1月3日(木)の名盤は
今日は新年の1回目ということで、
“デビュー・アルバムの1曲目が最高にカッコいい名盤”を紹介しました。
本来はアルバムの前にシングルでデビューするのが普通ですから、
厳密に言えば、デビュー作の1曲目がそのアーティストの
初お披露目ではないのでしょうが、アルバムしか買わないファンもいますし、
後々まで歴史に残るという意味では、
こちらのほうがより重要と言えるかもしれません。
そうやって考えてみると、例えばビートルズ。
「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」。
「ワン、ツー、スリー、フォー!」のカウントだけで、
「ここから歴史が変わったんだなー」という生命力が感じられます。
そしてクイーン、ツェッペリンあたりもかなりカッコいいです。
ディープ・パープルの「アンド・ジ・アドレス」、チープ・トリックの「ホト・ラヴ」は、
アルバム全体の出来の良さが1曲だけで決定されるほどの名曲だと思います。
パンク・バンドは「ノリ一発」みたいなところがあるので、
1曲目は秀逸なものが多いです。
そんな中でも、1曲だけ、となれば、この曲はどうでしょうか?
これはまずCD屋さんでジャケットを見て一撃、
そして聴いてさらに一撃、とにかくインパクトは最強。
これが史上最高、というつもりはありませんが、
最高峰のひとつであることは間違いないと思います。
それは…『キング・クリムゾンの「21st Century Schizoid Man」』。