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akiko(アキコ)

今日は6月24日にリリースされたakikoのニューアルバム、

「HIT PARADE-LONDON NITEトリビュート-」をブックマーク。

FMKでも毎週日曜の深夜0時30分から午前1時までの30分間、

大貫憲章とKatchin(カッチン)’こと片桐克己の二人がお送りしている

「ロンナイ」という番組があります。

この番組名の「ロンナイ」とは、そもそも「LONDON NITE」の略なんですが、

「LONDON NITE」というのは大貫憲章が、

新宿にあった「ツバキハウス」というディスコで

1980年に立ち上げたロックDJイベントの名前なんです。

80年代のDJイベントというと、「マツザキレコード」でもご紹介しているように、

時代はディスコが中心という印象が強いですよね。

今でこそロックをかけるクラブイベントも当たり前にありますが、

日本初のロックDJイベントというのは実はこの「LONDON NITE」だったんです。

熊本という地方にいてもロックファンの間では、そのイベントの名前は知られ、

音楽だけでなくファッションも含めて流行の最先端といった感じで、

憧れていた人も少なくなかったんじゃないでしょうか。

実際にこのイベントに足を運んでいた人の中から、多くのミュージシャン、

デザイナーなどが誕生していきました。

今日ご紹介するakikoもその中の一人で、16歳から”憧れの場所”として

「LONDON NITE」に通い、パンクから時代を遡るように音楽を聴いて、

18歳でジャズに出会ったそうです。

そしてロックではなく、ジャズシンガーとして2001年にデビューを果たしています。

今回のアルバムは来年30周年を迎える「LONDON NITE」の

トリビュートということで、「LONDON NITE」にゆかりのある人達を

プロデューサーに迎え、「LONDON NITE」を代表する1960年代から90年代の

ロック、パンク、ニューウェイヴ、ポップなどのヒット曲を

akikoのボーカルでカバーしています。

また、カバー・アートも日本を代表するファッションデザイナーの

一人となったジョニオこと、UNDERCOVERの高橋盾が手掛けるなど、

アートワークまで徹底してイベントゆかりの人物で固めてあります。

今日はこのアルバムの中から1974年のルーベッツのヒット曲の

「シュガー・ベイビー・ラヴ」のゆる~いカバーをお送りしました。