9月16日(火)今日のマツザキ・レコードは…
今日はJump To It /アレサ・フランクリンを紹介しました。
彼女はメンフィス生まれのデトロイト育ち、言い換えれば「R&B生まれのゴスペル育ち」
って感じでしょうか!?
ビルボードR&B1位獲得曲20曲、グラミー賞ノミネート40回以上!獲得は20回!!
押しも押されぬ“クイーン・オブ・ソウル”です。
60年代のソウル時代はもちろん、あらためて調べてみましても、ディスコ全盛期にも
ソウルな姿勢を崩しておりません。アルバムも77年の「Sweet Passion」、
78年の「Almighty Fire」ともに、R&B1位となった「Break It To Me Gently」を
はじめとする格調高いバラードや、彼女らしいゴスペルシャウト調の正統派な曲が多いですね。
まだ10代だった60年代初頭からずっと、トップスターとして君臨してきただけに、
風格を感じさせる人です。
ところが、本国アメリカでのディスコブームが終わった80年以降、
なぜかディスコに開眼したのがアレサさんであります。
私が最初に感激したのは、今日お届けする82年の「Jump To It」ですね。
続いて83年には、アゲアゲ調の「Get It Right」が発売され、
「アレサのディスコワールド」が確立します。
その後も勢いは止まらず、№1ディスコヒットを生み出します。
もはや「いまさらのディスコ・クイーン」状態であったかもしれません。
これだけイケルなら、もっと早くディスコやればよかったのに・・・
なんて思ったりもしますが、ソウル/ゴスペルクイーンの名前が許さなかったのか?
いずれにせよ、アレサの60~70年代は不動のソウル女王、
80年代以降はディスコ/クラブシーンを舞台にした、
最後のディスコクイーン・・・ということが言えそうですね。