「悠久の大地・インド」緒方信行さん
今日は、写真集「悠久の大地・インド」を出版された写真家の
「緒方信行」さんにご出演いただきました。
緒方さんは、1972年からこれまでに様々な写真展や
写真集を出版されています。
緒方さんが写真をはじめたきっかけは?
終戦後、父親がカメラ雑誌を定期購読していて、
それを見ていて興味を持ちました。
その頃は小学生でしたが、「スタート」や「ヒット」などの
オモチャのカメラがあって、現像までできるキットがあったので、
それをよく使っていました。
そして、中学になった頃に、父親がカメラを買ってくれて
水前寺公園に行って写真を撮ってみたり、
家族を撮ってみたりしているうちにどんどんハマりこんでいきまして。
20才ぐらいから撮影会や阿蘇などを撮り始めました。
今回出版された写真集「悠久の大地・インド」について教えて下さい。
1983年から27年間25回にわたり撮影した、
インドの田舎や漁村の人々や少数民族の生活などです。
これまでに撮った3万枚~4万枚の写真の中から選んだ写真集です。
インドは、我々の小さい頃の生活の風景が残っていて、
そういうところに惹かれたんだと思います。
また山奥に行くと少数民族がのこっているんです、
そういうところで撮影するのも興味深かったです。
確かに、都会は高速道路もビルも建設されていますが、
一方田舎に行きますと全然違う生活がそこにあるわけですよ。
タイムスリップしたような気がしますね。
インドでの1番印象的なエピソードは?
自分がお腹をこわした時が大変でしたね。
むこうで行なわれていた結婚式に写真を撮りながら同行していたんです。
そこですすめられた祝いのお酒を飲んだ後で、
具合悪くなってしまいました。2日間高熱が出て、大変でした。
写真を撮る時はどんな事に気をつけていますか?
できるだけ自然な光景を撮ることができるように心がけ、
通訳をつけて現地の人と会話するようにしています。
種族の首長とも挨拶をし、
緊張がほぐれたところで撮影を行なうようにしています。
何度か足を運んだ方がやはり撮りやすいですね。
これからの活動予定は?
インドも撮りたいし、ベトナムも撮りたいと思っています。
ベトナムの写真集・写真展もできるように願っているところです。