画家・イラストレーター「門田奈々」さん
今日は3月8日(日)まで熊本市上通の「COLLECTION OMO」で
個展を開催中の門田奈々さんにお話をうかがいました。
これまでにどんなお仕事をされているのですか?
去年は熊日新聞で姜信子さんのコラム挿絵を、
現在は朝日新聞の土曜日特別版「be」で
歴史コラムの絵を描かせて頂いております。
その他ですと、livedoorのモバイルグリーティングイラスト、
雑誌の挿絵、博物館の展示イラスト、パッケージデザイン、
肖像画のご依頼もありました。
どんな画材で、どんな作品を手掛けていらっしゃいますか?
大学まではアクリルガッシュで描いていましたが、
最近は透明水彩絵の具を使って描いています。
一年ほど前から、金箔も併せて使うようになりました。
東京藝術大学美術学部デザイン科をご卒業されていますが、
どんな理由からデザイン科を志望されたのでしょうか?
当時はあまり深く考えていませんでしたが、
「美術をやるなら藝大」という考えがあったように思います。
絵を描く事がとても好きでしたし、
それ以外の道も考えた事はありませんでしたので、
非常に自然に向かったように思います。
藝大のデザイン科ではどんなことが学べるのでしょうか?
デザイン科はとにかく自由な印象です。
デザインという枠に捕らわれず、生徒は好きな表現方法で制作していました。
例えば、一つ課題(テーマ)が与えられ、日本画を描く人もいれば、
溶接を始める人もいて、イラストを描く人もいれば、
パソコンと格闘する人もいる。といった感じです。
ひとつの課題でも、あらゆる可能性と表現の幅があると学びました。
挿絵などのお仕事以外では、女性をモチーフにされていますが、
なぜ女性を描かれるようになったのでしょうか?
また女性を描く面白さはどんなところでしょうか?
女性の持つ独特のラインや柔らかさに惹かれるから、
というのが答えに一番近いかもしれません。一人旅が好きで、
学生時代はバイトしてお金が貯まったらヨーロッパに行っていました。
たまたまフランスで自分の名前の「nana」が「おんな」を意味する事を知り、
面白いなと思って、それ以来「nanaシリーズ」と題して女性を描いています。
また毎回仕上げに女性のメイクをするんですが、
その時ばかりはメイクアップアーティストになった気分で、
絵の女性に話しかけながら描いています。メイクが始まると、
絵の女性はどんどん魅力的になっていくのでとても面白いです。
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門田奈々さんの個展は3月8日(日)まで
熊本市上通りの「COLLECTION OMO」で開催されています。
門田奈々さんのblog http://blog.livedoor.jp/atelier_nana_plus/