« BRADBERRY ORCHESTRA  |  3月14日(月)魔法のことば >

「なぎなた」

今日は「なぎなた」を紹介しました。

ご出演は、(写真右から)

小島ユリ子さん(合志市なぎなた連盟理事長)

左村美穂子さん(合志なぎなたクラブ・合志子供なぎなたクラブ指導者)

内田知子さん(合志なぎなたクラブ)です。

Photo

なぎなたの歴史を教えて下さい。

なぎなたという呼び方は久安2年からあったと思われます。

また、「なぎなた」ははじめ「長刀」の文字を使用していましたが、

その後「薙刀」の文字を用いるようになり、

その後「薙刀」は徒歩・打物・合戦の武器として僧兵などに好まれ

(弁慶が有名ですよね)、時代とともに長大化し、

一騎打ちの接戦に有利とされていた薙刀は、

しだいに僧兵や婦女子などの専用する武器に移行していきました。

その後、江戸時代に入って武家の女子ののたしなみとして定着し、

それぞれの基本の形が考案されました。

ちなみに、剣道との道具の違いなどありますか?

なぎなたは、長さが2メートル10から55ぐらいあり、

握るところが樫の木になっています。

用具が違うだけでなく、動きが全て「半身」というところが違います。

また、「持ち替え」という技があります。

1番違うのは、すねを狙う事があるあたりではないかと思います。

なぎなたを始めたきっかけは?

小島さん「それまでは、テニスをやっていたんですが、ケガが多かったので、

56歳になって、昔から武道をしたいと思っていたこともあり、

最初に熊本市の武道館に行って見学をし、それから始めました。

現在は二段です。すごく奥が深いスポーツで、ハマってしまいました。」

内田さん「父親が剣道をしていまして、自分の息子も剣道、

そして娘がなぎなたをしていて、その練習の様子を1時間ぐらい見ていた

んですが、その時に先生が”初めてみませんか?”と言ってくださったのが

きっかけで始めました。現在三段です。」

大人になってから始めても大丈夫なものなんですね。

左村さん「競技的なものになると、ある程度の年齢までしかできないかも

しれませんが、それでもなぎなたは生涯武道というように、

長く続けられるスポーツではないでしょうか?

発声などもあるんです!気持ちいいんじゃないかと思います。」

熊本県内でのなぎなた人口は?

会員は150人 愛好者は200~300人はいらっしゃると思います。

女性の方が多く活動されていますね。

子ども達も多いそうですね?

合志で体験教室を実施しましたが、たくさんの生徒が入ってくれました。

その時はリズムを入れたリズムなぎなたを行いました。

となりのトトロ♪などに乗せて型を作ります。

子ども達の集中力を養うのにも良いと思います!

なぎなたの魅力を教えて下さい。

古島さん「少々何かあっても、稽古に行って、練習をすれば

スカッして帰ることができます。

”これ以上何もいらない”という気分になりますよ。」

内田さん「なぎなたを始めたら第一に姿勢がよくなりますし、

日頃の体力づくりにもむいていると思います。」

連絡先を教えて下さい。

なぎなた連盟  096-242-3077