12月4日(木)の名盤は…
今日はケイト・ブッシュを紹介しました。
彼女は、ジャンル分けすることが難しく、
世代的にはニューウェイブ世代なので、
確かにニューウェイブ風味も感じられるけれど、
そう言い切ってしまうにはちょっと違う…。
では、「女性ボーカル」、「シンガーソングライター」という括りにすると、
それからイメージする音ともまったく異質です。
彼女が作る楽曲の音楽性としては「クラシック」や「トラッド」の
香りも強いんですが、もっと新しい何かがある、
ということで強いて言えば「現代音楽」というのが一番近い気もします。
でも間違いなく「ロック」だし、だからといって「イギリスのロック」に
分類すると違和感がある、といった具合にどのジャンルに入れても
収まりが悪いというか、はみ出てしまう。
彼女の後に続く人もいないので、他に似たような人がいないという
まさに唯一無二の孤高の存在。
それがケイト・ブッシュです。
彼女自身が「ケイト・ブッシュ」というジャンルを確立している、
強烈な個性の持ち主なんですね。