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「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」

「FMKMorningGlory」毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、今週金曜日・2月6日から公開される
「チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密」
です。
 
この映画は、日本でも大人気のハリウッドスター、ジョニー・デップの主演最新作。
ジョニーといえば、海賊ジャック・スパロウをはじめ、
手がハサミの「シザーハンズ」の主人公・エドワードや、
白い肌におかっぱ頭のチョコレート工場支配人ウィリー・ウォンカなど、
さまざまな個性的なキャラクターを演じていますよね。
このコーナーでも、ほとんど毎回彼の作品は紹介していますね。
 
今度の主人公チャーリー・モルデカイも、そんな個性派キャラクターの1人。
ちょびヒゲを生やし、うんちくをしゃべりまくる怪しい美術商(アート・ディーラー)です。
そんなチャーリーは、ある日、盗まれたゴヤの幻の名画を探してほしいと、
英国諜報機関「MI5」(エムアイ・ファイブ)から依頼されます。
捜査の担当者でチャーリーとは大学時代恋のライバルだったマートランド警部補も、
イヤイヤながら彼の知識と情報網を頼ることに。
調べてみると盗まれた絵には、世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていたことが
分かります!
さっそくチャーリーは、用心棒ジョックを連れて、ロシア、アメリカ、香港と
絵画を探す華麗なる旅に出ます。
 
チャーリーのかつての恋のライバル・マートランド警部補を演じるのは、イギリスを代表する人気俳優ユアン・マクレガー。
チャーリーの美しい妻・ジョアンナに、グウィネス・パルトロー。
また、チャーリーの用心棒には、「ビューティフル・マインド」のポール・ベタニーと、
共演者も豪華な顔ぶれ。
監督は、「ジュラシック・パーク」や「インディ・ジョーンズクリスタル・スカルの王国」などの脚本家でも知られ、「シークレット・ウィンドウ」では
ジョニー・デップと組んだこともあるデヴィッド・コープです。
 
原作は、1970年代に人気を博したというキリル・ボンフィリオリの小説で、
今回脚本を担当したエリック・アロンソンが、ロンドンの本屋で10年前に見つけ、
脚本にしたんだとか。
原作はミステリーの要素が強いようですが、映画の方はジョニーが作り上げた
キャラクターに合わせて、ユーモアたっぷりのアクションアドベンチャーになっています。
ジョニーの新たなキャラクターを楽しめるエンターテインメントですよ!
70年代には、名優ピーター・セラーズが主演した人気コメディシリーズ「ピンク・パンサー」という喜劇映画のシリーズがありましたが、今回のジョニー・デップ作品は、そのあたりのドタバタ・コメディ映画を21世紀に復活させようという狙いのようです。
今回の作品がヒットすれば、きっと「ピンク・パンサー」みたいにシリーズ化されるでしょうね。楽しみです
 
ここで、ちょっと余談ですが、
この映画の宣伝などでは、このモルデカイの髭を「チョビ髭」と表現しています。
この表現には、ちょっと違和感を持っているマニアな方が多いようで、劇作家で映画監督の三谷幸喜は、朝日新聞の連載のエッセイで「ジョニー・デップの髭、あれはチョビ髭じゃなく、カイゼル髭だ」と断言しています。
「カイゼル髭」とは、ドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム2世が蓄えていたことから「カイゼル髭」(ドイツ語で皇帝の意)と呼ばれるそうです。
英語では髭の形が二輪車のハンドルに似ているため、"ハンドルバー・ムスタッシュ"(Handlebarmoustache)と呼ばれるそうです。
「チョビ髭」というのは、・・・・・・
チャップリンやカトちゃんの扮装でもおなじみの中央を残した髭のスタイル、あれが「ちょび髭」だそうです。髭ひとつにしても、いろんなデザインや名称があるんですね。
いろんな専門家がいるものです。
 
今日ご紹介した「チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密」は、
■TOHOシネマズ光の森
■TOHOシネマズはません
■TOHOシネマズ宇城
■シネプレックス熊本
■イオンシネマ熊本
 
で、今週金曜日・2月6日から公開されます。
 
 
ここでプレゼントのお知らせ。
映画の公開を記念して製作されたオリジナルの
「クリアファイル」「ノート」「メモパッド」の3点をセットにして、
お一人の方にプレゼントします。

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(宛先)
メール : glory@fmkumamoto.jp
FAX : 096-355-5200
 
(締め切り)
2月3日 火曜日(本日中)
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