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リサイクルバッグ作家・原田純也さん

今日は、グラフィックデザイナーで、リサイクルバッグ作家の

原田純也さんがゲストです。

原田さんは1977年熊本県生まれ。

デザイン事務所を退職後、フリーで活動されています。

遊びで作った牛乳パックのバッグが話題になり、

軽井沢や湯布院でのイベントや展示会にも参加。

現在も熊本で牛乳パック、紙パック、お米の袋を使って

バッグや小物を制作されています。

Photo

牛乳パックやお米の袋を使って作品を作り始めたきっかけは?

グラフィックデザインをやっていたので、

友達の結婚式の案内状をたのまれました。

普通にデザインして印刷するのも面白くないなぁ、

って思っていたらミシンで縫うことを思いつきました。

そこでミシンで縫ったことがきっかけで、

それからいろんな紙を縫ってみようと思いました。

始めは仕事の使用済みの紙を縫ってみたりしてました、

でも紙だと肌触りがよくないので、シワを付けてやわらかくしてみました。

紙によってすぐ破れるものと破れないものがあって

いろんな紙をミシンで縫ってみました。

たまたま目にしたゴミ出し用の紙パックを試しにシワを付けてみると、

皮みたいな質感になって。

これでバッグ作ったらどうなるんだろう?って興味本位で作ってみました。

紙でできているとはいえ頑丈な作りだそうですが、

なぜ丈夫なものが作れるのか、制作工程の概要を教えてください。

いろんな素材の紙(メーカーによっても全然違うんですよね、

今は酪農マザーズの牛乳パックを使っています。)

これにシワ付けしたり実験してみてみました。

頑丈な紙、紙パック頑丈なお米の袋。

両方とも頑丈な紙を使っているのでそれだけでも丈夫です。

でも紙なので、縫い方によっては破れやすかったりします。

縫い方(縫い目の幅)をいろいろ実験した。

ミシンの縫い幅も大きくしたり狭くしたり。

頑丈さと見た目のバランスをとりながら。

Photo_2

牛乳パック以外にオレンジジュースのパックを材料として探されていますが、

どんなパックでしょうか?

このパックで作ると牛乳パックと比較してどんな感じに仕上がりますか?

イタリア産オルトジェル社の紙パックを探しています。

(ブラックオレンジか、マンダリンオレンジのパックが良いんです♪)

生クリームの入ってる紙パックもシルバーなんですけど、

質感が全然違います。

あまり出回ってない貴重な紙パックなので、集めるのがとても大変なんです。

現在2店舗、イタリアンレストランからゆずってもらってます。

材料の紙以外の部分について教えてください。

布を貼ったり、こだわりのボタンを付けたりされていますが、

どんな布を選んで、どんな作家さんのボタンを付けているのかなどご紹介ください。

布を貼りはじめたのは最近で、お客さんの要望で。

布選びは感覚で選んでます。自分が合うと思ったものを。

最初にリサイクルバッグを作り始めた時に知り合った

宮崎県のアクセサリー作家で佐藤ちか子さんに

特別にボタンだけ作ってもらってます。陶器のボタンです。

素敵な作品をつくられる作家さんなので、

ボタンはほとんどお任せで頼んでいます。

Photo_3

今後作ってみたい作品はありますか?

また紙パック以外で気になる素材などありますか?

野球やってたのでグローブとかできたらと思います。

紙パック以外のリサイクルで使えるもの。

気になる素材は破れにくい和紙や破れにくいビニール袋。

すいかの栽培で使用したビニールの廃材(使わなくて切った部分)

作品はどこで購入できますか?今後作品展の予定などあれば教えてください。

久留米のギャラリー『晴る』さん。あとは展示会、個展で購入できます。

9月にミドリネコ舎で、

11月23日から島田美術館でグループ展をおこなう予定です。

リサイクルバッグ http://www.suika-meisan.com/gpb.html

スイカと僕(blog) http://www.suika-meisan.com/

 

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