熊本県ボート協会
今日はこれから秋に向けていくつもの大会が予定されている
ボート競技を紹介しました。
ご出演は、熊本県ボート協会 普及部の松永博隆さんです。
熊本県ボート選手権や国体などで行なわれているボート競技には
どんな種類があるのか教えて下さい。
まず、1人乗り”シングル”、2人乗り”ダブル”、4人乗り”クオドルプル”で、
1人で2本オールを持って漕ぐ競技を”スカル”、
1人が1本のオールを持って漕ぐ競技を”スイープ”と言います。
また、2人乗りは”ペア”、4人乗り”シェルフォア”、8人乗り”エイト”です。
距離は、全日本選手権で2000m、高校総体や国体は1000mです。
ボート競技では「オアズマンシップ」「オアズパーソンシップ」という言葉が
使われるそうですが、どんな意味があるのでしょうか。
本来の意味は、ボートを操る技術のことですが、日本では、
スポーツマンシップと同様の精神的な意味合いを含めたイメージで
用いられてきました。オアズマンシップは、このスポーツを愛し、
ルール、マナーを守り、競漕相手や運営スタッフなどに敬意をもって
接するフェアプレイの精神、全力でベストをつくすスピリット、
ロウアウト精神、そういったものです。
ちなみに、オアズマンのオアとはoarと書きますが、
ボートのオールのことなんです。
熊本ではどんな所で競技を見ることができますか。
熊本市内では下江津湖、菊池市では竜門ダムの班蛇口湖、
八代市では球磨川下流域など基本的には流れがないところですね。
熊本は都市圏に江津湖があったり、
菊池市のダムも2000メートルのコースが常設されているということで
環境的には恵まれているんじゃないかと思います。
ボートに乗っている舵手とはどんな事をするんですか?
舵をとる人ですね。コックスというんですが、舵取りと声掛けを行い、
クルーをまとめる役割があります。
ボート競技のおもしろさ、魅力はどんなところでしょうか。
競技としてはきついものですが、勝った時はすごく嬉しいですし、
実は運動神経の良い悪いが関係なく、練習量で早い遅いが
結果として出るというスポーツだと思います。
また、他の競技のように”体がぶつかる”競技ではないので、
年をとってからでもやれるスポーツじゃないかなと思います。
熊本で見ることができる大会などの予定があれば教えてください。
7月19日 火の国レガッタ(下江津湖)
8月1日 九州学生レガッタ(菊池市班蛇口湖)
8月21~22日 室原杯・九州ビギナーズレガッタ(下江津湖)
9月19日 菊池ふれあいレガッタ(菊池市班蛇口湖)
10月23~24日 県下高校生大会
11月6~7日
全国高校選抜九州ブロック大会・九州学生レガッタ(菊池市班蛇口湖)
初心者でも体験できる催しなどがあれば教えてください。
月に1,2回ほど下江津湖で初心者の方からボート経験者も含めて
漕いでいますので、興味のある方、試乗してみたい方は下記まで御連絡下さい。
熊本市民ボートクラブEZUKO マネージャー 松永博隆さんまで。
携帯090-1033-4320 e-mail:matsu0525@tempo.ocn.ne.jp