クレイグ・デイヴィッド
今日は11月26日に初のベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」を
リリースする「クレイグ・デイヴィッド」をブックマーク。
1981年イギリス出身の男性ソロ・アーティストなんですけれども、
ジャンルで言うとここ数年はR&Bという印象が強いかもしれません。
でも、そもそも最初に音楽シーンに登場した時には、
ハウスの一つにカテゴライズされる「2ステップ」というサウンド、
これを取り入れた楽曲が非常に印象的だったんですね。
ハウスミュージックと言えば、「ドン・ドン・ドン・ドン」という規則的なバスドラムが
基本になっていることから、「4つ打ち」と言ったりもしますが、
ハウスから派生した「2ステップ」は、「ドン・ドン・ドン・ドン」
というような単純なものではなく、ずれたように聴こえる
複雑なノリのリズムが基本になっています。
この「2ステップ」が1990年代の終わり頃から盛り上がりを見せ、
ちょっとしたブームになりました。
当時は洋楽も邦楽も2ステップの曲がよくリリースされていましたが、
例えば2001年にリリースされたm-floの「come again」なんかも、
「2ステップ」を取り入れた1曲と言えると思いますが・・・。
実はその1年前の2000年にリリースされたクレイグ・デイヴィッドのシングル
「フィル・ミー・イン」が、UKチャートで1位を獲得し、
「キング・オブ・2ステップ」と評されていた訳です。
当時まだ19歳ながら、一躍世界的に知られるようになりました。
今月リリースされるベストアルバムは、
時代と共に変化してきた彼のデビューから現在までを知るには、
いい1枚になっています。
スティングの「シェイプ・オブ・マイ・ハート」をサンプリングした曲、
「ライズ・アンド・フォールfeat.スティング」ですとか、
デヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」をサンプリングした
「ホット・スタッフ」や「2ステップ」時代は知らないという方でも、
「ラジオで聴いたことがある」と思われる曲も入ってます。
おすすめですよ。