ノーカントリー
今日紹介したのは、現在上映中の映画「ノーカントリー」です。
今年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、助演男優賞、
脚色賞の4部門に輝いた話題作。監督は、「ファーゴ」のコーエン兄弟。
舞台は、1980年代のテキサス。
ある日、砂漠で狩りをしていたモスという男が、
死体に囲まれたトラックを発見します。トラックの荷台には大量の麻薬があり、
200万ドルという大金が入ったカバンもありました。
ヤバイ金だと知りつつ、彼はそのカバンを持ち去ります。
モスはこれをきっかけに、
金を取り戻すために雇われた殺し屋に追われることに。
さらに事件を知った保安官も、2人を追い始めるのですが・・・。
追われる男・モスを、「アメリカン・ギャングスター」のジョシュ・ブローリン、
彼を追う殺し屋・シガーを、「海を飛ぶ夢」のハビエル・バルデム、
2人を追う保安官・ベルを、「逃亡者」やCMでおなじみの
トミー・リー・ジョーンズが演じています。
なんと言っても強烈なのは、殺し屋・シガーを演じるハビエル・バルデム!
酸素ボンベのようなエアガンを持ち、独特のオカッパ頭で無表情に、
淡々と相手を抹殺する様子は、笑ってしまうほど恐ろしく、
助演男優賞も納得の怪演ぶりです!
とはいえ、コーエン兄弟らしく、ちょっとしたところにブラックな笑いが
散りばめられています。
そしてこの映画、本編には音楽がほとんど使われていないのも特徴です。
セリフもそんなに多くないので、ほとんど音がないシーンもあるんですが、
それが一段と緊張感を高めています。
とにかく最後まで何が起こるかわからない、目が離せない作品です!
ぜひスクリーンで確かめてください!
この映画「ノーカントリー」は、
■TOHOシネマズ 光の森 で、現在上映中です。
「ノーカントリー」オフィシャルサイト http://www.nocountry.jp/