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オムロンハンドボール部「黄慶泳」監督

今日は初登場となりますオムロンハンドボール部の黄慶泳監督に

お越しいただきました。

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オムロンは皆さんもご存知のとおり山鹿を本拠地として、

日本ハンドボールリーグで戦っています。

強豪チームとして数多くの日本代表選手も輩出し、

黄監督自身も女子日本代表チームの監督を務めていらっしゃいます。

リーグで上位の成績をおさめることが

当然のように思われてきたチームですが、

今後も長く強いチームであり続けるために、

今シーズンはベテランから若手へと選手の世代交代を行い、

大規模な改革が実施されました。

その結果、現在の日本リーグの上位の方の順位を紹介しますと、

6チーム中、

1位 9勝2敗 北国(ほっこく)銀行 
2位 8勝2敗1分 ソニーセミコンダクタ九州
3位 6勝4敗1分 オムロン
4位 5勝4敗2分 広島メイプルレッズ

プレーオフには出場できるのは上位3チームがということで、

オムロンは非常に大事な時期を迎えています。

レギュラーシーズンも残すところあと4試合。

今週金曜11日には4位の広島メイプルレッズと対戦。

そして2月19日(土)16:00 ~ vs 三重バイオレットアイリス

20日(日)16:00 ~ vs 北國銀行

いずれも会場は山鹿市総合体育館です。

ホームゲームですので、シーズンの締めくくりに向けて、

ぜひ会場で応援して盛り上げましょう!!

まずは熊本におけるハンドボール競技についての感想を教えて下さい。

熊本県は過去男子世界選手権を開催していて

県民のハンドボールに対する認識.関心が非常に高いと思います。

そして小.中.高.実業団との繋がりが出来ていることからハンドボールの  

レベルと組織が日本一だと考えます。

代表監督としてお伺いしたいと思います。

去年11月に行われた広州アジア競技大会では、

日本代表監督としてアジア大会5連覇中だったアジアの強豪、

監督の母国でもあります韓国を破りました。

残念ながら決勝では中国に敗れましたが、

勝因、敗因はどこにあると考えられますか?

準決勝で韓国に勝ったのは、世界で数々のメダルを取っている

韓国に勝たないとアジアNo.1になれないと考えて選手たちが

努力した結果だと思いますし、韓国の個人技を日本の組織力で

カバーして戦った結果だったと考えます。                                                           

中国との決勝はまさに準備不足(戦術.戦略)と体格の差、

前日のハードワークによる疲労等が重なった結果だったと思います。

そして大きな国際舞台の決勝で戦った経験の無さ、

試合の流れが勝っているときの経験の無さが

最終的には自分たちの勝ちゲームを作れなかったと考えます。      

続いてオムロンの監督としてお伺いします。オムロンは今シーズン、

大幅な変革をして新体制で戦っていますが、

シーズンの最初と現在で選手やチームの変化などはありますか?

シーズンの最初は新チームに対する不安がある中で

戦いをしていましたが、

若いチームなので、流れが良い時は流れにのることが出来ますが、

流れが悪くなった時に課題があるかなと思います。

今、そして今後は国体優勝とリーグでの接戦の末に

勝ちゲームが増えることによって自信を持って戦っていると感じます。

オムロンのチームとしての特徴や選手たちの良いところ、

また今後の課題はどんなところでしょうか?

オムロンチームの特徴は選手たちが自発的に考えて取り組む

姿勢と戦いに対する戦術の徹底さがあり、

非常に組織的に戦えることです。

チームのために犠牲.我慢する気持ちがないといけませんが、

オムロン選手たちはそれが出来ます。                                                             

逆に考えれば素直すぎて相手を騙すとか

裏をかくプレーが苦手な部分もあるので、

あえて言えばそこが課題のひとつでもあります。

そして、

ゲームリーダーの成長が何よりもチーム力アップにつながると思います。

また、オムロンは会社や地域の方のバックアップを選手は常に感じながら

やっています。そこは選手達がプレイで返すしかないわけですが、

それをプレッシャーに感じず、

エネルギーになるように頑張っていかなければいけませんね。

スポーツをしているときついことやつらいこともあると思います。

監督がハンドボールを続ける理由や個人的に思うハンドボールの魅力を

教えて下さい。

たくさんきつい・辛いというのは必ずあると思いますが、

やっぱり「楽しむ」時間をたくさん過ごす事が大事じゃないかと思いますね。

そしてそれをどれだけ「本気」でやっていけるかだと思います。

その中で味わう喜びや楽しみは、お金では買えないものです。

2月19日・20日に行なわれる

ホームゲームに向けてメッセージをお願いします。

チームとしては日本リーグのプレーオフ進出のために

絶対勝たなければならない2連戦です。 

非常にハードな試合になると思いますが、

ハンドボールの面白さ・真剣さが観客に伝えられるように

戦って行きたいと思います。

熊本県民皆様の応援が選手たちに勇気を与えてくれると

確信していますので、ご声援よろしくお願い致します。

19日(土)16:00 ~ vs 三重バイオレットアイリス

20日(日)16:00 ~ vs 北國銀行

いずれも会場は山鹿市総合体育館です。                                  

チケットに関するお問い合わせは

熊本県ハンドボール協会 岡崎さん 096-288-3828まで。