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「シード」のヒミツ

今日は「シード」のヒミツに迫りました。

ご出演は、株式会社シードの谷脇宗一さんです。

~~~~~~~株式会社シード  会社概要~~~~~~~

設立:大正4年9月

本社・工場:大阪市都島区内代町3丁目5番25号

1915年(大正4年)創業の三木康作ゴム製作所から、

昭和25年に業務を引き継ぎました。

社名を改称する際、「無数のアイデアの種をまき、

小さな種から大きく実を結ばせ、将来は大樹に育であげることを夢見て、

皆様によりよい商品を提供していこう」という強い想いを込めて、

英語で「種」を意味する「SEED」を採り入れ、

シードゴム工業株式会社としました。

なお、平成14年には、ゴム工業の枠を超える意を込めて、

株式会社シードと更に改称しています。

「シード」のヒット商品には消しゴムのシリーズがありますが、

「プラスチック字消し」は世界初のものだそうですね。

昭和30年ごろ、さらによく消える消しゴムを作るため、

天然ゴムに代わる素材を探していたところ、

ある業者からプラスチックで字が消えるという

アイデアが持ち込まれました。

そこから、プラスチックを使った消しゴムの開発に注力しました。

「プラスチック字消し」の開発のポイントはどこでしょうか?

従来の天然ゴムに比べて、消字力が格段に向上すること。

経年劣化して硬くなることがなく、品質が安定すること。

また、加工がしやすく、形や着色なども自在に出来ることなど、

消しゴムの素材として、プラスチックが持つメリットに注目し、

いちはやく製品化に着手したところだと思います。

「レーダー」というネーミングの由来は?

「レーダー」の言葉どおり、時代の最先端をキャッチするという

意味をはじめ、汚れている部分を探知してきれいにする、

という思いなども込められているそうです。

「プラスチック字消し」に続いて「修正テープ」も、

シードが世界初だそうですね!?

OA化が進み、消しゴムに代わって修正液が広く普及しはじめた1980年ごろ、

シードでも後発ながら修正液の仕入れ販売を始めました。

ところが、全くといっていいほど売れず、在庫の山を築いたため、

新しい柱となる商品開発の必要性に迫られました。

そこで、修正液の欠点である「乾きが遅い」「表面が凸凹する」

「ニオイがきつい」などの解決策として、

ドライタイプの白いテープを文字の上から転写するという

アイデアを発案。

以後5年もの試行錯誤を繰り返し、

1989年に世界で初めて商品化に成功しました。

さらに、現在では、その「修正テープ」をはがす「修正テープはがし」まで

商品化されているそうですね?

消したくない部分まで消してしまった時などに、

その部分をはがせる消しゴムをつくってしまおう!と考え商品化しました。

「消しゴム」、「修正テープ」に続く、

次の「消す道具」も開発されているそうですね!?

今までは書き損じた文字やワープロで打ち間違った文字を

消していましたが、

今度は”紙”に書かれたものを全部消してしまおう、

そしてさらに再生する「古紙再生装置」を開発しました。

大きさは、会社にあるコピー機(2台)ほどの大きさで、

紙を入れてから1時間でA4サイズのものが100枚出来ます!

現在、販売を間近に控え、最終の確認段階に入っています。

シード HP → http://www.seedr.co.jp/

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