「キーパーに聞く」
さまざまなスポーツの話題をお届けしています、「スポーツのトビラ」。
今年は特別企画として毎月一回、あらゆるスポーツのゴールキーパーに
スポットを当てていきたいと思います。
題して、、、「キーパーに聞く」。
コートやグラウンドを走り回ることなく、
ひたすらゴールを守るゴールキーパー。
当然ながら試合に同時に2人以上出場出来ないので、
フィールドプレーヤーに比べて、圧倒的にポジション争いも熾烈…。
なぜそんなゴールキーパーを志したのか、
疑問をぶつけていきたいと思います。
今日登場したのは、この方です。
ロアッソ熊本 GK 「太洋一」選手
好きなスポーツ選手を教えてください。
イタリアのブッフォン選手です。点入んないからすごいなと思います。
好きな言葉は何ですか?
「日々成長」。同じミスは繰り返してはいけない、
昨日の自分には負けてはいけない、そう思います。
ゴールキーパーになったきっかけは何だったんでしょうか。
小学校の5年生ぐらいに始めたんですが、
きっかけはいまいち覚えてないんです。
ただ、ユニフォーム1人だけ違うのもかっこいいし、
イジワルなやつが「お前にゴールが守れるか?」と言ってきて、
競争みたいになって、試合で交代でやっていたらそのまま。
ゴールを守って得点されることを防ぐ以外に
ゴールキーパーの仕事を教えてください。
守備が終わったら攻撃に切り替わりますよね?
その攻撃の第一歩がキーパーだったりします。
また、自分らが攻めてる時に後ろの選手がいい準備できるように
という配慮や、ボールにばかり目が行ったりする時、
背中に人が来てるよと教える事、
集中力がきれてるときに声をかけるなどがあります。
フリーキック、PKなどゴールに近い位置での攻防の時、どんな心境ですか?
シーンに限らずポジション的に1つのミスがすぐ失点につながるので、
緊張感は90分ずっとあります。
PKとかだったら、自分の考え方とかでも変わってきますね。
0-0で迎える後半ロスタイムのPKとかだったら、
「止めなきゃな」と強く思うし、
リードしてたりしたら…。やっぱり少し違いますね。
キーパーの醍醐味、面白さはどんなところですか?
ビッグセーブしたりすると気持ちいいです。
相手が悔しがっている姿を見るより、
見方のディフェンスが「サンキュー」と言ってくれると嬉しいです。
ロアッソ熊本には全部で4人のゴールキーパーがいますが、
太選手のセールスポイントは何ですか?
うちのキーパーの、
こばさん(小林弘記選手)は体も大きいので威圧感はあるだろうし
吉田(吉田智志選手)はキックが武器ですよね、
また稲田(稲田康志選手)はコーチングが出来てるなと思います。
僕は、自分じゃセールスポイントは答えられないんですよね。
セールスポイント1つでも持ってればいいんだろうけど、
1つの武器より欠点を隠したいタイプなんです。
ゴールキーパーになる人って、
性格とか特性とか共通点はあるんでしょうか?
共通点かどうかはわかんないけど
FWがシュートするぞというところに体はって出て行くわけですから、
何かかわってる人しかできないんじゃないですか(笑)
当然ボールからも敵からも逃げることはできませんが、怖くないんでしょうか?
ボールに飛び込む怖さはないけど、怪我は怖いですね。
自分で気をつけてても相手が無茶苦茶なカタチで飛び込んできたら…。
怖いのは接触ぐらいですかね。
ボールに対する恐怖心などはないです。
ゴールを守るのが仕事ですから。
サッカー、ハンドボール、アイスホッケーでは、
どのキーパーが怖いと思いますか?
ハンドボールを見させてもらったんですが、
見るまではハンドボールが怖いのかなと思ってました。
でもサッカーのキーパーと一緒で、慣れだと思う。
だからやっぱりサッカーが一番怖いかなと思います。
もし野球をするとしたら、どのポジションをやってみたいですか?
4番ショート的な!?
ゴールキーパーとしての希望や主張はありますか?
スポーツニュースでも得点シーンばっかりなので、
GKのセーブ集とか見てみたいですね。
生まれ変わって、またサッカーをするとしてもゴールキーパーを
やりたいですか?
う~ん。。。そうかなぁ。難しいですね。
点もとってみたいけど、最近になってGKの面白さも分かってきたんで、
ゴール守ってる方が好きだから、やっぱりキーパーかもしれないです。
以上、今月のゴールキーパーはロアッソ熊本の太洋一選手でした。