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肥後銀行女子駅伝部

今日は、4月からスタートする「肥後銀行女子駅伝部」の

飛瀬貴子監督、そして竹下元久部長にお話を伺いました。

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飛瀬監督のプロフィールを教えてください。

【経歴】

・ 熊本信愛女学院高校卒業
・ 京セラ㈱に実業団選手として所属
・ 長陽村(現南阿蘇村)教育委員会所属を経て                                    久留米工業大学女子駅伝部監督として勤務
・ 平成23年1月から肥後銀行に勤務

【選手時代の主な実績】
・ H8年 ソウル国際女子駅伝日本代表 総合2位
・ H9年 名古屋国際女子マラソン 3位
・ H9年 世界選手権アテネ大会 4位入賞(団体優勝)
・ H9年 全日本実業団女子駅伝 京セラチーム3位入賞

肥後銀行女子駅伝部の発足について教えてください。

肥後銀行では、第五次中期経営計画の中で「故郷の再発見」を

基本テーマとして、様々な分野で熊本の潜在能力を調査し

その能力を顕在化できないかという取組を進めています。

そして、その中期経営計画の一つの柱として「女性活躍支援」を掲げ

取組んでいますが、「故郷の再発見」のなかで、九州新幹線全線開通、

熊本市政令指定都市移行という熊本が社会インフラの整備によって、

期待感と一体感が出始めている時に、

地域貢献として何ができるのか、「女性活躍支援」の観点から

地域に拡大してみた場合に、

当行でどういう地域貢献ができるかが検討されました。

熊本県では陸上の長距離競技への関心が高く、

男子について当行は、郡市対抗熊日駅伝を通じて底辺拡大の

支援をしている一方、女子については、中学、高校の駅伝レベルは

全国的に見て高いものの、実業団チームがない状況にあります。

当行では女性の就業比率が約60%あり、

以前から女性の活躍は当行にとっても、社会全般においても

非常に重要であると捉えており、地域貢献活動の一環として

女子駅伝チームを創ろうということになりました。

駅伝は、個人競技である長距離走を一本の「襷」でつなぎ、

チーム全体の成果を目指すという日本独特の団体競技です。

「襷」をつなぐということは「心」をつなぐことであり、

チームが一体となって目標に向っていく姿によって、

当行組織の一体感がより強くなり、チームが強くなることによって、

地域社会の一体感醸成、熊本そのもののブランド力向上へ

拡がればと考えています。

どんな選手が所属していますか?

4月から監督1名、コーチ1名、選手3名でスタートします。

将来的には選手10名程度の体制にする予定で、

現在、来年以降の選手獲得へ向けて勧誘を始めているところです。

実際、選手獲得は難しいですが、

熊本の高校や大学を中心にまわったりしています。

飛瀬監督が駅伝部の指導を引き受けた理由は?

監督就任のお話を頂いたとき地元熊本に

女子の実業団チームが出来ることはすばらしいことだと思いました。

最初は、私自身に実業団を指導した経験も無く、

熊本には他にもすばらしい指導者がいらっしゃる中で、

自分でいいのかという思いもありました。

ただ自分でも日本を代表するような選手を育ててみたいというような

夢がありましたし、その後恩師やたくさんの方に絶対にやってみろと

後押しをされたこともありまして、お引き受けしようと決断しました。

今後の活動予定や豊富などを教えてください。

4月からは選手3人でのスタートとなりますので、

今年度は、当面トラック競技や個人のロードレースに出場していきます。

選手には、実業団チームの一員としてのプロ意識を

植え付けることから始めたいと考えています。

そして私自身が選手時代に経験したことやその後監督として

勉強したことを活かして指導して行きたいと考えています。

その上で、大きな目標としては、チームとして全日本実業団女子駅伝に

出場することですが、そこを目標にしながら個人レベルでも

オリンピックや世界選手権に出られるような選手を育てるのが夢です。

選手にもそのような高い志、目標を持たせるようにしたいと考えています。

それから、競技だけでなく行動や言動など県内の選手の模範となり、

目標とされる選手、

県民の皆様から愛されるチームにしていきたいと思っています。

肥後銀行女子駅伝部の連絡先を教えて下さい。

〒860-8615

  熊本市練兵町1  肥後銀行人事部内

  TEL:096-326-8628  FAX:096-322-2116

  HP:http://www.higobank.co.jp/