”くまもんクラフトかご”
皆さんの身の回りにも、手芸用紙バンドや手芸用クラフトバンドなどの
エコクラフトを使って編んだ、
バッグやかごを作って楽しんでいらっしゃる方はいませんか?
今日は”くまもん“の”クラフトかご“を作成した、
熊本こすもす園の皆さんにお話をうかがいます。
ご出演は、こすもす園利用者の「浦山昌世」さん、「近藤玲」さん、
職員の「長井亜希」さん、「伊藤澄江」さんです。
宇城市松橋町にあります“熊本こすもす園”ですが、
どのような場所ですか?
主に知的障がいのある方が利用する施設です。
入所利用42名、通所利用25名、
その他別場所に、グループホーム19名利用されています。
入所の方が生活する場でもありますが、
日中は通所の方も一緒に作業をしています。
作業内容のメインは、企業からの下請けですが、
くまモンかごのような自主製品の製作・販売も行っています。
そこで作られたこの「くまモンクラフトかご」ですが、
くまモンの顔とかごが一体となっているデザインになっています。
それぞれ表情が違うようですね…?
今回のくまモンクラフトかごのこだわりは、
一点一点手作りであることです。更に表情が8パターンあります。
買っていただく方のお好みで選んでいただけます。
また、使い方としては、飴やお菓子を入れたり、ドライフラワーを飾ったり、
文房具などの小物類を入れたりと、いろいろあると思います。
何も入れずにそのまま飾ってもかわいいと思います。
このくまモンクラフトかごを作ることにしたきっかけは何だったんですか?
もともと、自主製品の中で、クラフトバッグや干支の顔の
小物入れなどを製作していました。
熊本県の「くまもとサプライズ」ロゴ・キャラクター使用のPRを知り、
「くまモン」人気にあやかって、自主製品に取り入れてみてはどうか
との意見もあり、作ってみました。
障がい者施設の製品の販路拡大を目的の営業担当の職員がおり、
デザインについて相談し、現在の形が完成しました。
実際に作り出してからのエピソードなどがあれば教えて下さい。
浦山さん「実際に作っていると、少し難しいけど、慣れてきました。
私は違う班でしたが、かごが忙しかったので、移ってきました。
最初は大変だったけど、今は上手です。」
近藤さん「かごの大きさを揃えるのが難しかったです。」
こすもす園としては、 一点一点利用者の方の手作りであるため、
大量生産できず、販売を開始してから、注文に追いつかず、
急きょ製作にあたる利用者の方を増員したりして、大変です。
5人の利用者で作っているんですが、
小さいかごで1日20個ぐらい出来ます。
普段、企業からの下請け作業をメインに行っている中、
現在県内外で取り上げられているくまモングッズを製作でき、
職員だけでなく、利用者の方の作業意欲も上がり、
日に日に作るのが上手になり、
出来高も上がってきた事が、新しい発見となりました。
これから作ってみたいものや目標、お知らせしたいことなどありますか?
新幹線全線開通に湧く中、そのキャラクターを取り入れた商品を
当園でも製作・販売することは、障がい者の方の意欲につながります。
それと共に、社会参加や自主製品の製作・販売活動を
知ってもらうきっかけにもなると思います。
このくまモンかごは、くまモン人気が続く限り製作したいと思いますが、
その他にも、手作りマグネット、押し花製品を作っています。
また、バレンタインデー、ホワイトデー、母の日、父の日などにあわせて
ギフト商品を作っていますので、そちらもぜひご利用下さい。
くまモンクラフトかごを実際に見る機会や販売場所などを教えて下さい。
熊本県庁の喫茶りんどうで3月いっぱい販売してもらっている他、
熊本こすもす園に常に置いています。
宇城市松橋町豊福1786 電話 0964-33-4551
月曜~金曜 午前9時~午後5時
また、JAあしきたでは、このくまモンクラフトかごにお菓子を入れて
セットにして販売しています。
この機会にぜひ、熊本こすもす園で制作している作品をご覧下さい。