スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ
今日紹介したのは、
9月15日(土)に公開の映画「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」です。
先日開催された「ベネチア国際映画祭」でも正式上映され、
世界的に注目されている作品です。監督は三池崇史。
三池監督が今回取り組んだのは、日本版の西部劇です。
壇ノ浦の決戦から数百年後、莫大な埋蔵金を巡って
源氏と平家の末裔たちが対立するある村に、
流れ者の凄腕ガンマンが登場します。どちらの陣営も、
この流れ者を用心棒に引き入れるべく動き出し、
事態はさらに不穏な方向へ向かっていくのですが…。
日本が舞台なんですが、どこか無国籍な映画です。登場人物は
すべて英語を話しているという不思議な雰囲気が全編に漂っています。
出演は、流れもののガンマンに伊藤英明、平家のボスに佐藤浩市、
源氏のボスに伊勢谷友介。
キーパーソンとなる2人の女性を、木村佳乃と桃井かおりが演じています。
1960年代に起きた世界的な西部劇ブームの時に、
イタリアで作られた西部劇を「マカロニ・ウエスタン」
(アメリカでは「スパゲッテイ・ウエスタン」)と呼びます。
アメリカで作られた本家の西部劇に対して、
最初は「まがいもん」「パチもん」というニュアンスで呼ばれていたんですが、
この中でも本家を越えるような面白い作品が続々登場して、
新しいエンターテイメント映画の歴史を作っていったんです。
今回の「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」は、
そういう映画の歴史を知ってみるとさらに楽しめます。
あのクエンティン・タランティーノ監督もスペシャル・ゲストとして登場!
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」は
■TOHOシネマズ光の森
■ダイヤモンドシティ東宝8
■熊本松竹
■シネプレックス熊本 で 9月15日(土)公開です。
オフィシャルサイト http://www.django-movie.com/