« 名前のヒミツ | メインページ | アーカイブ | 旅するこころ »

キネマのススメ

「悼む人」

毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、今週土曜日・2月14日から
公開される「悼む人」です。
 
この映画は、「永遠の仔」や「家族狩り」などのベストセラー作家
天童荒太が直木賞を受賞した同名小説を、
高良健吾主演で映画化したものです。
「悼む」とは、亡くなった人の冥福を祈ること。
「追悼」の「悼」の字を書いて「悼む」と読みます。
映画の中では、さまざま事件によって亡くなった人たちを悼むエピソードが展開します。
 
メガホンを取ったのは、「20世紀少年」3部作や「TRICK」シリーズなど
エンターテインメント性の高い作品で知られる、堤幸彦監督。
原作の天童荒太というと、児童虐待や家族の崩壊など、
社会の暗部に焦点を当てた重厚な作品で知られている作家ので、
どちらかというと“軽い”イメージの堤監督との組み合わせを意外に思うかもしれません。
しかし、堤監督は若年性アルツハイマーを描いた「明日の記憶」や
知的障碍者の娘と、父の愛情を描いた「くちづけ」など
現代日本の問題を取り上げた作品も積極的に手掛けている監督。
特にこの「悼む人」は監督が惚れ込み、舞台化したのち
念願の映画化に至ったという作品なんです。
 
主人公は、あることをきっかけに事件や事故に巻き込まれて
亡くなった人々を「悼む」ため、全国を旅している青年・静人。
週刊誌記者の蒔野抗太郎は取材先で静人と出会いますが、
日ごろからセンセーショナルな記事を得意とし、
そんな情報に長年まみれていたことから、人の善意など信じられずにいました。
彼は静人の「悼む」という行為も、単なる偽善ではないかと疑い
化けの皮をはいでやろうと、静人の身辺を調べ始めます・・・。
そんな静人は、ある人を「悼む」場所で、
倖世という女性と出会い旅をともにすることになります。
何故、静人は、「悼む人」になったのか?
倖世はどうして旅をともにすることにしたのか?
次第に謎が明らかになってゆきます・・・・・・・。
 
死者を悼む青年・静人を演じるのが、
ここ数年でグングンと俳優としての評価を上げている高良健吾。
先日もテレビのインタビューで熱い「熊本愛」を語っていましたが、
本当に熊本が好きな人なんです。
この「キネマのススメ」では「フィッシュ・ストーリー」という作品で
初めてインタビューしました。
その後、「武士の家計簿」でもインタビューしまして、
俳優としての成長をずっと見守ってきたと言ってもいいと思います。
 
ホント、順調すぎるぐらいの成長ぶりで、
今年は「大河ドラマ」でも重要な役を演じていますし、
日本を代表する俳優の一人になったと言っていいと思います。
ずっと、見守ってきた映画ファンとしては、とても嬉しいですね。
 
この映画では、リュックを背負って、
トボトボと歩く姿が印象的に登場するんですが、
かなり重いリュックだったそうで、最大14キロの重さがあったそうです。
この歩くシーンにも注目して観てほしいですね。
 
高良くん以外のキャストも素晴らしい面々が揃いました。
静人に疑いの目を向ける記者・抗太郎には、椎名桔平。
静人と一緒に旅をする謎の女性・倖世を、石田ゆり子が演じています。
彼女は原作小説が発表されたときに、とても感動して
原作者に手紙を送ったそうです。これまで彼女が演じてきた役とは、
かなり違った難しい役ですが、見事に演じ切りました。
石田ゆり子の代表作と言えると思います。
倖世の夫を、演じたのは、最近メキメキと面白い演技を見せている井浦新。
そのほか、貫地谷しほり、大竹しのぶなど、
豪華キャストが共演しています。
特に、大竹しのぶ演じる静人の母の演技が凄いです。
1957年生まれの現在57歳。
あと20年は女優・大竹しのぶの時代が続くんじゃないでしょうか?
 
人の“生と死”をテーマにした作品なので、
ちょっと重たく感じる方もいるかもしれませんが、
誰もが心の中に持っている悲しみに寄り添ってくれる、
そんな優しい作品になっています。
「9.11」や「東日本大震災」など、多くの人が命を奪われた現代。
「悼む」という行為が人の心にどういう役目を果たすのか・・・・・。
そんなことを考えながら見ていただくと、
共感する点が多いんではないでしょうか?
 
今日ご紹介した「悼む人」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■シネプレックス熊本
で、今週土曜日・2月14日から公開されます。
 
「悼む人」オフィシャルサイト
 
-----
 
これまでの高良健吾インタビューは以下にアップされています。
 
 
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

 

「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」

「FMKMorningGlory」毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、今週金曜日・2月6日から公開される
「チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密」
です。
 
この映画は、日本でも大人気のハリウッドスター、ジョニー・デップの主演最新作。
ジョニーといえば、海賊ジャック・スパロウをはじめ、
手がハサミの「シザーハンズ」の主人公・エドワードや、
白い肌におかっぱ頭のチョコレート工場支配人ウィリー・ウォンカなど、
さまざまな個性的なキャラクターを演じていますよね。
このコーナーでも、ほとんど毎回彼の作品は紹介していますね。
 
今度の主人公チャーリー・モルデカイも、そんな個性派キャラクターの1人。
ちょびヒゲを生やし、うんちくをしゃべりまくる怪しい美術商(アート・ディーラー)です。
そんなチャーリーは、ある日、盗まれたゴヤの幻の名画を探してほしいと、
英国諜報機関「MI5」(エムアイ・ファイブ)から依頼されます。
捜査の担当者でチャーリーとは大学時代恋のライバルだったマートランド警部補も、
イヤイヤながら彼の知識と情報網を頼ることに。
調べてみると盗まれた絵には、世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていたことが
分かります!
さっそくチャーリーは、用心棒ジョックを連れて、ロシア、アメリカ、香港と
絵画を探す華麗なる旅に出ます。
 
チャーリーのかつての恋のライバル・マートランド警部補を演じるのは、イギリスを代表する人気俳優ユアン・マクレガー。
チャーリーの美しい妻・ジョアンナに、グウィネス・パルトロー。
また、チャーリーの用心棒には、「ビューティフル・マインド」のポール・ベタニーと、
共演者も豪華な顔ぶれ。
監督は、「ジュラシック・パーク」や「インディ・ジョーンズクリスタル・スカルの王国」などの脚本家でも知られ、「シークレット・ウィンドウ」では
ジョニー・デップと組んだこともあるデヴィッド・コープです。
 
原作は、1970年代に人気を博したというキリル・ボンフィリオリの小説で、
今回脚本を担当したエリック・アロンソンが、ロンドンの本屋で10年前に見つけ、
脚本にしたんだとか。
原作はミステリーの要素が強いようですが、映画の方はジョニーが作り上げた
キャラクターに合わせて、ユーモアたっぷりのアクションアドベンチャーになっています。
ジョニーの新たなキャラクターを楽しめるエンターテインメントですよ!
70年代には、名優ピーター・セラーズが主演した人気コメディシリーズ「ピンク・パンサー」という喜劇映画のシリーズがありましたが、今回のジョニー・デップ作品は、そのあたりのドタバタ・コメディ映画を21世紀に復活させようという狙いのようです。
今回の作品がヒットすれば、きっと「ピンク・パンサー」みたいにシリーズ化されるでしょうね。楽しみです
 
ここで、ちょっと余談ですが、
この映画の宣伝などでは、このモルデカイの髭を「チョビ髭」と表現しています。
この表現には、ちょっと違和感を持っているマニアな方が多いようで、劇作家で映画監督の三谷幸喜は、朝日新聞の連載のエッセイで「ジョニー・デップの髭、あれはチョビ髭じゃなく、カイゼル髭だ」と断言しています。
「カイゼル髭」とは、ドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム2世が蓄えていたことから「カイゼル髭」(ドイツ語で皇帝の意)と呼ばれるそうです。
英語では髭の形が二輪車のハンドルに似ているため、"ハンドルバー・ムスタッシュ"(Handlebarmoustache)と呼ばれるそうです。
「チョビ髭」というのは、・・・・・・
チャップリンやカトちゃんの扮装でもおなじみの中央を残した髭のスタイル、あれが「ちょび髭」だそうです。髭ひとつにしても、いろんなデザインや名称があるんですね。
いろんな専門家がいるものです。
 
今日ご紹介した「チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密」は、
■TOHOシネマズ光の森
■TOHOシネマズはません
■TOHOシネマズ宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
 
で、今週金曜日・2月6日から公開されます。
 
 
ここでプレゼントのお知らせ。
映画の公開を記念して製作されたオリジナルの
「クリアファイル」「ノート」「メモパッド」の3点をセットにして、
お一人の方にプレゼントします。

IMG_2183.JPG
 
(宛先)
メール : glory@fmkumamoto.jp
FAX : 096-355-5200
 
(締め切り)
2月3日 火曜日(本日中)
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

「ANNIE/アニー」

「FMK Morning Glory」毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
今日ご紹介するのは、現在公開中の「ANNIE/アニー」です。
 
「アニー」は、1977年にブロードウェイで初演されて以来、世界中で人気となり
日本でも毎年上演されている大ヒットミュージカル。
「ミュージカル」と言えば、「アニー」というぐらいの古典、定番作品です。
 
ここ数年、ミュージカルが復興してきたと言われています。一時、まったくミュージカル映画が作られなかった時期がありました。ところが、2012年の「レ・ミゼラブル」の映画版が世界的に大ヒットして、状況が変化し始めます。昨年は、ご存じ「アナと雪の女王」が大ヒット。「レリゴー現象」とまで呼ばれるブームを起こしました。テレビの世界でも「グリー」というハイスクールのコーラス部を舞台にした青春ドラマが大ヒット。
そんな気運の中で往年の名作をリメイクするという企画が持ち上がります。
誰もが知る名作を、ウィル・スミスとJAY Zのプロデュースによって
まったく新しくリメイクしたのが、今日ご紹介する作品「ANNIE/アニー」です。
 
「アニー」は、1982年にもジョン・ヒューストン監督によって一度、映画化されているんですが、今回は、1933年の大恐慌時代に設定されていたオリジナルの時代背景を、なんと現代に変更。
主役のアニーも、赤毛の白人の女の子から黒人の女の子へとスイッチしました!
なにから、なにまで、新しい新コンセプトの今回の「アニー」。
公開前は不安の声が大きかったのも確かです。
ところが、この作品、現代のテイストをたっぷりと入れたことで、
グッと観客の心に届く素晴らしいリメイク作品になったんです。
 
物語の舞台は、ニューヨーク・マンハッタン。
幼いころに両親が突然いなくなり、独身で元歌手のハニガンに
引き取られている10歳のアニーは、今も両親が迎えに来てくれると信じて
置き去りにされたレストランに通い続けていました。
ある日、事故に遭いそうになったアニーは、ニューヨーク市長候補の
大金持ちスタックスに助けられ、彼の元に引き取られることになります。
しかしスタックスの狙いは、アニーを市長選に利用すること。
本当は子供嫌いのスタックスとアニーの奇妙な同居生活がはじまります・・・。
 
アニーを演じるのは、「ハッシュパピー バスタブ島の少女」で、
アカデミー主演女優賞に史上最年少でノミネートされた、クワベンジャネ・ウォレス。
彼女を引き取るスタックスには、「Ray レイ」でオスカーに輝いた
名優ジェイミー・フォックス。
また意地悪な里親のハニガンを、ミュージカル初挑戦となる
キャメロン・ディアスが演じています。
 
そしてこの作品の大きなポイントが音楽です。
ウィル・スミスとJAY Zというトップアーティストのプロデュースらしく、
「Tomorrow」などお馴染みのナンバーは、ビートのきいた今っぽいアレンジに変身。
さらに映画オリジナルの新曲も3曲書き下ろされています。
 
さらに、音楽ファンなら注目してほしいギャグがそこかしこに盛り込んでいます。
例えば、キャメロン・ディアス演じるいじわるな里親のハニガンさんは、元歌手だったという話を何度もします。
「私は、ブレイク前の『C&C ミュージック・ファクトリー』のメンバーだったんだから!」
とか
「『フーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュ』とも共演したんだから」とか
音楽性の全然違うミュージシャンをどんどんあげて、かなり残念なタイプの女性であることがわかります。こういう小さいギャグがたくさん入っていますのでお楽しみに!
 
この現代版「アニー」では、アニーの親探しの方法として「DNA鑑定」が登場したり、大金持ちスタックスが、通信会社を一代で築き上げたやり手ビジネスマンだったり、現代版にしたことで登場した様々ポイントが、「現代アメリカ社会」の持つ様々な問題をあぶりだしていくことになります。
現代的要素を足せば足すほど、逆に印象が強くなるのは、アニーのポジティブな人生観です。
「格差社会」が一層進行したと言われるアメリカ。そんな中で「明日」を夢見ることを忘れないアニーの生き方が、一層感動的に描かれていきます。
 
オリジナルの「アニー」の物語を知らない方はもちろん、「小さいころに見たことあるな~」という方も、その魅力を再発見できる1本ですよ!
 
今日ご紹介した「ANNIE/アニー」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
「ANNIE/アニー」オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

「映画 深夜食堂」

「FMK Morning Glory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、1月31日土曜日から公開される
「映画 深夜食堂」です。
 
この映画は、ビッグコミック・オリジナルに連載中、
安倍夜郎の人気コミック「深夜食堂」を実写化した作品。
2009年から30分一話完結の深夜ドラマとしてスタート。
これまで3つのシリーズが放送されていましたが、
今回、ファン待望の劇場版が公開です。
 
新宿・繁華街の路地裏にある小さな食堂「めしや」は、
深夜12時からしか営業しない不思議な食堂。
常連客からは、“深夜食堂”と呼ばれています。
マスターの作る味と居心地の良さを求め、
毎晩多くの人が集まるこの店を舞台に、様々な人間模様が
描かれていきます。
 
この「めしや」のメニューは、豚汁定食、ビール、酒、焼酎だけ。
あとはお客の注文に応じて、
“できるものなら作るよ”というのが、マスターの営業方針です。
画面には、お客のリクエストに応えて作った
卵焼きやレバニラ、タコさんウインナーなど様々な料理が並びます。
この料理が、ものすごく美味しそうなんですが、
劇中の料理を手掛けているのは、「かもめ食堂」や
朝ドラ「ごちそうさん」などの作品で、食事のシーンをコーディネートした
フードスタイリスト・飯島奈美。
どの料理もシンプルですがおいしそうで、
観ているだけでお腹が鳴ってきます。
素材を切ったり、炒めたりする料理の音もとても丁寧に演出してあって、
さらに食欲をそそります。
 
そしてこの料理を引き立てているのが、映画で描かれる様々なエピソード。
1つの大きなストーリーではなく、季節ごとに小さなエピソードが
積み重ねられていくんですが、それぞれにキーワードとなる料理があるんです。
ドラマ版と一番違っているのは、この季節感かもしれません。
春・夏・秋・冬、それぞれの季節のエピソードを交えながら、
映画ならでは緻密なストーリー展開が用意されています。
特に、テレビ・シリーズの時に、ドラマの背景として
何度か登場していた「東日本大震災」関係のエピソードが、
今回、劇中の重要なテーマとして描かれます。
あの震災で、日本人の多くが考えたことへの
「深夜食堂」スタッフからの回答とも言えるエピソードなので、
是非、このあたりは見逃さないでほしいポイントです。
 
今回、劇場版ということで、演じるキャストも豪華です。
もちろん、マスター役には、この人以外に考えられないというくらい
はまり役のベテラン・小林薫。
このマスターの「いらっしゃい。」という優しい声が、
この「深夜食堂」の魅力のひとつ。
いろんな人生の酸いも甘いも経験したであろうマスターの「いらっしゃい」。
多くを語らない中で表現されるマスターの優しさと厳しさ。
小林薫さん、素晴らしいです。
 
その他、劇場版のゲストとして、高岡早紀、多部未華子、
筒井道隆、田中裕子など豪華キャストが共演。
それ以外にも、ちょっと店に立ち寄る客にも、
「え!この人が!?」というキャストが出てきますのでどうぞお楽しみに。
 
監督は、「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」で
日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した松岡錠司監督。
ドラマ版の時から、数多くのエピソードを演出し、
「深夜食堂」の世界観をもっとも理解している松岡監督、
主演の小林薫とも、何度も映画でコンビを組んでいるので、
息もぴったりです。
松岡監督は、今回、「安易な回想シーンをいれない。」という
厳しい「掟」を自分に課して、映画化に臨んだそうで、
自分のエピソードを語る俳優の演技の見事さで、
その人物の人生を感じさせるという映画ならではの手法を導入しています。
表情が大きく映し出される映画版ならではの見事な演出です。
特に、筒井道隆演じる謙三のシーンが感動的ですよ。
注目してみて下さい。
 
寒い季節にピッタリの、心温まる1本。
観ると絶対にお腹がすいてくるので、
適度にお腹が満たされている時に観るのをおススメします。
 
今日ご紹介した「映画 深夜食堂」は、
■TOHOシネマズ 光の森
で、1月31日土曜日から公開されます。
 
ここでプレゼントのお知らせ
映画「深食食堂」のオリジナル「祝い箸」と
「深夜食堂試し読みブック」をセットにして
お二人の方にプレゼントします。
 
IMG_1867.JPG
 
(宛先)
メール glory@fmkumamoto.jp
FAX 096-355-5200
 
(締め切り)
本日(1月20日)中です。
 
「映画 深夜食堂」オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

「シン・シティ 復讐の女神」

 
「FMK Morning Glory」毎週火曜日にお送りしています、
「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の
「シン・シティ 復讐の女神」です。
 
2005年に公開され、全米で大ヒットした映画「シン・シティ」。
そのおよそ10年ぶりとなる続編が、
今日ご紹介する「シン・シティ 復讐の女神」です。
 
このシリーズは、フランク・ミラーの伝説的なグラフィック・ノベル
「シン・シティ」を映画化したもの。
フランク・ミラーは、「バットマン」シリーズや
「300」(スリー・ハンドレッド)のクリエイターとして、
アメリカン・コミック界で伝説的な人物です。
この映画では、原作者のフランク・ミラー本人と、
「フォー・ルームス」や「スパイ・キッズ」シリーズ、
「マチェーテ」シリーズなど、アクション映画のヒットメイカーとして
知られる人気監督ロバート・ロドリゲスが共同で監督を務めています。
続編となる今回は、原作の中から最も人気の高いエピソード2話と、
新たに書き下ろされた2話を組み合わせて作られています。
 
出演は、ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク、
ブルース・ウィリスなどなどスターが大挙出演。
あのレディ・ガガも出演しています。
 
まず、予備知識として、
「グラフィック・ノベル」とは何か?というお話からしたいと思います。
「アメリカン・コミック」いわゆる「アメ・コミ」の中の いちジャンルとして
「グラフィック・ノベル」という分野があります。
一般的なアメ・コミと比べて、かなりダークな雰囲気と
大人向けな内容が多いのが「グラフィック・ノベル」です。
昔、日本の漫画でも大人向きな内容のものを
「劇画」と呼んだ時期がありました。「ゴルゴ13」や
「子連れ狼」などが「劇画」の代表作です。
アメリカ版の「劇画」が「グラフィック・ノベル」と言えるかもしれません。
 
それぞれのエピソードの主人公は、
愛する男性を亡くし、その復讐に燃えるストリップバーのダンサー、ナンシー。
恐ろしげな見た目から、野獣と呼ばれる男マーヴ。
野望を持ったギャンブラー、ジョニー。悪女を愛し、裏切られた探偵ドワイト。
彼らは、シン・シティ最大の権力者であり、悪の根源であるロアーク上院議員への
復讐心をつのらせ、彼に立ち向かうために手を組んで立ち上がります。
果たして、ナンシー、マーヴ、ジョニー、ドワイトは
復讐を果たし、ロアークを倒すことができるのでしょうか!?
 
当然、この映画では、「グラフィック・ノベル」の原作テイストを
たっぷりと生かした作りになっていますので、「R-15指定」です
。中学生以下は観られません。
「お子様お断り!」の激しい暴力描写やセクシー描写が
満載の作品に仕上がっていますので、ご注意ください。
 
前作「シン・シティ」は、原作の大ファンだったロドリゲス監督が、
共同監督の原作者とまったく新しいビジュアル・イメージを追及して
つくった新感覚のアクション映画でした。
一番の特徴は、モノクロ&パートカラーの作品であるという点。
モノクロで描かれた「闇の世界」を描いている原作のテイストを
映像に生かしているんですが、単なる白黒でなく、
ポイント、ポイントで部分的に色を付けてあって、
それが独特の世界観を生んでいます。
今回の続編でも、そのタッチは継承されていて、
「シン・シティ(罪の都市)」の恐ろしさがゾクゾクするタッチで描かれます。
 
例えば、白黒の世界の中で、パトカーのライトがだけが、
赤く光っていたり・・・・・。
悪人の流す血は、白く処理されているんですが、
主人公たちが流す血だけ、赤くしてあったり・・・・・と
独特の色彩設計がされています。
色を制限して、本当に重要なものだけに、
色をつけるという逆転の発想です。
少ない色で、いろんなイメージが伝わるよう
注意深く演出されていますので、その点も見逃さないようにしてくださいね。
ポイントは、その画面で何に色がついているか?です。
 
グラフィック・ノベルの作者が監督をしていることもあって、
映画全体がコミックのような雰囲気で作られているのも大きな特徴。
登場人物の人相も、かなりデフォルメした怪物のような
キャラクターが何人も出てくるんですが、
モノクロの映像の世界観と不思議と馴染んでまったく違和感がありません。
フツーのカラー作品だったら、ギャグになりそうな
ものすごい形相のキャラクターぞろいなんですが、
むしろカッコよく見えるから不思議です。
特にミッキー・ローク演じるマーヴの野獣ぶりは注目です。
 
ストーリーは、前作を見ていることを前提に作られていますが、
映画が始まる前に簡単なおさらいが流れますので、
必ずしも前作を見ていなくても大丈夫。
年の初めにガツンと刺激をもらいたい人には、オススメの1本ですよ!
 
今日ご紹介した映画「シン・シティ 復讐の女神」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
で、現在公開中です。
 
「シン・シティ 復讐の女神」オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

「天才スピヴェット」

「FMK Morning Glory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の「天才スピヴェット」です。
 
日本でも大ヒットしたフランス映画「アメリ」。
その監督、ジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作が、
今日ご紹介する映画「天才スピヴェット」です。
ジュネ監督は、フランスの監督さんですが、
今回の作品は、全編がアメリカが舞台。
俳優もハリウッドの俳優が中心のキャスティングで、
世界マーケットをターゲットにした娯楽作品です。
 
物語の主人公は、アメリカ・モンタナに住む10歳の少年スピヴェット。
タイトルに“天才”とついている通り、彼は天才科学者であり発明家です。
しかし、その才能は、時代遅れのカウボーイである父や
個性的な昆虫学者の母、アイドルを夢見る姉といった家族には、
まったく理解してもらえません。
しかもスピヴェットは、銃が好きな双子の弟を事故で亡くしていて、
それがトラウマになっています。
そんなある日、ワシントンD.C.のスミソニアン博物館から、
スピヴェットの発明品が権威ある賞「ベアード賞」を受賞し、
スピーチをして欲しいと電話がかかってきます。
一旦は受賞を断ったスピヴェットですが、家族に内緒で
たった1人、ワシントンD.C.へ向かうことにします。
果たしてスピヴェットは無事、ワシントンD.C.にたどり着けるでしょうか・・・?
 
いつも独創的でファンタジックな映像で、
観客を驚かせてくれるジュネ監督ですが、
今回はなんと、話題の小説の映像化です。
この映画の原作は、ライフ・ラーセンの小説
「T.S.スピヴェット君 傑作集」。
この本は、本来のストーリーの脇に、たくさんのイラストや地図、
いろんなうんちくをまとめたメモなどが書いてあるという
とても遊び心のあるもの。全米やヨーロッパでも
ベストセラーになった作品です。
通常の小説だと、この挿絵的なものは、
メインの小説を補足する程度のものなんですが、
この小説では、とても重要な伏線などを、
このたくさんのイラストや地図に潜ませているという
凝った体裁になっています。
映画の中では、このイラストや地図などを丁寧に映像化し、
スピヴェットの奇想天外なイマジネーションを表現するものとして
使っています。ちょっとしか登場しない小道具に至るまで、
小説の世界観を見事に再現しています。
もちろん、原作を読んでいなくても大丈夫。
スピヴェット少年と一緒に旅するような気分が味わえる
一級のロード・ムービーになっています。
 
また、スピヴェットを演じる子役カイル・キャトレットも、
実はスピヴェットに負けず劣らずの天才少年。
なんと6か国語を操り、武道の選手権では3年連続で
世界チャンピオンに輝いた経歴の持ち主で、
才能の素晴らしさから、ジュネが原作の12歳という
設定年齢を10歳に引き下げたほど。
彼の存在感が、天才少年という役柄にリアリティを与えています。
 
オーディションでカイル・キャトレット君は、
自分をアピールするために監督に熱弁をふるったそうです。
 
「僕は、必要に応じて泣くことが出来るし、僕はタフで強いです。」と・・・・
 
まるで大人の俳優さんの発言です。
カイル君に決定した途端、タイミング悪く、
1日違いでアメリカのテレビドラマ『The Following』の子役にも
抜擢されてしまい、ダブルブッキングになってしまったそうですが、
どうしてもカイル君に出演してほしかった監督たちが、
撮影スケジュールをカイル君に合わせて再調整したという話。
まるで大物俳優のエピソードですね。
 
ここで、もうひとつ映画のこぼれ話。
全編がアメリカが舞台なんですが、
撮影はすべてカナダで行われています。
実は、ジュネ監督は「エイリアン4」の撮影の時に、
思い通りにならないハリウッドの制作システムに嫌気がさして、
二度とハリウッドで仕事するもんかと誓ったそうです。
そういういきさつで、今回、カナダでの撮影を選択したとか・・・・・。
どこか懐かしい雰囲気に映像が仕上がっているのは、
カナダで撮影した効果かもしれません。
 
イマジネーション豊かな少年の冒険を、
おもちゃ箱のような楽しい映像で描き出した1本。
心の中をホッと温めてくれる、素敵な作品ですよ!
 
今日ご紹介した映画「天才スピヴェット」は、
■Denkikan
で、現在公開中です。
 
「天才スピヴェット」オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

この映画を見逃すな!2015年映画界大予想大会・プレゼント

今日のキネマのススメは、
「この映画を見逃すな!2015年映画界大予想大会」でした。

映画グッズ豪華詰め合わせ福袋を1人の方にプレゼントします。
 
・プレーンズのヨーヨー
・「ベイマックス」のTシャツ(Mサイズ)
・「スターウォーズ」のステーショナリーセット(ノート&ペン)
・20世紀フォックスのクリアファイル
などなど!!
 
今回の「キネマのススメ」の感想を書いて、応募してください。

141230.JPG

ご応募はメール、FAXにて!!

メール : glory@fmkumamoto.jp
FAX : 096-355-5200

締切は今日中です。
たくさんのご応募をお待ちしています!!

-----

この映画を見逃すな!2015映画界大予想大会

 

2015年の映画をいろいろとご紹介した本日の「キネマのススメ」。

ゲストのきべとしおさんがプレゼントを持ってきてくれました。

 
・映画グッズ豪華詰め合わせ福袋を 1 人の方にプレゼントします。
 
・プレーンズのヨーヨー
 
・「ベイマックス」のTシャツ(Mサイズ)
 
・「スターウォーズ」のステーショナリーセット(ノート&ペン)
 
・20世紀フォックスのクリアファイル
 
などなどの非売品グッズの数々。超レアものを倉庫から発掘してきました。
 
本日のコーナーの感想を書いて番組まで!本日中必着です。
 

 

 

-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

「真夜中の五分前」

「FMK Morning Glory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、今度の土曜日・12月27日から公開される
「真夜中の五分前」です。
 
FMKでは、毎月1回の生放送番組「月刊行定勲」でおなじみの行定勲監督。
このコーナーでも紹介した「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」に続いて、
今年2本目の映画の公開ということで、
監督の充実した仕事ぶりがうかがえますね。
 
今回の映画は、日本で大人気のイケメン俳優・三浦春馬と
中国で絶大な人気を誇る女優リウ・シーシー、
台湾のトップスター、チャン・シャオチュアンが共演し、
上海を舞台にした作品です。
原作は、本田孝好の小説。
2004年に発表された当時、side-Aとside-Bの2冊で
出版されたことで話題となりました。
当時映画化の話もあったそうですが、様々な理由で映画化が実現せず、
作者本人は「映像化は無理なんだろう」と考えていたとか。
それを今回、行定監督が見事映像化したわけです。
原作の舞台を上海に変更して、
映画ならではのいろんな仕掛けが凝らされ、
小説版とは、ひと味もふた味も違った仕上がりになっています。
 
さて、そのストーリーですが・・・、
主人公は、上海の時計店で修理士として働く、日本人の青年リョウ。
彼は知り合ったばかりの美しい女性ルオランから、双子の妹ルーメイへの
婚約祝いのプレゼント選びを手伝ってほしいと頼まれます。
実はルオランは、妹の婚約者ティエルンを愛していて、
妹への嫉妬心に苦しんでいました。
リョウはそんなルオランに寄り添い、気持ちを受け止めることで
少しずつ距離を縮めていきます。
ところがある日、ルオランとルーメイが旅先で事故に遭い、
ルーメイだけが帰ってきます。
 
ポイントとなるのは、ヒロインが双子ということ。リョウが愛しているのは
ルオランのはずですが、果たして本当にルオランだったのか。
本当はルーメイと入れ替わっていたのではないか・・・?
そんなミステリアスなストーリーが、エキゾチックな上海の街並みを舞台に
展開していきます。
 
美しく、ゆったりとしているけれど、片時も目が離せない・・・。
そんな作品です。
すでに中国では、全国4000スクリーンで公開され、大ヒットしているとか。
この4000スクリーンという数がいかにすごい数なのかは、
日本の全部のスクリーンを合計しても3400スクリーン程度ということで
おわかりかと思います。
つまり、この映画は、日本のすべての映画館、
すべての劇場でかかるより多いという巨大な公開規模だったといことです。
日本人監督としてはこのスクリーン数は史上初のことだそうです。
中国では、公開後、この映画のラストについて、様々な考察が行われ、
「真夜中現象」なるブームが起きているそうです。
確かに、この映画は、観る人によって解釈がいろいろと別れる部分があります。
その解釈を観た後にいろんな人と話したくなる映画なんです。
 
ぜひ、その中身を映画館で確かめてみてください!
 
行定監督の演出も凄いんですが、この映画スタッフもすごいんです。
照明を担当したのは、監督と同じく熊本出身の中村裕樹
中村さんは、実は行定監督と同じ熊本の第二高校の出身。
これまでも、「ラスト・サムライ」や「ノルウェイの森」など、
外国の監督とも仕事をしている国際派の照明マンです。
独特の上海の風景を見事な光と影で描き出しています。
サウンド・デザイナーは、ドゥ・ドゥチー。
彼は、ホウ・シャオシェンやウォン・カーウァイなど台湾や
香港の巨匠の映画を長年手がけてきたアジアを代表する音響マンです。
今回、上海の街の音や時計店の音など繊細な音の演出で
映像に一層の深みを与えています。
キャストもスタッフも、実にワールド・ワイド。
素晴らしい映画作りに国境などないということを、
この映画は示しているような気がします。
 
今日ご紹介した映画「真夜中の五分前」は、
■Denkikan
で、今週土曜日・12月27日から公開されます。
 
「真夜中の五分前」オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

「福福荘の福ちゃん」


「FMK Morning Glory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、今度の土曜日・12月20日から公開される
「福福荘の福ちゃん」です。
 
この映画は、女性お笑いトリオ「森三中」の大島美幸が
中年男性を演じて注目されている作品です。
しかも、数々の海外の映画祭に出品され、
カナダのモントリオールで開催された
「第18回 ファンタジア国際映画祭」では、大島美幸が
最優秀主演女優賞に輝いたことも大きな話題になりましたよね。
 
監督は、「全然大丈夫」など独特なセンスの持ち主である、藤田容介。
また、「全然大丈夫」で主演した荒川良々や、
水川あさみ、駅員の物まねが人気の演歌歌手、徳永ゆうき 
など、個性的なメンバーが共演者として名を連ねています。
 
さて、大島美幸が演じた主人公は、「福福荘」という古びたアパートに暮らす
人の好い塗装職人・福ちゃんこと、福田辰男。
面倒見もよく、アパートの住人たちにも慕われている福ちゃんですが、
恋愛には超オクテの女性恐怖症で、
親友のシマッチがセッティングしてくれたお見合いも
ダメにしてしまいます。
そんなある日、福ちゃんの初恋の相手だった千穂が、
アパートを訪ねてきます。
カメラマンを目指している千穂は、
福ちゃんの笑顔を写真に撮らせてほしいというのです。
過去のトラウマから女性不信になり、千穂を突き放していた
福ちゃんですが、ある出来事をきっかけに次第に打ち解け、
再び恋心が芽生えていきます。
福ちゃんの周囲の個性的な人物たちも巻き込みながら
事態は思わぬ方向へ展開してゆくのですが・・・・・・・。
 
見どころは、何といっても男性を演じている大島美幸です。
そもそもこの企画、監督がテレビでおじさんのコントをしている
大島美幸を見て思いついたそうで、彼女が福ちゃんを演じるのが
大前提だったとか。最初のうちは、
やはり“男性を演じている大島美幸”という意識が頭の隅にありますが、
観ているうちにすっかり忘れ、不器用で純情な
“福ちゃん”のたたずまいに癒されてしまいます。
むしろ、周りの人物が個性的すぎる分、
福ちゃんを女性が演じることでファンタジックな雰囲気になり、
物語に入りやすくなっているのかもしれません。
 
寒い季節にピッタリの、心をほんわかとあたためてくれる1作。
“大島美幸が男性を演じる”という枕詞に惑わされず、
ぜひご覧になってみてください!
 
今日ご紹介した映画「福福荘の福ちゃん」は、
■Denkikan
で、今週土曜日・12月20日から公開されます。
 
「福福荘の福ちゃん」オフィシャルサイト
 
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 
<前へ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11