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椿三十郎

今日紹介したのは、12月1日~公開の映画「椿三十郎」です。

1962年に公開された、黒澤明監督と主演・三船敏郎の

コンビによる作品としてご存知の方もいらっしゃると思いますが、

今回、森田芳光監督、主演・織田裕二というコンビでリメイクされました。

今日はその森田監督のインタビューをお届けしました。

主演の椿三十郎役に起用された織田裕二さんについて伺いました。

椿三十郎はヒーローなんですよね。現代のヒーローと考えた時に、

織田裕二君しかいないと思いましたね。彼とやるのは初めてでしたが、

彼の「目」はいい目をしているなと。正義感・悪に立ち向かう時の目、

それから、優しい目というのは彼にしかできないと思います。

織田さん以外にも椿三十郎のライバル、

室戸半兵衛役に豊川悦司さん、押入れ侍に佐々木蔵之介さん、

若侍に松山ケンイチさんといった、豪華な顔ぶれが脇を固めています。

これまでにも森田監督の作品に出演したことがある方々なんですが、

監督から見た魅力を聞いてみました。

豊川さんは、例えば「明と暗」に分けるとして、織田君が”明”であるなら

豊川さんは”暗”といいますか。これまでにも思慮深い役が多かったと思う。

そういう男が三十郎の相手をするということで我々もゾクゾクしました。

佐々木君はユーモアが分かる人で。押入れの開け閉め一つにしても

いろんなタイミングを考えたりと、絶妙でした。

松山君は、若いんですが、僕の映画を見て研究したりしていて、

演出しやすい俳優でした。

この映画は時代劇ということで、殺陣のシーンも

大きな見所の一つになっています。

僕は殺陣(タテ)に関して(人が刀を使って殺しあうという事に関して)

すごく力が要ることだと思ったんです。

だから織田君には体を使って心を使って一人一人を真剣に斬るようにと

そうして21人斬りが成立したんです。

この映画は殺陣の迫力ももちろんですが、

緊張感とともに気を抜くことも大事だと思うんです。

中村玉緒さんや鈴木杏さん等がその辺を上手く出してくれています。

この「椿三十郎」には、随所にユーモアが溢れています。

リメイクするに当たって、森田監督ならではの要素が

組み込まれていますが、監督のユーモアの源について伺いました。

昔からお笑い・漫才・落語が好きなんです。寄席をみたり。

そういう環境があったからですかね。

例えば駅のホームにたった時に反対のホームにいる人を1人

じーっと5分ぐらい見てみて下さい。おもしろいですよ!

人間は細かく見れば見るほど絶対におもしろいです!

ストーリー自体、最後の最後まで目が離せない作品です。

そうですね。非常に人間的名武士道的なラストになったと思います。

映画を見た人は、ラストだけはゼッタイ言わないで下さいね。

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この映画「椿三十郎」は、
■TOHOシネマズ光の森 ■TOHOシネマズはません

■ダイヤモンドシティ東宝8■シネプレックス熊本 

■ワーナー・マイカル・シネマズ 熊本クレア

で、12月1日から上映されます。

「椿三十郎」オフィシャルサイト http://www.tsubaki-sanjuro.jp/