ナンタケットバスケット
今日はナンタケットバスケットを紹介しました。
このバスケットは夏だけでなく、これからの季節、秋・冬にもおすすめ、
パーティーでも使えるのが「ナンタケットバスケット」なんです。
ご出演は、
熊本市で九州唯一のナンタケットバスケット教室を開いてらっしゃる
高橋絵里子さんです。
ナンタケットバスケットの歴史について教えて下さい。
アメリカ東海岸マサチューセッツ州ケープコッドから
約50km沖に浮かぶ小さな島、ナンタケット島という島の歴史の中で生まれ、
伝統工芸品として代々受け継がれてきたバスケットです。
使い方などは決まっているんですか?
キッチンやテーブルにさり気なく使われるときもあれば、
パーティーや結婚式といったフォーマルなシーンにも手にする事ができ、
欧米の社交界など公式のパーティーのような場所でも
持つことを許されていると言われるバスケットです。
ナンタケットバスケットの特徴は?
世界中に様々なバスケットがありますが、baseベースと呼ばれる底板が
バスケットの底と蓋についているのは、このナンタケットバスケットだけです。
籐とオークやチェリー、ローズウッドや黒檀などの木、さらには、
象やマンモスの牙などから掘り出されたカービングが蓋の上を飾ります。
1つ1つ手作りのため、高さつまりバスケットの深さの違い、
素材や飾りによっていろいろな表情を見せてくれ、
1つとして同じ物が出来上がらないのが、
ナンタケットバスケットの大きな魅力の1つです。
素材は何ですか?
作り始められたころのバスケットは、パイン(松)などの柔らかい木で
作られていたそうですが、技術が発展し、現在では、
オーク、メープル、チェリー、ローズウッド、エボニーといった
固い木が使われるようになりました。
今日持ってきたバスケットは”籐”で編みました。
ちなみに小学生の娘が(6歳の頃に)編んだものですが、
キャンディバスケット 1レッスン2時間×2(1日)で出来上がりますよ♪
どんな形のものがあるんですか?
バスケットの形については、 丸、楕円、トレイ、マーキス(六角形)、
キドニービーンと言われる豆型といった形が昔から作られています。
それぞれの形でオープンバスケット(ふたのないもの)、
パース(バックのような蓋のあるもの)が作られています。
現在では、上記だけではなく、ワインの瓶を冷やすワインクーラーや
氷が入れられるように容器を編みこんだアイスバケット、
キャンディーバスケットと言われる物も作られるようになりました。
なぜナンタケットバスケットを作り始めたんですか?
ナンタケットバスケット協会の代表が親戚だったというのも
あって興味もあって作り始めました。
作れば作る程奥が深いもので、
いつまでも「次はこうしたい!」という思いは尽きないですね。
大きさも様々ですか?
ナンタケットバスケットの大きさは、小さいものでは、5cm程度の物から、
大きい物は赤ちゃんのゆりかごまであります。
バックとして使用されているものでは、あかちゃんの誕生祝いや、
1歳のお誕生日に送られるベビーパース、
こちらは11cm程度の小さいものから、12cmから20cm程度の
蓋付きのバスケットまであります。
これらには、象牙などのカービングをほどこし、
パーティー用に使用されたりしています。
熊本ではどこで習うことができますか?
今年の2月から、熊本市龍田で、九州で唯一のナンタケットバスケット教室を
開いています。のんびりと楽しくおしゃべりしながら、
素敵なバスケットを作るお手伝いができたら、と思っています、
ぜひお越しください。
事前に空き状況の確認も含め、ご予約をお願い致します。
また、見学も可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
連絡先は、eri@Nantucketbasketonline.com
またはナンタケットバスケットに関する詳しい歴史や情報などは、
New England Nantucket Basket Association(NENBA)の公式サイト
www.nantucketbasketonline.com をご覧下さい。