Yilana(イラーナ)
今日は「Yilana(イラーナ)」をブックマーク。
どこの国のどんなミュージシャンなんでしょう?
5月26日にリリースされるミニアルバム
「モクバノユメ-the dream of the wooden horse-」のジャケットを見てみると、
いろいろなものが組み合わせてあって1枚のジャケット写真になっているんですが、
そのコラージュの中にヒントが隠されています。
まずジャケットの中心には髪の長い女性が一人、大きく写っていて、
髪の毛や瞳の色なんかの外見だけで判断すると、アジア系のルックスです。
単純に考えると「イラーナ」というのはこの女性で、
日本人のアーティストなのかなぁと想像してしまいそうですが、
女性の横に小さく写っている楽器を見てみると、
弦が2本ある楽器なんですが、
その楽器の棹の先端部分が馬の頭の形をしています。
そう、モンゴルの伝統楽器の馬頭琴です。
・・・ということで、実はこのイラーナ、内モンゴルの東部に広がる
ホルチン地方生まれの馬頭琴奏者なんです。
馬頭琴と言えば、「スーホの白い馬」というモンゴルの民話で
ご存知の方も多いでしょう。
この番組では今年1月にモンゴル民族音楽団の方をゲストにお迎えして、
演奏していただきましたので、音色もなんとなく覚えていらっしゃる
かもしれませんが、馬頭琴の音は「草原のチェロ」とも言われるそうです。
今回のアルバムには、そんな温かみのある音で演奏された曲が
6曲収録されています。
日本ではまだまだ耳にする機会も少ないモンゴルの伝統的な楽器ですが、
イラーナ自身は1987年生まれの今年23歳、まだ若いですが、
馬頭琴を始めたのは6歳からということなのでキャリアは相当なものです。
今日お届けしたのは、イラーナで「太陽と月の約束」でした。