8月27日(木)の名盤は…
いよいよ今度の日曜日は衆議院選挙ということで、
今週は選挙と音楽について考えてみました。
ここ日本では、ミュージシャンが自分の支持政党を表明したり、
あるいは自ら立候補したりすることは非常に少ないですよね。
ところが外国を見てみると、アメリカの大統領選を思い出しても、
有名ミュージシャン達が早々と”誰々支持”を打ち出したり、
集会に参加して歌ったりして、日本とはまるで違います。
楽曲についても、例えばビートルズの「カム・トゥゲザー」は
ある候補者の応援ソングとして作られたことは有名ですし、
日本では”お洒落な音楽”として人気の高いスタイル・カウンシルも
当時のイギリス首相を名指しで批判したり、
”対抗政党に投票しろ”と歌ったりしていました。
フランク・ザッパも大統領を直接攻撃したり、”棄権するな、
とにかく投票に行こう”と説いています。
こんな例はたくさんあります。
国民性の違い、というだけでは片付けられないかもしれないですね。
今日紹介したのは、
実は直接的に選挙を語っているものではありませんが、
“人々には力がある。想像する力がある。
夢見る力がある。団結する力、思いやる力、
物事を判定する力そ持っている”と、
人間の可能性と潜在能力を讃えた名曲です。
その中には当然ながら”一票を投ずる力”も、あえて語られてはいませんが、
入っていることだろうと思います。
今日お届けしたのは、1988年リリースの
パティ・スミスで「ピープル・ハヴ・ザ・パワー」でした。