9月23日(火)今日のマツザキレコードは…
今日はファンキー・タウン/リップスを紹介しました。
リップスは「一発屋」ということで、
なにかと軽視されているディスコアーチストだと思います。
「音が軽いねぇ」・・・てな声が聞こえてきそうですが、
それはそれ、結構僕は好きです。
まず、リリースされたのが1980年!
この年はアメリカでディスコが終わったと 言われている年なんです。
そもそも、この曲、よ~く聴いてみると、なかなかに完成度が高い。
意外とビートはしっかりしているし、ボーカルはちゃんと上手。
誰でも踊りやすいという魅力もある。よ~く聴けば聴くほど、味わいを感じます。
F.O.で終わるんですが、もう少し聞きたい・・・
曲のヤマバまで作って聞かせろ~! と、思わず思ってしまいます。
この曲、ファンキー・タウンがCDソングや色んな番組のBGMとして
よく使われるのも、シンプルながら耳に残るそんな良さからかもしれません・・・。
ファンキータウンは、そんなシンプル・イズ・ベストな感覚を
思い起こさせてくれる一品。
一応、というか、スゴイことに一般チャート、ディスコチャートともに
4週連続1位を 獲得しています。
R&Bチャートでも最高2位を記録した超特大ヒットだっだのです。
ただし、バンド名「リップス」が、「リップシンク=Lip-sync=口パク」から
来ているだけあって、いかがわしさも満点。本国の米国以外では、
金髪白人女性がボーカルのふりをしてTV番組などに登場しているのが
普通なのでした。
本当は歌唱力に定評のあった黒人女性歌手(シンシア・ジョンソンという人)が
リードボーカルだったのです。
でも、いかがわしさはディスコの大事な要素ですし、
ここでこだわるのは野暮というもの。
しかも、「ファンキー・タウン」以外の曲でも、
けっこうR&Bもしくは 「ファンク」している名作があります。
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