テラビシアにかける橋
今日紹介したのは、現在公開中の映画「テラビシアにかける橋」です。
「国際アンデルセン賞」など数々の賞を受賞し、
世界中で読まれてきた児童文学を、
「ナルニア国物語」のスタッフが映画化した作品。
と聞くと、いかにも壮大なファンタジー映画を想像するかもしれませんが、
この映画はひと味違います。
舞台は現代。主人公は、貧しい家庭に暮らし、
学校ではいじめられている11歳の男の子。
ある日、隣の家に活発で想像力豊かな女の子が引っ越してきます。
彼女もまた、個性が強すぎて周囲になじめない存在でした。
意気投合した2人は、毎日森の中に遊びに出かけ、
そこを想像上の王国「テラビシア」と名づけます。
このテラビシアは、例えるなら、小さい頃に憧れた「秘密基地」…。
木の上に作った小さな小屋は、王国のとりでに、
土のくぼみは怪物の足跡に、
木々のざわめきは敵の襲来と見立ててたたかう・・・。
自分達だけに通じるファンタジーを作って遊んだ経験がある人なら、
こんな、彼らのテラビシアが懐かしくてしょうがないはずです!
そして、数々のVFXが幻想的な生き物や美しい王国の姿を画面上に再現、
一段とイメージを盛り上げてくれます。
しかし物語は、楽しいファンタジーだけではなく、
子供達に厳しい現実も用意しています。
ただ、よくありがちな泣かせるだけの作品とは違って、悲しみと向き合い、
乗り越えていく過程が繊細に描かれ、さわやかな感動を誘います。
子供の気持ちを取り戻したい大人にこそ見てほしい1本です。
映画「テラビシアにかける橋」は、
■TOHOシネマズはません
■TOHO宇城バリュー
■シネプレックス熊本
■ワーナーマイカル・シネマズ・熊本クレア で、現在上映中です。
「テラビシアにかける橋」オフィシャルサイト http://terabithia.jp/