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「株式会社亀の子束子西尾商店」のヒミツ

9月は19日の敬老の日にちなんで、

”老舗”や”ロングセラー”などに注目。

今日は「亀の子束子」のヒミツに迫りました。

ご出演は、株式会社亀の子束子西尾商店の濱田久美子さんです。

~~~~~株式会社亀の子束子西尾商店 会社概要~~~~~

本社:東京都

創業:明治40年 1907年

主要製品: キッチン商品

(亀の子束子、シマシマミニミニ、ビン洗いブラシ、その他たわし)

バス商品(ミントおふろ洗い、フィギアバス、その他)

リビング商品(手編みハンドほうき、座敷箒、その他)

屋外商品(靴拭きマット、フロックマット、トータスペット、その他)

ヘルス商品(マッサージたわし、麻タオル、絹タオル、その他)

グッズ外商品(亀の子束子プチN、デカ束子、その他)

販売先:全国の日用品雑貨卸問屋約500余社

輸出/アメリカ・カナダ・オーストラリア・ヨーロッパ・東南アジア他

「亀の子束子」の開発時のエピソードを詳しく教えてください。

初代の西尾正左衛門は、

最初、両面使える靴拭きマットを製造販売しておりました。

棕櫚の繊維を針金にはさんで棒状にし、マットの形に仕上げたものです。

この靴拭きマットは売れ行きも順調でしたが、

上に乗るとだんだんと毛足がつぶれる機能がおちるという欠点が

指摘され売れ行きが減少しました。

正左衛門が苦悩する中、妻のやすが、掃除の道具として利用して、

マットの一部であるシュロの棒状のたわしをまるめて

障子のさんを洗っていました。

その姿を見て「これだ!」とひらめき、

新しい洗浄用の道具を作ろうと思いついたのです。

「亀の子束子」の開発のポイントはどこでしょうか?

マットは上に乗ると毛がつぶれる欠点があるが、

手に持って使うたわしには、それがなく、2本の針金で絶対に

毛の抜けぬという製法の特徴に着眼し、

利用したところに価値があるのです。

つまり従来の棒状のたわしとブラシの中間の性質を持って生まれたもの。

と回顧録に記されております。

「亀の子束子」の開発で苦労した点は?

たわしを使用するのは、女性なので、手に収まる持ちやすいサイズに、

妻の手を参考にしながら、試行錯誤を重ね、

たわしの大きさ、形を完成しました。

同素材の縄を巻く事により、手に持ちやすく、

水はねもなく繊維が圧縮起立することでより頑固な汚れも

落とせる形となっております。

明治40年の誕生から100年来、変わっておりません。

「亀の子束子」というネーミングの由来は?

亀の子と名付けたのは、たわしは水に縁があり、形が亀に似ている、

「亀は万年」で縁起が良いという事からです。

今では、登録商標の「亀の子束子」は束子の一般の総称として

つかわれるほどに親しまれています。

束子という漢字も当時の漢学者に相談して「束子」の

文字をあててもらいました。

現在「亀の子束子」には、いろんな種類があるそうですが、

何種類ぐらいあるのでしょうか?

約100種類はあります。

1番人気は、元祖 亀の子束子1号(294円)税込 オレンジの袋入り

よりどころホワイトとよりどころブラウン(210円) 手に持ちやすくねじった形                                                         

オススメの商品を教えて下さい。

健康たわし(体を洗うマッサージたわし)

初心者の方から上級者(慣れた方用)に対応、

たわしで体を洗うことにより、血行が刺激され、新陳代謝がたかまり、

風邪をひかなくなったり、

美肌効果によいとお客様の声があります。

かかともたわしでマッサージしますと、ツルツルになってきます。

たわしは、環境にやさしいエコ商品。洗剤を使用しなくてもよごれは落ちます。                                                           

その他にもたくさんの商品がありますので、詳しくはHPをご覧下さい。

株式会社亀の子束子西尾商店HP

http://www.kamenoko-tawashi.co.jp/

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