« 10月30日(火)魔法のことば  |  宮城県・仙台 >

自虐の詩

今日紹介したのは、現在公開中の映画「自虐の詩」です。

「ケイゾク」「トリック」シリーズなどで知られる堤幸彦監督が、

「ケイゾク」の中谷美紀、「トリック」の阿部寛と組んだ、注目の作品。

小さな頃から不運続きの幸江は、

乱暴者で酒飲み、仕事もせずにギャンブルに明け暮れるダメ男、

イサオに、けなげに尽くす妻。

アパートの隣人に別れを勧められても、パート先のラーメン屋のマスターに

言い寄られても、ひたすらイサオを愛し続けます。

そんなある日、刑務所帰りの父親が彼女の前に現れます。

一方、イサオも働きに出ることを決意するのですが・・・。

原作は、「日本一泣ける」と絶賛された4コママンガ。

原作の舞台は東京なのを、映画では大阪の下町に変えているんですが、

これが大成功!主役の2人や、彼らを取り巻く人々の強烈なキャラクターが、

どこかうさんくさい、大阪の町の空気にうまく溶け込んでいます。

見どころは、なんと言っても、主役の2人の演技です!

去年「嫌われ松子の一生」で絶賛された中谷美紀は、今回も不幸の中に

幸せを見つけるけなげなヒロインを、生き生きと熱演。

阿部寛は、無口で乱暴で、パンチパーマという強烈な役柄!

気に入らないことがあると、すぐにちゃぶ台をひっくり返す、

かなりひどい男なんですが、それさえも最後には愛しく見えてきます…。

エンディングの終わりには、重要なシーンが残っていますので、

最後まで席を立たないでくださいね!

映画「自虐の詩」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■シネプレックス熊本  で、現在上映中です。

「自虐の詩」オフィシャルサイト http://www.jigyaku.com/index.html