アトリエハナノキ「本田剛騎」さん
今日は着物のリメイクなどを手掛ける
「アトリエハナノキ」の本田剛騎さんを紹介しました。
プロフィールを教えてください。
九州ビジュアルアーツ 写真家科卒業後、焼酎バーを3年経営して、
今に至るわけですが、実家が呉服屋でしたので、
最初は趣味で着物を使った洋服作りをしていましたが、
お客様から”その着ている服”が欲しいといわれたことがきっかけで、
リメイクがメインになって10数年たちました。
今日着ていらっしゃるジャケットもリメイクされたものですか?
帯地でつくったジャケットです。ライダージャケットを作りたいと思った時に、
着物だとどうしても生地的に難しかったんですが、
何かないかと考えていたら、帯地がピッタリなんじゃないかと思い、
このような形になりました。
色合い・柄というのも昔の人が考えぬいたものですから、
やはり素敵ですよね。
本田さんご自身がリメイクを始められたきっかけは?
自分は正直、全然するつもりが無かったのですが、
5年前に母が舌癌という病気になり、
摘出手術は成功したものの、体力が目に見えて落ちていき、
何か手伝えることはないかとおもっていました。
そんな中ある飲み会でまだ19ぐらいの若い女の子が
着物を実際に見たことも、触れたことも着たこともないと聞いて、
普段から着物に囲まれて生活していたのでショックをうけ、
やりたい気持ちになりました。
最近はどうしても着物から離れていく時代になっていますよね。
タンスのこやしになっていますというお客様が多いのですが、
それをどうにかしていきたいなと思っています。
最終的には自分達の仕事(リメイク)ができなくなるのが、夢です。
というのは、皆さんが着物として着てくださったり、
リメイクしてきてくださったりして、
それが当たり前になればいいなと思います。
昨日は成人の日でしたが、振袖をお持ちの方へのご提案はありますか?
振袖はどうしても1回着るとタンスのこやしになりやすいと思うんです。
そこで、今振袖でウェディングドレスを作っているんです。
「1度で終わらせず、3回は着ましょう」ということをテーマに作っています。
振袖からウェディングドレス、そしてウェディングドレスから
カクテルドレスへ変化させ着る楽しみを
味わってもらえればいいなと思っています。
今後の作品展などの予定を教えてください。
1番早い作品展は、1月15日~30日まで。
花岡山にある「ロミロミ」というレストランで行ないます。
15・16・24・25・30日は自分たちも会場にいますので、
お気軽にお声かけていただければと思います。
着物をご持参いただいてもかまいません。
アトリエ・ハナノキ http://atelierhananoki.blog99.fc2.com/