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「トランスフォーマー ロストエイジ」

 
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の
「トランスフォーマー ロストエイジ」です。
 
ご存じ、日本のおもちゃから生まれた、大ヒットSFアクション
「トランスフォーマー」シリーズ。
最初、日本製のおもちゃがアメリカで爆発的にヒット。
その後アニメーション作品が作られました。
2007年にスティーブン・スピルバーグのプロデュースで
実写化第1作が発表され、今回がシリーズ4作目となります。
今回は、前3部作から人間側キャストと
ロボットのデザインを一新!
まったく新たな物語として生まれ変わっています!
 
そのストーリーは・・・、人類の存亡をかけた、
悪のトランスフォーマー、ディセプティコンとの戦いから4年。
アメリカ政府は、正義のトランスフォーマーであるはずの、
オプティマス・プライムたちを破壊しようとしていました。
そんな中、発明家のケイドは、偶然手に入れた古いトラックが
オプティマスであることを知り、強制回収しようとする
政府の秘密機関に抵抗。
その頃、人類滅亡をもくろむ新たな敵が、
巨大な宇宙船とともに地球に襲来。
第三の勢力・ダイナボットも現れ、新たな戦いが始まります!
 
この「トランスフォーマー」シリーズ、
ロボットが好きな男性たちにはたまらないでしょうが、
なんと今回は恐竜に変身するロボットも登場!
子供もがっちりハートをつかまれること間違いなしです。
そして、今回一新されたキャストでは、
発明家・ケイドを演じるマーク・ウォールバーグに注目!
シリアスなドラマからコメディまで、幅広い役を演じる彼ですが
今回はハードなアクションもこなす大活躍を見せてくれます。
 
元々、シンガーとして活動していた彼、デビュー前の
「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」のメンバーだったそうです。
最近はすっかり俳優業がメインとなっています。
昨年は、しゃべるぬいぐるみ「テッド」が大ヒットし、
人気、実力ともに急上昇中のハリウッドスターです。
今回、娘を愛するあまり、娘・テッサの恋人に
いちいちウルサイことをいう頑固親父っぷりも見せてくれます。
トランスフォーマーたちとの戦いの中で、
娘・テッサとの親子愛が育まれていく点も、
見どころの1つですよ。
 
出演しているキャストではありませんが、
新しいトランスフォーマー「ドリフト」の声を、
渡辺謙が吹き替えています。鎧を着た侍をモチーフにした
「ドリフト」は、リーダーであるオプティマス・プライムのことを
「センセイ」と呼びます。なかなか渋くてかっこいい
侍ロボットなので注目です。
 
この4作目のトランスフォーマーは、
現在全世界で1000億円を超える大ヒットとなっています。
とくに中国での大ヒットがすごくって、中国国内だけで
300億円を超えるヒットになっています。
映画の製作費も200億円かかっているそうですが、
中国国内のヒットだけで、製作費は回収しているんです。
中国では、現在、1万8000スクリーンの劇場があるそうです。
日本の現在のスクリーン数は3000とちょっと。
中国にはその約6倍のスクリーン数ということになります。
中国では、さらに毎日10スクリーンずつ増えているそうです。
 
まさにシネコンバブルが起きているんですね。
20世紀のハリウッド映画の一大マーケットは
日本だったのですが、21世紀のハリウッド映画は、
中国マーケットを意識して作られるようになるようです。
ちょっと悔しい気がしますが・・・・・・・。
 
それと、もうひとつこの映画の特色があります。
最近のハリウッド映画は、映画の中で商品広告をする
「プロダクト・プレースメント」という手法が徹底していて、
このトランスフォーマー4作目では、
劇中広告だけで160億円稼いでいるそうです。
ですから、アクションの合間に、キャストが、ビールを飲んだり、
牛乳を飲んだり、破壊されるビルに大きな広告が載っていたりと、
いろんな広告が登場します。上映時間が
2時間45分もある映画なんですが、
アクションの合間に広告が入っているような、
不思議な映画になっています。
広告の数を数えながら見るのも面白いかもしれません。
 
もちろん、アクションシーンも桁外れです。
監督のマイケル・ベイは、別名“ハリウッドの
破壊王”と呼ばれるだけあって、
ロボットの出てこないカーチェイスや爆発シーンなどは、
CGに頼らずすべて本物!
爆発シーンのリアルさが、変形ロボットの設定に
現実味を与えているんですね。
 
俳優たちが体を張ったアクションと、
VFXを駆使したロボットたちは迫力満点です!
ぜひ大きなスクリーンでご覧になってください。
 
今日ご紹介した映画「トランスフォーマーロストエイジ」は、
■TOHOシネマズ光の森
■TOHOシネマズはません
■TOHOシネマズ宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
「トランスフォーマーロストエイジ」オフィシャルサイト
 
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