「BIUTIFUL ビューティフル」
今日は、現在公開中の「BIUTIFUL ビューティフル」を紹介しました。
この作品は、「アモーロス・ペロス」「21グラム」「バベル」など、
次々に話題作を作り出し、世界的に高い評価を得ている
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の最新作です。
イニャリトゥ監督といえば、独立した複数のエピソードが、
ある一点で交錯していく群像劇というスタイルで知られていますが、
今回の「BIUTIFUL」は、そのスタイルとは全く違い、
主人公の男性がたどる運命を、
真正面から深く掘り下げて描き出しています。
主人公は、スペイン・バルセロナで2人の愛する子供と、
ドラッグに頼る妻と暮らすウスバルという男性。
彼は、霊媒師として人を救う一方で、違法な仕事にも手を出しています。
ある日彼は、自分が末期がんにおかされていることを知り、
家族にその事実を隠しながら、死への準備を進めていきます。
主人公を演じるのは、「ノー・カントリー」の強烈なキャラクターで
アカデミー賞を受賞した演技派、ハビエル・バルデム。
迫り来る死の恐怖と戦いながら、家族を守ろうとする父親の姿を
リアルに、感動的に演じ、カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞しました。
またこの作品は、黒澤明監督の傑作「生きる」からインスパイアされて
生まれたそうで、映画の中にも「生きる」のワンシーンが引用されています。
黒澤監督の「生きる」と見比べてみるのも良いかもしれませんね!
今日ご紹介した映画「BIUTIFUL」は、
■Denkikan で、現在上映中です。
それでは、この映画「BIUTIFUL」の中で、
印象的に使われるこの曲をお送りしましょう!
「BIUTIFUL ビューティフル」オフィシャルサイト http://biutiful.jp
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
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