« 名前のヒミツ | メインページ | アーカイブ | 旅するこころ »

キネマのススメ

「こっぱみじん」

 
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。

今日ご紹介する映画は、「こっぱみじん」です。
出演者の一人、熊本出身の今村美乃さんに
電話でお話を伺いました。
 
Q① ご出演の方のお名前と職業・所属を教えて下さい。
 
名前:今村美乃  (いまむらよしの)
 
ホームページ:http://ces-ent.com/
 
Q② 映画「こっぱみじん」についての基本情報を教えて下さい。
 
監督 田尻裕司
出演者 我妻三輪子、中村無何有、小林竜樹、今村美乃、
はやしだみき、高瀬アラタ、佐々木ユメカ、吉田芽吹
 
 
Q③ 映画「こっぱみじん」について簡単なストーリーを紹介してください。
 
20歳の美容師・楓(我妻三輪子)は目標もなく、
彼氏とも惰性で付き合っている。
ある日、初恋の相手である幼なじみの拓也(中村無何有)が
6年ぶりに街に帰ってきた。
あたたかく励ましてくれる拓也に、楓は惹かれていく。
楓の兄・隆太(小林竜樹)とその婚約者・有希(今村美乃)と、
四人で楽しい日々が続いた。
しかし有希の妊娠が別の男性の子供だとわかり、
我を忘れて怒る拓也。楓は拓也の兄への思いを知ってーー。
 
bamen8.jpg
 
bamen23.jpg
 
nihon postar.jpg
 
Q④ 映画「こっぱみじん」熊本上映会について詳細を教えてください
 
日時11月8日(土)開場18:30上映19:00
場所くまもと森都心プラザプラザホール
料金一般:前売り1000円、当日1200円
大学生以下:前売り800円、当日1000円
問い合わせ先・チケット予約
冒険王 03-6272-3065 / info@bouken-ou.com
託児あり要予約 500円
予約:近藤 ubuya0218@yahoo.co.jp
 
上映終了後、今村美乃さんと田尻監督による
舞台挨拶とサイン会あり(サイン会はパンフレット購入者限定)
 
Q⑤ 映画「こっぱみじん」の撮影時のエピソードなどあればお願いします。
 
撮影時にスタッフの方、出演者が桐生の町で共同生活
(男女は別でしたが…)をしていて、人間関係もかなり濃密に
作ることができたと思います。
主演の我妻さんとはふすまを挟んで隣の部屋で
寝泊まりしていましたので、撮影が終わった後にテレビを
見ながら話をしたり、朝ご飯をリビングで一緒に食べたり
普段の映像作品よりも共演者の方との距離が近く、
また現場とのオンオフなども見ることができ、貴重な経験でした。
ほかの共演者の方とは、お芝居の相談や話は
ほとんどしませんでしたが、とても自然体に役としての
接し方をしてくださって、日常を切り取ったような
映画が出来上がったと思います。
 
Q⑥ 映画「こっぱみじん」の見所などあればお願いします。
 
自分が出演しているシーンで好きなのは、楓が有希の裏切りを
知って咎めにくるシーンです。有希の台詞「何もかも望み通り
手に入るわけないじゃん」を受けての楓の表情が、
台本を読んでいるだけではわからなかった、
「自分の概念がこっぱみじんに覆される」時の人間って
こんな顔するんだ…。という発見のあったシーンです。
そのほかには、桐生の川沿いを楓と拓也が自転車で
走っているシーンは熊本に住んでいたころ
好きな男の子と自転車を漕いでいたことを思い出して、
胸がキュンキュンしました。皆さんが経験したことのある
等身大のなにげない幸せな情景が映っていると思います。
 
Q⑦ 今村美乃さんへ質問です。
俳優になったきっかけなどあればお願いします。
 
熊本のPARCOのポスターモデルに街中で声を
掛けていただいたのが、被写体としてのデビューです。
俳優としては小栗康平監督の映画「埋もれ木」の
オーディションのキャスティングの方が熊本に来ていて、
街中で私の友人に誰かいないか聞いたそうで、
私の名前が出て、そのオーディションが不合格だったのですが、
そのきっかけで始めました。今年で活動時代は10年になりました。
 
Q⑧ これまでの活動の中で、最も印象深いエピソードをお願いします。
 
11月1日に放送される「ナースのお仕事再会篇」に
出演しているのですが、12年ぶりに復活する超人気
ドラマシリーズということで、現場の雰囲気、キャストの方、
スタッフの方、皆さんの意気込みの凄さを肌で感じました。
あまりの集中力の高い現場に息を吸うことも忘れるほど緊張し、
マネージャーさんに「顔が固まってるよ!!」と
突っ込まれました…!役どころなど是非放送をご覧いただいて、
楽しんでいただけると嬉しいです。
そして、今月号のmocosの表紙モデルをさせて頂いております、
とても久しぶりの熊本の雑誌での表紙とインタビューということで、
10年活動していて少し成長した姿を見て頂けているようで、
本当にうれしいです。高校の先生や、
友達からもたくさんメールもらいました。
阿蘇の親戚は隣町まで買いに行ったよ!と
とても喜んでくれています。
 
 
Q⑨ 今後の活動予定、お知らせなどあれば教えてください。
 
映画「こっぱみじん」は平凡だけど心にじわっと染みる、
とても身近な作品です。好きになってもらえたらとてもうれしいです。
今後の活動ですが、自身初めて九州で舞台に出演致します!
福岡なので、少しご足労をおかけするのですが、
11月29日(土)・30日(日)に西鉄ホールという所で
1日2回公演致します。私はヒロインの役どころです。
是非是非劇場にお越し下さい!
水木英昭プロデュース10周年記念公演
「レイジーミッドナイト」福岡公演11月29日(土)・30日(日)
於:西鉄ホールチケットのご予約は
今村美乃HPのメールからお申込みください。
 
映画「こっぱみじん」オフィシャルサイト
http://koppamijin.com/
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 
 

「ぼくを探しに」

 
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の「ぼくを探しに」です。
 
さて、朝晩もだいぶ涼しくなり、
熊本もずいぶん秋めいてきました。
秋と言えば芸術の秋!この作品「ぼくを探しに」は、
今の季節にぴったりのパリのお洒落な香りがするような1作です。
 
この映画の監督は、シルヴァン・ショメ。フランスを代表する
アニメーション作家で、2002年に発表した
「ベルヴィル・ランデブー」と2010年の「イリュージョニスト」では、
アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされるなど、
世界的に高い評価を得ているヨーロッパ・アニメ界の巨匠です。
今回の「ぼくを探しに」は、そんな彼が初めて手掛けた
長編 実写映画 なんです。
 
アニメと実写の両方を作る監督というのは、
かなり珍しい存在ですが、これまでも何人かの監督が
チャレンジしていますが、
両方を成功させるのはなかなか難しいようです。
「アリス・イン・ワンダーランド」
「チャーリーのチョコレート工場」などのヒット作がある
ティム・バートン監督は、もともとディズニーのアニメーターだったので、
実写映画を監督しても、どこかアニメーションのような
カラフルさがあります。
日本だと、巨匠・市川崑監督が、昔アニメーターだったという
キャリアがあります。有名な絵コンテは、
まるで漫画のような達者タッチだったそうです。
 
「ぼくを探して」のショメ監督は、アニメーション界で
リスペクトを集める巨匠です。あのジブリの高畑勲監督も
ショメ監督の才能を絶賛していて、
ショメ監督の作品の日本版DVDはスタジオ・ジブリ・ライブラリーから
リリースされています。
そんなショメ監督が実写にチャレンジしているということで
世界的に注目されたのが、この「ぼくを探しに」です。
 
物語の主人公は、ピアニストのポール。
幼いころに両親を亡くしたショックから
言葉を発することができなくなり、孤独な日々を送っていました。
そんなある日、ポールは同じアパルトマンに住む謎めいた女性、
マダム・プルーストに出会います。
彼女がいれる、記憶を呼び覚ます不思議な
ハーブティの力を借りて、ポールは失われた
記憶をたどることになるのですが・・・。
 
この映画のプロデューサー・クローディ・オサールは、
日本でも大ヒットした「アメリ」のプロデューサーです。
今回の「ぼくを探して」は、男の子版「アメリ」とも言える作品で、
豊かなビジュアル・イメージに加えて、美味しそうな食べ物も
たくさん登場してきます。「アメリ」では、
クレーム・ブリュレが日本でも大ブームになりましたが、
この映画で登場するのは、「シューケット」。
ティータイムに欠かせないフランスを代表する庶民的お菓子です。
不思議なハーブティのシーンで何度もこのお菓子が
登場してきますので、注意して観てくださいね。
 
もちろん、お菓子のシーンだけでなく、
ダンスシーンやミューカルシーンなど、
映像はとてもカラフルで個性的です。
夢の中で繰り広げられる、ファンタジックな
ミュージカルやカエルの楽団などはもちろん、
アパルトマンのインテリアや衣装など、細かな部分も楽しめます。
何度も読み返したくなるような良質な絵本のような作品です。
 
かわいいだけじゃない、ちょっとほろ苦さもありながら、
観る人を幸せにしてくれる映画です!
 
今日ご紹介した映画「ぼくを探しに」は、
■Denkikan
で、現在公開中です。
 
「ぼくを探しに」オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

 
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
 
今年、公開になった映画の全米トップは、
このコーナーでも以前紹介した
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」だったんですが、
誰も破れないとおもっていたこの映画の記録をあっさり更新。
今年最大のヒット作となったのが、
この「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。
全米での興業収入はすでに300億円を突破、
全世界ではすでに500億円を突破するという
とんでもない大ヒットを記録。
「アイアンマン」や「アベンジャーズ」など、
たくさんのヒット作を生み出している
マーベル・スタジオの最新作です!
マーベルといえば、「スパイダーマン」とか、
「ハルク」とか、「マイティ・ソー」など
様々なアメコミ・ヒーローでおなじみですよね。
 
この「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」も、
“銀河の守護者たち”というタイトルの通り、
ヒーローが活躍する映画なんですが、
普通のヒーローものとはちょっと違います。
というのも、主人公をはじめチーム全員が、
すべて脛に傷もつ前科もちの「おたずねもの」
しかも、そのほとんどが人間じゃないんです!
 
主人公のピーターは人間で、宇宙中のお宝を盗みまくる
トレジャーハンター、別名スター・ロード。
その仲間は、メカに強くて凶暴な性格のアライグマのロケットと、
怒ると手が付けられなくなる樹木型ヒューマノイドのグルート、
緑の肌に赤い髪を持つ美しい暗殺者ガモーラ、
そして復讐に燃える破壊王ドラックス。
この型破りなヒーローたちが、宇宙の秩序を乱し、
銀河を混乱と滅亡に陥れようとする
闇の存在に立ち向かっていきます。
 
今までにない、宇宙で最も凶暴なチームが
ヒーローとなったこの映画、先ほど紹介したように
全米で今年ナンバーワンの大ヒットを記録、
しかも観客の多くはティーンや女性など、
普段アクション映画を見ない人たちで、
ちょっと珍しい現象を起こしているんです。
ヒットの理由は、何といっても作品の評価の高さ。
全米映画批評家サイト
「RottenTomatoes」(ロッテン・トマト)では、
驚異の作品満足度93%を獲得しています。
これがどのくらい凄い数字かというと、
2014年公開作品の中で大ヒットした
「トランスフォーマー/ロストエイジ」は満足度わずか18%、
リブート版のハリウッド「GODZILLA」ですら73%という数字です。
これだけ辛口のサイトでの93%の満足度というのは、
相当面白くなければ獲得できない数字です。
「アイアンマン」を演じ、いま最もヒットに近い男と
言われるロバート・ダウニーJr.も、この映画を観て、
「マーベルの中で最も素晴らしい作品だよ!」と
絶賛しているほどです。
 
私なりにこの映画のヒットの要因を分析してみますと、
やっぱり登場人物のキャラクターの魅力だと思います。
ひとりひとりがスーパーヒーローだった「アベンジャーズ」と違って、
「ガーディアンズ」のチームは、かなり性格的に
問題ある人物ばかりです。
実際、映画の中盤までは失敗の繰り返しです。
そんな彼らが自分たちの欠点をかばい合って、
大いなる敵に立ち向かっていく姿に
観客は喝采を送ったんではないでしょうか?
この「チームが団結して大仕事を成し遂げる」って、
日本人の最も好きなパターンじゃないでしょうか?
「忠臣蔵」の昔から時代劇では定番の展開ですし、
最近で言えば「ワンピース」や「ルパン三世」なんかも、
この「チームが団結して大仕事を成し遂げる」のパターンですね。
ドタバタものかと思って観ていると、映画のクライマックスで
一致団結をして、まさに燃える展開になるっていう
まさに映画の王道を行っている映画です。
アライグマのロケットを中心にした宣伝が、
ちょっと安っぽいコメディ映画の雰囲気なんで、
油断して観ていると、最後には涙なしには
観られない展開になりますので、お楽しみに!
 
この映画の完成度の高さを、ある映画評論家は
「『スターウォーズ』以来最も完成度の高い宇宙活劇」と
言っています。確かに、脚本の見事さ、
たくさん登場してくる登場人物のキャラの描きこみ、
アクションシーンの壮大さ・・・・・どれをとっても
「スターウォーズ」に匹敵する
エンターテイメントの傑作と言えると思います。
 
さらに、もうひとつ追加するとすれば、
映画のあちこちで流れてくる70年代を中心にした
音楽もストーリーをグッと身近に感じさせてくれるポイントです。
主人公のピーターは、子供のころ宇宙人に拉致されたという
過去があって、その時持っていたウォークマンを
大切にして聴いているという設定です。
そのため、70年代のヒットナンバーが劇中に
ガンガン流れるという演出が何度も登場してきて、
それがこの映画独特のテイストを醸し出しています。
サントラも大ヒットしていて、
サントラ盤がビルボードの1位を記録しています。
このサントラには新曲は1曲もなく、70年代の曲だけで
構成された内容。そんなサントラが1位を記録するなんて
ビルボードの歴史でも初めてのケースだそうです。
確かにこの映画を観るとサントラ盤欲しくなりますよ。
 
いつものマーベル映画とはひと味違う1本。
SFやアクションはあまり見ないという方も、
ぜひその面白さを確かめてください!
 
今日ご紹介した映画
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は、
■TOHOシネマズ光の森
■TOHOシネマズはません
■TOHOシネマズ宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
ここでプレゼントのお知らせ
映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の
Tシャツとステッカー・リール
(小さなステッカーがテープ状になったもの)をセットで
お一人の方にプレゼント
 
GOTG_RocketTshirt_flip up.jpg
 
GOTG_StickerRoll.jpg
 
(宛先)
E-Mail : glory@fmkumamoto.jp
FAX : 096-355-5200
 
(締め切り)
本日(9月16日)中
 
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

舞妓はレディ

 
毎週、わたくし松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています「キネマのススメ」。
今日ご紹介するのは、9月13日(土)公開「舞妓はレディ」 。
数々のヒット作を生み出してきた周防正行(すお・まさゆき)監督、待望の最新作です。
舞妓が1人しかいないという悩みを抱える京都の花街(かがい)の老舗のお茶屋に、どうしても舞妓になりたいと突然現れた少女・春子。
言語学者の「センセ」の計らいで、春子は、舞妓見習いになり、唄や踊り、慣れない言葉遣いなどに苦戦しながら一人前の舞妓を目指すことになるのですが・・・・・
 
今日は、キャンペーンのため熊本にいらっしゃった
周防正行監督、主演の上白石萌音(かみしらいし・もね)さんへのインタビューをオンエア。
 
 
実は、今回のインタビューは、時間の都合でカットした部分もありましてノーカット完全版のインタビューを、
現在FMKのオフィシャル・サイトでポッドキャストしています。
撮影の苦労話など是非聴いてほしいエピソードが満載です。
 
この映画「舞妓はレディ」 は、
 
TOHOシネマズ はません  
TOHOシネマズ 光の森  
TOHOシネマズ宇城 
シネプレックス 熊本  
イオンシネマ熊本
 
で、9月13日(土)公開です。
 
映画「舞妓はレディ」オフィシャルサイト  http://www.maiko-lady.jp/
 

-----

本日オンエアのこのコーナーのノーカット版インタビューをポッドキャストで配信中。
 
詳しくはここ↓
 
 
 

「LUCY/ルーシー」


毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
今日ご紹介するのは、現在公開中の「LUCY/ルーシー」です。

「ニキータ」や「レオン」、「フィフス・エレメント」などで
強くクールなヒロインを描き出してきた、リュック・ベッソン監督。

アート志向の作品が多いフランス映画界にあって、
一貫してエンターテイメント志向を貫く映画監督として
有名なリュック・ベッソン監督。

自らの映画会社「ヨーロッパ・コープ」では、
監督作品以外にも「TAXI」や「トランスポーター」などの
ヒットシリーズを生み出した有能なプロデューサーでもあります。

そんなリュック・ベッソン監督が、いま最もセクシーな
女優と言われるスカーレット・ヨハンソンと組んで作り上げた
新たな女性アクション映画が、この作品「LUCY/ルーシー」です。

この映画のポイントとなるのは、脳。
みなさんは「人間の脳は10%しか機能していない」という
説を聞いたことがありませんか?

この映画のヒロイン・ルーシーは、マフィアの闇取引に巻き込まれ、
ある出来事をきっかけに、眠っていた脳の機能が覚醒していきます。

覚醒率がアップしていくごとに、ルーシーは人知を超えた能力を獲得。

しかし次第に脳の暴走についていけず、
分自身さえコントロールできなくなっていきます。

最初は、数時間で中国語をマスターするぐらいだったのが、
どんどん超人化していって、映画の後半になるにしたがって
超現実的な能力を身に着けていくんですが、
その脳の進化のたびに、ルーシーのキャラクターを
演じ分けているのが、さすがの大物女優スカーレット・ヨハンソンです。

リュック・ベッソン監督の作品に登場するヒロインは、
無垢で弱い存在として登場するんですが、映画の進行につれて、
心身ともにパワーアップする主人公が多いんです。

「ニキータ」や「レオン」のマチルダ、
「フィフス・エレメント」のリール―、史実を題材にとった
「ジャンヌ・ダルク」もそういうキャラクターでした。
このあたりにリュック・ベッソン監督の理想の女性像が
垣間見えているような気がします。
今回のルーシーはその究極版とも言えそうです。

リュック・ベッソン監督と言えば、
もうひとつよく言われるのが、「中学生感覚」です。

本当のフランスの中学生はもう少し大人っぽいのかも
しれませんが。まるで、日本の中学生の男の子が
思いついたのようなお話。そんな単純明快なストーリーを
圧倒的映像感覚で描いてみせる映画が多いと言われています。

泣き虫の女の子が殺し屋になる・・・・・とか、
タクシー運転手が世界の滅亡の鍵をにぎる
女の子と出会う・・・・・・とか、リュック・ベッソン監督は、
子供のころからそんなストーリーを夢見ていた少年だったようです。

そんな少年の夢を実現したような映像の力強さが
世界中の「中学生魂」を持った映画ファンに
共感されているのかもしれません。

この映画の「脳は10%しか使っていない」というのも、
現在の脳科学的に言うと、かなり違っているらしいのですが、
中学生の妄想だと思えば、それもあり!ってことでしょう。

特に、今回の映画では、クライマックスに、
日本の「ある有名アニメ」から影響を受けたと思われるシーンが
ものすごいビジュアルで展開しますのでお楽しみ!!
「中学生魂」もここまで来るとリスペクトですね!!
ヒントは、大友克洋とか押井守です。

劇中にかならず、カーチェイスが入るところなんかも、
「中学生魂」の ゆえん かもしれません。
今回ももちろんありますカーチェイス!!

「アベンジャーズ」で、華麗なアクションを披露していた
スカーレット・ヨハンソンですが、今回は、カーアクションだけでなく
迫力満点のガンアクションも披露してくれます。

これまでのリュック・ベッソンのヒロインたちの強さに、
彼女の持ち味であるセクシーさが加わって、かなり魅力的です。

また、ルーシーを救おうとする脳科学者をモーガン・フリーマンが
演じていて、随処に挿入されるこの科学者の解説が、
荒唐無稽な物語に説得力あるリアリティを与えています。
さすがのアカデミー俳優です。モーガン・フリーマンが解説すると、
相当に怪しい学説も信憑性が出てくるから不思議!!

この映画、全米では7月25日に公開され、
全米ナンバーワンに輝いています。
週末3日間だけで4400万ドルの大ヒットを記録し、
リュック・ベッソン作品では歴代1位のスタートダッシュを見せています。

セクシーな女優と渋いバイプレイヤー、
さらに圧倒的ビジュアルのスぺクタクル映像。
あっと驚く結末を、ぜひスクリーンで確かめてください!

今日ご紹介した映画「LUCY/ルーシー」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。

「LUCY/ルーシー」オフィシャルサイト
http://lucymovie.jp/

-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 
 

「ジゴロ・イン・ニューヨーク」

毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の
「ジゴロ・イン・ニューヨーク」です。
 
この映画は、コーエン兄弟やスパイク・リー監督の
映画の常連俳優として知られる個性派俳優のジョン・タトゥーロ。
1991年の映画「バートン・フィンク」では
カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞したこともある彼、
最近は「トランスフォーマー」シリーズでコメディタッチの
演技で政府の秘密組織のエージェントを演じています。
そんな個性派俳優の彼が、
今回、主演・脚本・監督をつとめている作品です。
さらにもうひとつ注目すべきポイントは、
なんとウディ・アレンが、自分の監督作以外では
14年ぶりに俳優として出演しているんです。
 
舞台はニューヨーク。
倒産寸前の本屋の店主・マレーは、
危機を乗り越えるために、友人のフィオラヴァンテを
ジゴロに仕立て上げ、それでビジネスをすることを思いつきます。
要は、「男版売春婦」なのですが、このジゴロは、
セックスを売り物にするそこらのマッチョなジゴロと
まったく違っていました。
女性の心に寄り添うクールでやさしいジゴロだったのです。
意外にもクールでダンディなジゴロぶりが好評で、商売は大繁盛!
そんな中、フィオラヴァンテは、お客として出会った
敬虔なユダヤ教の未亡人アヴィガルと恋に落ちてしまいます・・・。
 
本屋の店主・マレーを、ウディ・アレン。
監督をつとめるジョン・タトゥーロが、ジゴロを演じています。
ジゴロというと、2枚目俳優が演じることが多かったんですが、
お世辞にもカッコいいとは言えないタトゥーロが演じているのがミソ。
対する女性陣は、お客の女性医師にシャロン・ストーン、
ユダヤ教の未亡人には、フランスの小悪魔ヴァネッサ・パラディ!
長いことジョニーデップのパートナーとして、
おしどりカップルだった彼女。二人の間には
2人の子供がいたのですが、2012年に破局。
バネッサは女優として本格活動をすることになります。
国際的スターの彼女ですが、英語を話す役は、
今回が初だったそうです。今回、戒律の厳しい
ユダヤ教の未亡人の役を演じているのですが、
アメリカ人には出せない不思議な雰囲気をだしていて、
これはキャステングの勝利と言えそうです。
その他、個性的なキャストたちが、
経験を重ねた大人ならではの、
味のあるやりとりを見せてくれます。
 
最初にジョン・タトゥーロがこの物語を思いついたのは、
友人とのランチの席。
即興で思いついた話があまりに受けるもので、
そのアイディアを何人かの友人に話して聞かせたところ、
その中にウディ・アレンを担当している理容師がいたそうです。
ウディ・アレンはこの物語をとても気に入り、
ジョン・タトゥーロに連絡をとってきたそうです。
それからジョン・タトゥーロが脚本を書き、
ウディ・アレンがアドバイスするという形で
ストーリーを練り上げていったそうです。
時間をかけて練り上げた物語だけあって、
登場人物のキャラクターが、どれも奥深くて実に面白い映画です。
 
特に主人公のジゴロの行動が細部にわたって
細かく演出されています。
決してイケメンではない彼の行動が、
女性の心をつかんでいく様子は、
とても面白くロマンティックです。
女性の観客は、理想の男の姿を観るでしょうし、
男性の観客は、「こういう風な行動がモテるんだ!」と
わかることでしょう。
 
大人の恋愛マニュアルとしても、
かなりハイテクニックが満載の映画です。
例えば、主人公のジゴロは、花屋でバイトしているので、
お客の女性のところに「花束」を持っていくんですが、
これが日本の生け花風の花束なんですね。
イケメンじゃない男だからこそ、この「花束」が
ロマンチックに見える。計算じゃなくこういう行動が
自然とできる主人公がモテるのは当然でしょうね。
日本人だと照れてしまうような行動もサラッとやれるのが
モテる極意なのかもしれません。
 
また、映画には、ニューヨークの素敵な場所が
たくさん登場してきます。ウディ・アレン演じるマレーが
経営する希少本専門の本屋さん、
ジゴロが昼間にバイトするお洒落な花屋さん、
ジゴロのお客さん達が住んでいる超高級マンションなどなど。
観光地的な場所は出てきませんが、
ニューヨーカーの生活が垣間見えるような
素晴らしい景色がたくさん登場してきます。
 
そして、この映画のもう1つの見どころが音楽。
ジャズが好きというタトゥーロが、
脚本を書く時によく聞いていたという曲が
本編でも使われていて、
映画の小粋な雰囲気を演出しています。
 
秋の入り口にピッタリの、
笑えてちょっと切ない、大人のラブストーリーですよ!
 
今日ご紹介した映画「ジゴロ・イン・ニューヨーク」は、
■Denkikan
で、現在公開中です。
 
「ジゴロ・イン・ニューヨーク」オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 
 

「めぐり逢わせのお弁当」

 
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、今週土曜日、8月23日から公開される
「めぐり逢わせのお弁当」
 
今回ご紹介するのは、最近日本でも
新たなブームの兆しを見せているインド映画です。
この作品、2013年のカンヌ国際映画祭の批評家週間で
観客賞を受賞し、フランスやドイツなどヨーロッパで
異例の大ヒットを記録、いわば最新型のインド映画です。
 
インド映画というと、歌とダンスで盛り上げる、
ミュージカル仕立ての派手なエンターテイメントを
思い浮かべる方も多いと思います。
1998年には「ムトゥ踊るマハラジャ」が日本でも大ヒット。
多くの映画ファンがインド映画の面白さを知りました。
勧善懲悪のストーリーと豪華なセットや衣装など、
異国情緒満載の面白さで「マサラ・ムービー」という
流行語も生まれたりしました
 
ただ、インド映画はその後も進化を続けていまして、
2008年には、イギリス映画でありながらオール・インドロケを
行ったインドとイギリスのハイブリッド映画
「スラムドッグ・ミリオネア」がアカデミー作品賞を受賞。
世界中がインド映画に注目し始めました。
その後、インド映画史上最大のヒットを記録した
「きっとうまくいく」が登場。昨年日本でも公開され
スマッシュヒットを記録。新しいインド映画の潮流が
起きていることを多くの映画ファンが知りました。
「めぐり逢わせのお弁当」は、まさにそんな
ムーブメントの中で誕生した、これまでのインド映画とは、
まったく違う、人の心の機微を見事に描いた
素敵なインド映画です。
 
映画のテーマとなっているのは、
タイトルにもなっている“お弁当”。
舞台となっている、インドの大都市・ムンバイの
オフィス街には、ランチタイムに“ダッバーワーラー”と呼ばれる、
お弁当配達人という職業があります。
もともとインドには、調理した暖かい食べ物を
三食食べるという文化があり、
家庭の主婦が夫のために作ったお弁当を届ける
配達人の仕事が発達したんです。
ダッバーワーラーと契約しているのは現在、
東京の渋谷区の人口と同じくらいの20万人ほど。
ダッバーワーラーは毎日、この20万人全員の家から
お弁当を集め、職場に届け、空になった容器を家庭に戻します。
20万個×1日2往復×月25日で、なんと1か月で
1000万回もダッバーワーラーが行ったり来たりするのです。
しかもその正確さは驚異的で、配達ミスの確率は、
たった600万分の1だというんですからすごいですよね。
 
映画は、このきわめて珍しい配達ミスが
起こったことから始まります。
主婦のイラが作ったお弁当が、夫ではなく
見ず知らずの男性に届いてしまうんです。
お弁当を受け取ったのは、妻に先立たれ、
早期退職を間近に控えた独身のサージャン。
帰宅した夫の反応から別人に弁当が届いたことを
知ったイラは、翌日弁当に手紙をしのばせ、
弁当を通じた2人の文通が始まります。
 
スマホ全盛のこの時代に、文通でお互いを知っていく
古風なストーリーは、とても新鮮でロマンチック。
退職を控えた初老の男性と、子供のいる主婦という
恋愛には程遠い2人の話だけに、
このノスタルジックな設定が似合っています。
しかも、展開の速いイマドキの恋愛とは違って、
会いそうでなかなか会わない、じれったさも良いところ。
そして、なにより様々な料理が登場する
お弁当の中身も注目してほしいところです。
インド料理というと「カレー」をすぐに思いつきますが、
ほかにもいろいろな料理があることを知ることができます。
このお弁当が実に美味しそうに撮影されています。
映画を観終わった後は、インド料理が食べたくなるかもしれませんよ。
 
監督・脚本を担当したのは、この映画の舞台となる
ムンバイ出身のリテーシュ・バトラ監督。
当初、ダッバーワーラーを題材にした
ドキュメンタリー映画を準備していたそうですが、
数多くのダッバーワーラーにインタビューしていくうちに、
この映画の元となるストーリーを思いついたそうです。
撮影まで5年の準備期間を経て、完成したこの作品が
ヨーロッパをはじめ世界中で大ヒット。
インド映画界の新しい才能として注目されています。
 
登場人物の心の動きがとても丁寧に描かれているので、
ちょっと昔の日本映画のような感覚もある作品です。
まるで、往年の小津安二郎監督の映画のような、
静かな中に心の動きが美しくに描かれている
・・・・・そんな映画です。
インド映画をこれまで観たことのない人にも、
おススメの1作「めぐり逢わせのお弁当」
この映画を観ると、インドに行ってみたくなったり、
誰かにお弁当を作ってあげたくなったりする・・・・・・、
そんな心に染み入る1作となっています。
 
今日ご紹介した映画「めぐり逢わせのお弁当」は、
■Denkikan
で、今週土曜日、8月23日から公開されます。
 
今日ご紹介した映画は、
最新型インド映画「めぐり逢わせのお弁当」でした。
 
「めぐり逢わせのお弁当」オフィシャルサイト
http://lunchbox-movie.jp/

-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 
 

「トランスフォーマー ロストエイジ」

 
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の
「トランスフォーマー ロストエイジ」です。
 
ご存じ、日本のおもちゃから生まれた、大ヒットSFアクション
「トランスフォーマー」シリーズ。
最初、日本製のおもちゃがアメリカで爆発的にヒット。
その後アニメーション作品が作られました。
2007年にスティーブン・スピルバーグのプロデュースで
実写化第1作が発表され、今回がシリーズ4作目となります。
今回は、前3部作から人間側キャストと
ロボットのデザインを一新!
まったく新たな物語として生まれ変わっています!
 
そのストーリーは・・・、人類の存亡をかけた、
悪のトランスフォーマー、ディセプティコンとの戦いから4年。
アメリカ政府は、正義のトランスフォーマーであるはずの、
オプティマス・プライムたちを破壊しようとしていました。
そんな中、発明家のケイドは、偶然手に入れた古いトラックが
オプティマスであることを知り、強制回収しようとする
政府の秘密機関に抵抗。
その頃、人類滅亡をもくろむ新たな敵が、
巨大な宇宙船とともに地球に襲来。
第三の勢力・ダイナボットも現れ、新たな戦いが始まります!
 
この「トランスフォーマー」シリーズ、
ロボットが好きな男性たちにはたまらないでしょうが、
なんと今回は恐竜に変身するロボットも登場!
子供もがっちりハートをつかまれること間違いなしです。
そして、今回一新されたキャストでは、
発明家・ケイドを演じるマーク・ウォールバーグに注目!
シリアスなドラマからコメディまで、幅広い役を演じる彼ですが
今回はハードなアクションもこなす大活躍を見せてくれます。
 
元々、シンガーとして活動していた彼、デビュー前の
「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」のメンバーだったそうです。
最近はすっかり俳優業がメインとなっています。
昨年は、しゃべるぬいぐるみ「テッド」が大ヒットし、
人気、実力ともに急上昇中のハリウッドスターです。
今回、娘を愛するあまり、娘・テッサの恋人に
いちいちウルサイことをいう頑固親父っぷりも見せてくれます。
トランスフォーマーたちとの戦いの中で、
娘・テッサとの親子愛が育まれていく点も、
見どころの1つですよ。
 
出演しているキャストではありませんが、
新しいトランスフォーマー「ドリフト」の声を、
渡辺謙が吹き替えています。鎧を着た侍をモチーフにした
「ドリフト」は、リーダーであるオプティマス・プライムのことを
「センセイ」と呼びます。なかなか渋くてかっこいい
侍ロボットなので注目です。
 
この4作目のトランスフォーマーは、
現在全世界で1000億円を超える大ヒットとなっています。
とくに中国での大ヒットがすごくって、中国国内だけで
300億円を超えるヒットになっています。
映画の製作費も200億円かかっているそうですが、
中国国内のヒットだけで、製作費は回収しているんです。
中国では、現在、1万8000スクリーンの劇場があるそうです。
日本の現在のスクリーン数は3000とちょっと。
中国にはその約6倍のスクリーン数ということになります。
中国では、さらに毎日10スクリーンずつ増えているそうです。
 
まさにシネコンバブルが起きているんですね。
20世紀のハリウッド映画の一大マーケットは
日本だったのですが、21世紀のハリウッド映画は、
中国マーケットを意識して作られるようになるようです。
ちょっと悔しい気がしますが・・・・・・・。
 
それと、もうひとつこの映画の特色があります。
最近のハリウッド映画は、映画の中で商品広告をする
「プロダクト・プレースメント」という手法が徹底していて、
このトランスフォーマー4作目では、
劇中広告だけで160億円稼いでいるそうです。
ですから、アクションの合間に、キャストが、ビールを飲んだり、
牛乳を飲んだり、破壊されるビルに大きな広告が載っていたりと、
いろんな広告が登場します。上映時間が
2時間45分もある映画なんですが、
アクションの合間に広告が入っているような、
不思議な映画になっています。
広告の数を数えながら見るのも面白いかもしれません。
 
もちろん、アクションシーンも桁外れです。
監督のマイケル・ベイは、別名“ハリウッドの
破壊王”と呼ばれるだけあって、
ロボットの出てこないカーチェイスや爆発シーンなどは、
CGに頼らずすべて本物!
爆発シーンのリアルさが、変形ロボットの設定に
現実味を与えているんですね。
 
俳優たちが体を張ったアクションと、
VFXを駆使したロボットたちは迫力満点です!
ぜひ大きなスクリーンでご覧になってください。
 
今日ご紹介した映画「トランスフォーマーロストエイジ」は、
■TOHOシネマズ光の森
■TOHOシネマズはません
■TOHOシネマズ宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
「トランスフォーマーロストエイジ」オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 
 

「her/世界でひとつの彼女」

 
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、
現在公開中の「her/世界でひとつの彼女」です。
 
この映画は、「マルコヴィッチの穴」や
「かいじゅうたちのいるところ」などの作品で
知られる鬼才スパイク・ジョーンズ監督の、
4年ぶりとなる最新作。
スパイク・ジョーンズが監督と脚本を手がけ、
「第86回アカデミー賞」では、脚本賞を受賞した作品です。
 
数多くのミュージック・ビデオを監督し、
独自の世界観で映像を作り上げるスパイク・ジョーンズ監督。
2001年のファットボーイ・スリムのミュージック・ビデオ
「ウエポン・オブ・チョイス」では、
MTVミュージック・ビデオ・アワードを受賞しています。
クリストファー・ウォーケンが躍りまくる
ご機嫌なミュージック・ビデオです。
映画監督としても、毎回斬新な切り口の作品で
世界を驚かせている監督です。
 
その独創的な世界観で映画ファンを魅了している彼が
今回選んだテーマは、「人間と人工知能との恋」。
 
舞台は、近未来のロサンゼルス。
他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライターの
セオドアは、妻と離婚し、傷心の日々を送っていました。
ある日彼は、コンピュータの最新式OS
「OS-1」を手に入れます。
使用者と話をすることで学習していく最新型のOSは、
自分のことを「サマンサ」と名乗ります。
「サマンサ」は個性も意識もあって、
魅力的な女性の声をしていました。
明るくセクシーなサマンサの声に惹かれたセオドアは、
彼女と過ごす時間に幸せを感じるようになります。
そしてついに、“恋人”としてサマンサと向き合うことを
決意するのですが・・・。
 
人間とコンピュータとの恋愛というと、
奇想天外な感じがしますが、
男性と女性が出会って、会話をしながら
関係を深めていくのは普通の恋愛と同じ。
しかもこのサマンサ、話しているうちにだんだん
人間らしくなってきて、コンピュータなのに
やきもちを焼いたりするんです。
 
サマンサを演じているのは、
人気女優のスカーレット・ヨハンソン。
彼女の声が本当に魅力的で、
声だけしか出演していないのに存在感があります。
声の出演だけで「ローマ映画祭」では主演女優賞を
獲得しています。主人公のセオドアには、
「ザ・マスター」のホアキン・フェニックス。
彼の同僚を、演技派女優のエイミー・アダムスが演じています。
 
近未来を舞台にしてはいますが、人が恋に落ちるまでの
微妙な心の動きを見事に描いてあって、
一流の恋愛映画と言っていいと思います。
 
実は、この作品の成立には、ちょっとした裏話がありまして、
主人公セオドアと「サマンサ」の関係には、
スパイク・ジョーンズ監督の
個人的思い出がかなり反映されているようです。
 
スパイク・ジョーンズ監督は、1999年から2003年まで
同じく映画監督のソフィア・コッポラ監督と結婚していました。
あの「ゴッドファーザー」のフランシス・フォード・コッポラ監督の娘です。
その結婚していた頃の思い出を、ソフィア監督は
「ロスト・イン・トランスレーション」という映画にして発表しています。
忙しい夫との擦れ違いで、日本で孤独に過ごす
アメリカ人女性の物語だったのですが、
その主演女優がなんとスカーレット・ヨハンソンなんです。
今回「her」では、同じ女優さんをあえて
キャスティングしていると思われます。
映画のテーマも、孤独と恋愛ですから、「her」は、
ソフィアから送られたメッセージにスパイク監督が
自分なりの表現で答えたものと言えそうです。
 
この映画を観た人は、是非「ロスト・イン・トランスレーション」も
比較して観てみると面白いと思います。
 
センスの塊のような監督として有名なスパイク・ジョーンズ監督。
この「her」の中にも数多くの心憎い演出が隠されています。
例えば、登場人物の服装。現代のファッションと大幅には
違っていなんですが、パンツがハイウエストだったり、
襟がちょっと小さかったり・・・・とちょっとした違いで
「近未来」を表現しているんですね。
群衆シーンもいくつか登場しますが、
ジーパンやキャップをかぶった人物を一人も
登場させないように演出しているそうです。
一見してすぐに分かる演出ではありませんが、
どことなく現代とは違った感覚の風景に見える・・・・・
そんな細部にまでこだわった演出がいくつも登場してきます。
 
もしかしたら、近い将来本当にこんなことが起こるかも・・・と
思ってしまう作品。
上質な恋愛映画としても、SF映画としてもおすすめですよ。
 
今日ご紹介した映画「her/世界でひとつの彼女」は、
■Denkikan
で、現在公開中です。
 
「her/世界でひとつの彼女」オフィシャルサイト

-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 
 

『GODZILLA ゴジラ』

 
 
 
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の
『GODZILLA ゴジラ』です。
 
「ゴジラ」といえば、言わずと知れた、
日本を代表する怪獣映画ですよね。
日本のみならず、世界中にファンがいる
この「キング・オブ・モンスター」。
1954年に1作目の「ゴジラ」が日本で公開されて、
今年で生誕60周年になります。
日本では2004年の「ゴジラ FINAL WARS」まで、
これまで全28作の日本版ゴジラ・シリーズが作られています。
 
今日ご紹介する作品は、この「ゴジラ」をハリウッドで
リメイクしたものです。
「ゴジラ」がハリウッド映画になるのは、1998年以来2度目。
前回の「ゴジラ」は、ハリウッド大手の映画会社
トライスターが製作、監督は、「インデペンデンス・デー」の
ローランド・エメリッヒ監督が担当しました。
世界中で大ヒットしましたが、イグアナみたいな
デザインのゴジラが大不評。その年の最低映画を表彰する
ゴールデンラズベリー賞では「最低リメイク賞」を
受賞してしまいます。ゴジラファンには、思い出したくない
「黒歴史」として、かなり不満の残るものでした。
 
正直、今回のハリウッド・ゴジラもあまり期待できない・・・と
思っていた方も、多かったようです。
ところが、公開されるやいなや、アメリカを含む全世界で
興業成績ナンバーワンを獲得。しかも、
うるさいファンが大満足の完成度だったのです。
 
今度の「GODZILLA」は、前作ハリウッド版とは大きく違います。
今回は、第1作の「ゴジラ」をベースに
ただのモンスターではない、大自然の脅威の象徴である
リアリティのある“怪獣ゴジラ”として描かれているんです!
 
監督は、イギリス出身のギャレス・エドワーズ。
2010年に「モンスターズ 地球外生命体」で
監督デビューした新鋭ですが、
“モンスターが少ししか出てこないモンスター映画”という
斬新さと低予算とは思えないVFX技術の高さが認められ、
大抜擢されました。今回もゴジラが街を破壊するシーンなど、
CGを多用した大迫力の映像を見せてくれます。
 
低予算映画しか作っていないいわば無名の監督に
総製作費160億円という超大作を任せたのが、
今回の製作を担当したレジェンダリー・ピクチャーズ会長兼
CEOのトーマス・タル。
彼は、元金融マンで自分好みの映画を作るために、
金融業界から映画業界に転身したという人物です。
ここ数年だけでも、「ダークナイト」「300(スリー・ハンドレッド)」
「マン・オブ・スティール」「パシフィック・リム」といった
うるさいファンも多いジャンルの映画をあえて手がけ、
クオリティの高い作品を作り続けているプロデューサーです。
 
トーマス・タルは、映画製作にあたって、
「ゴジラは世界でも有数のポップカルチャー・アイコンであり、
我々もその一ファンとして、ファンが見たいと思う映画を作りたい」と
発言しています。単なる金儲けとして映画を
やっているのではない「映画への愛」に溢れた男
それがいま一番いけているプロデューサー
トーマス・タルなのです。
 
今回のスタッフは、日本のゴジラをかなり研究したそうで、
どうしてもCGだけだと無機質な動きになってしまうということを発見。
日本版ゴジラの着ぐるみの動物っぽさと人間っぽさの
中間にある微妙な表現をCGのゴジラに反映させるために、
ある人物を呼び寄せます。
その人の名は、アンディ・サーキス。
この「キネマのススメ」を毎週聴いている人なら
お馴染みのあの人です。
「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムの動きを担当。
さらに「猿の惑星・創世記(ジェネシス)」では、
チンパンジーのシーザーのモーション・キャプチャーを
担当した、この業界の第一信者です。
言わば、CGに命を吹き込む動きを与える名人芸を持つ男です。
名人・アンディ・サーキスを起用したモーション・キャプチャーを
採用することで、オールCGなのにどこか人間っぽい、
着ぐるみ感覚は残しているのに、巨大さや迫力は
ものすごいというハリウッド版・新ゴジラが誕生しました!
 
渡辺謙をはじめとする人間サイドの役者さんも豪華です。
フランスを代表する女優・ジュリエット・ビノシュや
アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた
デビッド・ストラザーンなど、通常の大作映画より演技派の俳優を
集めているのも注目です。渡辺謙の「ゴジラ」の発音が
英語的な「ガッジーラ」でなくちゃんと日本語発音の
「ゴジラ」と言っているのも、オリジナルへのリスペクトでしょう。
 
すでに全世界で200億円の興行収入を挙げる大ヒットで、
続編の製作も決定した「GODZILLA」!
続編へのヒントも画面の細部に
すでに映っているらしいですよ。
なんでも次回作には、モスラ、ラドン、
キングギドラが登場する予定だとか・・・・・。
とにかく、この1作で全世界に怪獣ブームが
起きているのは間違いないようです。
 
今日ご紹介した映画『GODZILLA ゴジラ』は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
『GODZILLA ゴジラ』オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 
<前へ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11