12月6日の名盤は
今年も12月8日が近づいてきました。
今日はジョン・レノンを紹介しました。
ジョン・レノンついては説明するまでもないかもしれませんね。ただ、
1980年12月8日、射殺されるという形で衝撃的な死を遂げたせいか、
彼のことを“愛と平和の殉教者”とだけ思っている人が多くはないでしょうか。
もちろん、そういう側面もありました。
でも、そういった行動や楽曲は、レノンの活動の一部でしかなかったのです。
ラジオで流れるレノンの曲と言えば「イマジン」、
「ウーマン」、「ハッピー・クリスマス」といった曲ばかり。
生前唯一の全米No.1ヒット「真夜中を突っ走れ」ですら、
ほとんどOAされる事がありません。優しく美しいバラードばかり。
これは我々ラジオ局にも問題があるのかもしれませんね。
激しいシャウトのロックン・ロール・ナンバーはほとんどOAされません。
しかしながらレノンの本質はビートルズ時代からソロ時代まで、
一貫してロックン・ロールなんです。世界で一番クレイジーな
ロックン・ローラーだったからこそのビートルズの人気であり、
40年以上続く、変わることのない高い評価なのです。
ロック・ファンの心臓をワシ掴みにしたヒーローだったからこそ、
ラヴ&ピースのメッセージが
若者に受け入れられたのだということを忘れてはなりません。
今日お届けした曲は、
麻薬の禁断症状を歌ったヘヴィなロック・ナンバーですが、
喉が張り裂けんばかりのシャウト、これこそレノンの真骨頂です。