FAX : 096-355-5200
 
(締め切り)本日(7月7日)中
 
「FMK MorningGlory」から
映画「リアル鬼ごっこ」プレゼントのお知らせでした。
 
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