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エクストリームアイロニング

今日は、“極限状態でアイロンを掛けるスポーツ”

「エクストリームアイロニング」を紹介します。

手前には切り立った崖、そしてその下に広がる山々、後ろには青空、、、

なんですが、手前の崖にはアイロン台が立てられていて、

その上には真っ白なワイシャツ、そしてそのような場所で

真剣にアイロンをかける一人の男性。

これがエクストリームアイロニングの一つの例なんですが、

今日は、そのアイロン掛けを行っている男性、

エクストリームアイロニングジャパンの「松澤等」さんにお話を伺いました。

「エクストリームアイロニング」とは、

具体的にはどのような場所でどんな状況でアイロンを掛けるんですか?

エクストリームアイロニングを行う基本的な場所は「山頂」です。

そのほかにも様々な自然環境下でアイロン掛けを行いますが、

この行為の本質や意義が最も感じられる場所は、

間違いなく己の足で登った山頂でのアイロン掛けです。

肉体をできるだけ酷使し、そのピークの瞬間にアイロンを掛ける事で、

実に様々な効果を得る事が出来るのです。

危険な場所=エクストリームアイロニングではありません。

我々が求めているのはあくまでも精神的・肉体的極限状態であり、

ただ心身ともに極限を求めると、どうしてもそういう危険な場所に

いきついてしまうというのが本当のところだと思います。

“エクストリームアイロニング”は“競技”としても確立しているそうですね。

その場合はどのような基準で順位が決められるんですか?

競技は1500メートルのコースを走りきります。

その間に5つの様々なアイロンがけポイントがあります。

そこで選手はいかに発想豊かでダイナミックなアイロン掛けが

できているかという「芸術点」、そんななかでもきちんと衣類のシワは

伸びているかという「技術点」、あとは1500メートルを走りきるタイム、

その総合点で国別対抗と個人戦が世界選手権で行われています。 

トレーニングなどはどのような事をされているんですか?

トレーニングは週4回のジムでの筋トレと有酸素トレーニング、

それと日常のアイロン掛けです。  

日本ではどれくらいの方が楽しまれているんでしょう?

我々エクストリームアイロニングジャパン(EIJ)が把握している限り、

この行為の趣旨を理解し、

情熱をもって本気で取り組んでおられる方は約15名ほどです。

エクストリームアイロニング”の魅力はどんなところにありますか?

シワを伸ばす達成感、山頂に登った達成感、それらがうまく

融合したときに得られる究極の達成感。

それがこの行為の基本的な魅力だと思います。

あとはアイロン掛けを通じて山で自然と一体になれる感覚や、

競技アイロニングのときに得られる緊張感なども魅力の

ひとつではないかと思っています。

あとは意外なほど癒されるという感覚(ヒーリング効果)です。

天気の良い日に外でアイロン掛けをする。

洗濯石鹸の香りがアイロンから出る蒸気に乗って鼻をつき、

みるみるうちにシワが伸びていくという満足感。

小鳥のさえずりを聞きながら、風を体で受け止めつつアイロンがけをする。

見た目の滑稽さで隠れがちですが、外でアイロンをかける行為自体が、

すなわち五感で感じる癒しの効果につながるのです。

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気になった方はぜひ画像をご覧下さい。

エクストリームアイロニング ⇒ http://www.exironingjapan.com/

松澤さんのブログ ⇒ http://ameblo.jp/extremeironingjapan/