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「くまもとメルカド」

「やさしいごはん」

おいしい食べ物は人を元気にします。
おいしいものをおいしい季節に食べたいですね。

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このコーナー『やさしいごはん』では

毎回、季節にぴったりの食に関する話題をお届けしていきます。

5週目の今日はスペシャル・ゲスト・バージョン。

毎月最終日曜に、熊本県農業公園カントリーパークで開催されている、

「作り手」と「使い手」がつながるマーケット「くまもとメルカド」の

副実行委員長の松江慎太郎さんです。

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まず始めに「メルカド」の意味を教えてください

メルカドとはスペイン語でマーケットの意味です。

具体的にはどんなマーケットですか?

・“作り手”と“使い手”がつながるマーケットです。

・県内の農家さんが育てた無農薬・無化学肥料栽培された

野菜や食べ物のほか、陶芸家さんがつくる器などの生活雑貨など、

手間と暇をかけてつくられた「良質なモノ」を作り手が自ら販売します。

・作り手と使い手である消費者が、直接交流できますので、

販売しているお野菜や生活雑貨などの詳しい情報が得られます。

・家庭菜園などで自分で農産物を栽培している方で、

栽培方法などのアドバイスを受けたい方なども農家さんに直接話が出来ます。

開催するきっかけは何だったのですか?

熊本県内の農村地域では担い手の流出や高齢化の進行による

産業の弱体化など、抜け道のないような暗い話題が多すぎます。

しかし、農村の多様な気候から生まれる農産物や工芸品、

景観、風土等には大きな魅力があり、まさに今、

その潜在的な力が注目されています。  

一方で、都市部に住む人たちは、農村環境に憧れたり、

食の安全そして安心を求める声は高まっていますが、

日々の忙しさや詳しい情報を得る機会がないため“良質なモノ”に

めぐり会えていないのも事実です。

また、コミュニケーション不足等から、人と人の繋がりも希薄になっています。

くまもとメルカドでは、手法や信念は違っていても、

良質な食や多様なライフスタイルを提案したいと同じ想いを抱く

生産者や作家たちがつくるモノや会話を通じて、

生産側と消費側が繋がり、

より良い地域社会をつくっていこうとするプロジェクトです。

農産物は主に、平野部よりも地形が急で田畑が狭いなど

生産条件が厳しい中山間地域で農業をする生産者がつくるもので、

熊本県の耕地面積の約4割を占める中山間地域の支援も目的としています。

関係者全員がワクワクし、明日が楽しくなりそうな気持ちになる、

そんな場づくりを提案していきたいと考えています。

どんな方が出店しているのですか?

オーガニックや自然栽培の野菜や果物を栽培する農家や

それらの無農薬の素材を使ったお菓子やたこ焼きなどの

ファストフードをつくる飲食店など。

・脱サラして熊本にIターンしてきた若手の農業者(有機栽培)

・個々の小さな力を集結してグループをつくり、情報発信や販売、

各種講座を開催する農家や消費者でつくるグループ。

・薪で焼成した直火に掛けられる鍋・器をつくっている地元陶芸家

買い物した時の「レジ袋」は準備してないそうですね!?

レジ袋の代わりに古新聞を使用して授産施設で作っていただいた

袋を使用しています。

「メルカド」誰でも出店できるんですか?

「こだわり」をもった方を募集しています。

今後の活動予定を教えてください。

毎月1回(最終日曜日)はカントリーパークで実施する予定ですが、

途中途中で、熊本市内、

そしてその近郊出張メルカドを行っていきたいと考えています。

次回は9月25日(日)午前9時30分頃~午後15時00分頃    

熊本県農業公園「カントリーパーク」内

●入場料

通常、入園料300円ですが、チラシをHPからダウンロードして

下にある入園割引券を提示していただくと250円となります。

●お問合せ

くまもとメルカド実行委員会  TEL096-327-9912

HP http://www.npo-harvest.org/

本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。

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