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3月20日(木)の名盤は…

突然ですが、実は僕、バンドを結成しました。

バンド名は“熊本”です・・・

なーんて言ったら、皆さんちょっと、いや、かなり引きますよね?

欧米にはシカゴ、カンサス、アメリカといった名前を臆面もなくつけちゃった

バンドが結構あるんです。

どういう気持ちでつけたのか、聞いてみたいですね~。

今日はそんなバンドの一つ、ボストンを紹介しました。

名前もすごいですけど、中身はもっと凄いんです、このバンド。

まず、バンドと言ってもバンドじゃないんです。

超名門マサチューセッツ工科大学卒のトム・シュルツという男性、

実質的には彼一人のバンドです。

メンバーはライブのために集められた人達で、

ほとんどはトムが全部レコーディングしています。

さらにこのトム、自分のギターは自分で作ります。

さらに自分のブランドで販売もやっています。

「これ1台でボストンと同じ分厚いギターの音が出せます」という

エフェクターを販売、相当儲かっているようです。

他にも本当かどうか、“絶対にチューニングの狂わないギター”や、

“留守中の植物への水やり機”などの特許を取っているらしいです。

そんな超理系人間ですが、コンピューターは大嫌いで、

現在もなお作品には一切使用していないのも凄い。

さらにさらに凄いのは、1976年のデビュー作から2ndまでは2年でしたが、

3rdは8年後の1986年、また8年後の1994年に4作目、

そして2002年に5作目がまた8年ぶりに発売と、

8年に一度しか働かないんです。32年の活動で5枚しか出していないんです。

次は2010年に出るんだか出ないんだか。

でも本当の本当に一番凄いのは、32年間音楽性がまったく、

1ミリも変わってないことです。

「ボストンってどんなバンド?」と聞かれたら、

この1976年のデビュー曲を聴かせればいいです。

「今もまったく同じだよ」と。