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9月25日(木)の名盤は…

今日は、「ジョージ・ベンソン」を紹介しました。

いつもなら、その日に取り上げるアーティストを、

「いつ頃、何のジャンルでヒットしたどんなアーティスト・・・」

などといった、何らかの肩書きをご紹介できるのですが、

一言で説明が出来ないのが、このジョージ・ベンソンです。

まず、1960年代初期にジャズ・ギタリストとして活動を始めます。

それは硬派なジャズであり、あのマイルス・デイヴィスにも認められるほどで、

60年代の後期からは、イージーリスニング・ジャズと呼ばれた、

後のフュージョンや、スムースジャズの先駆者にもなり、人気となります。

そして、70年代にはAORの名盤とも言われる、アルバム「ブリージン」で、

大物プロデューサー、トミー・リピューマと手を組み、ヒットを修めました。

そして、次に彼は自分の歌声を聴かせたことがターニングポイントとなり、

歌手としての活動がメインとなって行きます。

80年代はクインシー・ジョーンズ・ファミリーと組んで、ジャンルで言えば

ブラックコンテンポラリーやR&Bでのヒットを連発します。

また、平行してデヴィッド・フォスター一派との共演で、

AORやポップスでもヒットを連発。

はたまた、90年代以降は、本格ジャズギタリストとしての作品と

歌モノを交互に発表し、二刀流として現在でも第一線で活動する、

マルチな才能を持った天才です。

長い活動の中で、硬派なジャズ、スムースジャズ、AOR、

ブラックコンテンポラリー、R&Bと、4つのフィールド全てで、

成功を修めているのは、本当に凄いことです。

今日は、1981年のヒットで、デヴィッド・フォスター一派時代のもので、

「ターン・ユア・ラブ」をお送りしましたが、実はこの曲、

後にEAST EXD×YUKIの大ヒット、「DA・YO・NE」の元ネタにも

なった曲なんです。

これで、Hip-Hopの成功も加わった!?のでしょうか・・・。