4月22日のマツザキ・レコードは
今日は、
スーパーフライ / カーティス・メイフィールド を紹介しました。
60年代に活躍したソウルマンたち、例えばマーヴィン・ゲイ、
ダニー・ハザウェイ、 そして今日紹介するカーティス・メイフィールド。
ハイライトは、やはり70年代だと言えるでしょうね。
70年代以降のミュージック・シーンに対して与えた、大きな影響を考えると、
彼らが残した功績は余りにも大きいでしょう。
日本でも、山下達郎が大きな影響を受けたと言われています。
R&Bヴォーカル・グループ、インプレッションズで活動していたカーティスは、
70年にアルバム『カーティス』でソロ・デビュー。
これは、当時盛り上がっていた公民権運動や ヴェトナム反戦などを背景に
メッセージ色の強いアルバムに仕上げています。
72年に、最高の出来と言われる
サウンド・トラック『スーパー・フライ』をリリースします。
小気味よいラテン・パーカッションが緊張感を演出し、
ビートの狭間を乗りこなすような カーティスのファルセット-ヴォイスは、
とてもクールなファンクですね。
その後も脂に乗ったカーティスの音楽は、たくさんの名作を作っています。
70年代後半を迎えると、カーティスも時代の流れに逆らうことはできず、
ラヴ・ソングが大半を占めるようになります。
ラブソングも素晴らしいのです!
そして90年、カーティスはリハーサル中に落ちた照明器具が直撃するという、
悲劇的な事故に見舞われ、結果、寝たきり生活になります。
再起不能とまで噂されますが、96年に見事に復活し全音楽ファンに
多大な勇気を与えました。
しかし残念ながら99年に57歳の若さで亡くなっています。