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7/22「ザ・パワー・ステイション」

今日は、

80年代を彩ったグループ「ザ・パワー・ステイション」を紹介しました。

パワー・ステイションは、当時世界的に大人気だったデュラン・デュランから

ジョン・テイラーとアンディ・テイラーの二人、それから知名度は今ひとつながら、

実力は誰もが認める名シンガー、ロバート・パーマー、そして最先端のサウンドで

実力No.1のファンク・バンド、シックからトニー・トンプソンとバーナード・エドワーズ

というメンバーが集まって作られたイギリス、アメリカ、黒人、白人と混じった

スーパー・プロジェクト・ユニットで、1985年にアルバム1枚だけを残し、

音楽ファンに強烈なインパクトを与えて台風のように駆け抜けました。

何がそんなに強烈だったかというと、楽曲や演奏も素晴らしいのですが、

音(サウンド)の感触そのものです。80年代、と言われて真っ先に思い出す音は

ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」のシンセサイザーの音と、

このパワーステイションのドラムの音、という方は多いんじゃないでしょうか。

以前このコーナーで話したことがあるんですが、

ゲート・エコーというやつを効かせた独特のドラムの音に、

目一杯ゴージャス感を散りばめた、

”自然界には存在しないのにリアリティを感じる”派手なサウンド。

これはすぐに世界中で真似され、80年代を象徴する音となったこれこそ

「パワー・ステイション・サウンド」と呼ばれるものの完成形です。

80年代にメガ・セールスを記録したアルバムを無作為に10枚抜き出したとすると、

半分はこのパワー・ステイション・サウンドであると言えます。

さて、ちょっとややこしいのですが、この場合のパワー・ステイションと言うのは、

このバンドのことではありません。

実はニューヨークにパワー・ステイション・スタジオというのがあって、

おおまかにいうとそこで録音、または編集された音のこと、

あるいはそこを中心に活動していた

エンジニアなんかが関わったもののことを言うんです。

例えばデヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」、

マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」などもそうです。

もちろん、このスタジオの名前をそのままユニット名にした彼らも、

ここで録音しているのは言うまでもありません。

今日お届けしたのは

ザ・パワー・ステイションで「サム・ライク・イット・ホット」でした。