「なぎなた」
今日は「なぎなた」を紹介しました。
ご出演は、(写真右から)
小島ユリ子さん(合志市なぎなた連盟理事長)
左村美穂子さん(合志なぎなたクラブ・合志子供なぎなたクラブ指導者)
内田知子さん(合志なぎなたクラブ)です。
なぎなたの歴史を教えて下さい。
なぎなたという呼び方は久安2年からあったと思われます。
また、「なぎなた」ははじめ「長刀」の文字を使用していましたが、
その後「薙刀」の文字を用いるようになり、
その後「薙刀」は徒歩・打物・合戦の武器として僧兵などに好まれ
(弁慶が有名ですよね)、時代とともに長大化し、
一騎打ちの接戦に有利とされていた薙刀は、
しだいに僧兵や婦女子などの専用する武器に移行していきました。
その後、江戸時代に入って武家の女子ののたしなみとして定着し、
それぞれの基本の形が考案されました。
ちなみに、剣道との道具の違いなどありますか?
なぎなたは、長さが2メートル10から55ぐらいあり、
握るところが樫の木になっています。
用具が違うだけでなく、動きが全て「半身」というところが違います。
また、「持ち替え」という技があります。
1番違うのは、すねを狙う事があるあたりではないかと思います。
なぎなたを始めたきっかけは?
小島さん「それまでは、テニスをやっていたんですが、ケガが多かったので、
56歳になって、昔から武道をしたいと思っていたこともあり、
最初に熊本市の武道館に行って見学をし、それから始めました。
現在は二段です。すごく奥が深いスポーツで、ハマってしまいました。」
内田さん「父親が剣道をしていまして、自分の息子も剣道、
そして娘がなぎなたをしていて、その練習の様子を1時間ぐらい見ていた
んですが、その時に先生が”初めてみませんか?”と言ってくださったのが
きっかけで始めました。現在三段です。」
大人になってから始めても大丈夫なものなんですね。
左村さん「競技的なものになると、ある程度の年齢までしかできないかも
しれませんが、それでもなぎなたは生涯武道というように、
長く続けられるスポーツではないでしょうか?
発声などもあるんです!気持ちいいんじゃないかと思います。」
熊本県内でのなぎなた人口は?
会員は150人 愛好者は200~300人はいらっしゃると思います。
女性の方が多く活動されていますね。
子ども達も多いそうですね?
合志で体験教室を実施しましたが、たくさんの生徒が入ってくれました。
その時はリズムを入れたリズムなぎなたを行いました。
となりのトトロ♪などに乗せて型を作ります。
子ども達の集中力を養うのにも良いと思います!
なぎなたの魅力を教えて下さい。
古島さん「少々何かあっても、稽古に行って、練習をすれば
スカッして帰ることができます。
”これ以上何もいらない”という気分になりますよ。」
内田さん「なぎなたを始めたら第一に姿勢がよくなりますし、
日頃の体力づくりにもむいていると思います。」
連絡先を教えて下さい。
なぎなた連盟 096-242-3077