写真家「宮井正樹」さん
今日は、西原村在住の写真家 宮井正樹さんを紹介しました。
自然や花、それとは対照的なビルなどをモチーフに、
まるで絵画のような独特の色彩が印象的な写真を撮られています。
ちょうど1年前、4月に熊本市現代美術館で行われた
「ピクニックあるいは回遊」展の時にインタビューをお届けしましたが、
スタジオゲストとしては初登場でした。
宮井さんが写真を撮り始めたきっかけを教えてください。
父親が写真家(宮井政次さん)だったので、
小さい時から父親が写真を撮るのについて行ってたんです。
父親に憧れて写真家になったんだと思います。
父が他の職業だったら写真じゃなかったかもしれません。
実際にご自分が写真家になられて、お父さんはどんな存在ですか?
非常に偉大で、20代の頃は追いつきたいなと思ってたんですが、
今は、ほんとかなわないなぁと感じる部分があります。
一緒に写真を撮りに行ったりするんですが、
同じものをとると負けちゃうんで、別々のものを撮ります(笑)
宮井さんの作品にはどんなシリーズ作品があるか教えて下さい。
「Tree」や「ゴフル場」「Building」の他、
「花」シリーズもあって、最近は生花だけでなく枯れた花を
撮ったりもしています。たまたま生花をとったままにしていたら、
枯れてしまったんですがそれがまたキレイだったので。
また、花を活ける花瓶なんですが、実は洗剤の容器だったりもします。
これもまたたまたま目に入った洗剤の容器の光のあたり具合などが
おもしろいなと思いまして。家中の容器を集めました(笑)
去年から作品に変化も見られるようですが、
花以外の背景の色も増え、よりヴィヴィッドな感じになっているような。
実は、ちょっと地味かなと思いまして…。(笑)
PCの技術を使っているかともよく聞かれるんですが、
PCの技術があまりないので、殆ど手を加えていないんですよ。
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宮井さんの作品をご覧になりたい方はぜひ、
「MASAKI MIYAI Photo Exhibition 写真の領域」にお出かけください。
4月10日(金)から20日(月)まで熊本市錦ヶ丘にある
「はじめギャラリー」で開催される宮井さんの個展です。
このタイトルに込められた意味は?
この個展を企画して下さった方が付けてくれたネーミングなんですが、
僕の写真は絵か写真か分からないような作品ですが、
写真ですよ。という意味だと思います。
はじめギャラリー
営業時間は午前11時から午後6時まで。
水曜定休となっています。
はじめギャラリー (問い合わせ) 096-365-0363