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「森永ミルクキャラメル」のヒミツ

今日は、「森永ミルクキャラメル」のヒミツに迫りました。

ご出演は、森永製菓株式会社の森崎高志さんです。

~~~~~森永製菓株式会社 会社概要~~~~~

本社は東京都にありまして、

創業は1899(明治32)年、

森永太一郎がアメリカから帰国し、「森永西洋菓子製造所」設立。

事業内容 当社は菓子(キャラメル・ビスケット・チョコレート等)、

食品(ココア・ケーキミックス等)、冷菓(アイスクリーム等)、

健康(ゼリー飲料等)の製造、

仕入れ及び販売を主要な事業としております。

<主要商品> ハイチュウ、チョコボール、おっとっと、ダース、

小枝、ミルクキャラメル、森永ビスケット(マリー、チョイス、ムーンライト)、

ミルクココア、ホットケーキ、甘酒、

チョコモナカジャンボ、 ウイダーインゼリーなど。

「森永ミルクキャラメル」というと有名なロングセラー商品ですが、

この商品の開発時のエピソードを詳しく教えてください。

創業当初からキャラメルは製造していました。

当時のキャラメルは、横浜に住んでいる外国人や、

福沢諭吉など海外からの帰国者たちの注文で少量製造するくらいで、

なかなか一般の日本人の嗜好には合いませんでした。

当時のキャラメルは創業者の森永太一郎がアメリカで覚えたままの

仕込みだったので、バターやミルクが大量に使用され、

乳製品の風味が強く日本人にはなじみがうすいものだったので、

なかなか受け入れられなかったのです。

また、当時のキャラメルは、湿度の高い日本の気候では

保存性にも問題がありました。

そこで、ミルクの強い味に柑橘系の香りを利かせたり、

煮詰め温度を工夫し、溶けにくい品質にしました。

流通段階での衛生面にも配慮してワックスペーパーに包んで

ブリキ缶に入れるなど、改良していきました。

改良を重ねて実際にヒットしたのはいつ頃だったのでしょうか?

大正時代に入ってから、乳製品の栄養価値が注目され、

バターやミルクが愛好されはじめたことから、

原料の乳製品の配合を増やし、

1913年(大正2年)「ミルクキャラメル」として発売しました。 

そして翌年の1914年に、ポケット用・紙サック入りのキャラメルを開発し、

東京・上野公園で開催された大正博覧会の特設売場で販売したことが、

ヒットしたきっかけでした。

また、紙サック入りとなり、手に入れやすい価格ということや、

さらに携帯しやすく、保存性も良くなり品質も向上することにより、

このミルクキャラメルは爆発的にヒットしたのでした。

「森永ミルクキャラメル」の開発のポイントはどこでしょうか?

こだわりは、煮釜でじっくり煮込むことによるキャラメルのコクと

本物の練乳を使っているミルク感。 

ミルクとバターの複雑な組成のフレーバーも美味しさのポイントです。

味や風味は発売された時と同じなんですか?

発売当初は、米あめを使用していたので独特の「あめっぽい」風味が

あったのではないかと思います。

また、オレンジのフレーバーを使用していたので、

今の風味とは随分違うと思います。

さらに、今はビタミン、ミネラルを栄養強化目的で添加しています。

また、少しずつ軟らかくなっています。

「森永ミルクキャラメル」の広報戦略は、

当初からさまざまな方法が試みられたそうですね。

詳しくご紹介ください。(日本で初めての自動車でのキャンペーンなど)

明治45年(1912)、自動車はまだまだ珍しい存在で、

走るだけで人目を集めるほどだった。

その自動車の車体に商品名を大書し、

小売店に品物を配送するサービスカーとして使っていたが、

自動車宣伝隊はこの自動車を宣伝目的で全国に出動させたのである。

また、音楽宣伝隊を編成し、

行進曲風の音楽を奏でながら市中を派手にパレードした。

昭和六年(1931)に展開した「森永キャラメル飛行機セール」は、

大人の間でも子供たちの間でも大変な話題を呼び、

一大ヒットを飛ばしたキャンペーンとなった。

九州から北海道に至る主要都市を空から訪問する全日本縦断飛行と、

「森永ミルクキャラメル三〇銭分お買い上げごとに

紙製飛行機模型一組進呈」した消費者キャンペーンだった。

森永号は上空から、五色のビラやキャラメル引換券、

小さな宣伝用パラシュートなどを投下して盛り上げた。

昭和七年(1932)、森永キャラメルなどの空箱加工による

図画工作展「キャラメル芸術」を募集開始。約56万点もの応募があった。

オススメの商品を教えて下さい。

「生ラムネ」

http://www.morinaga.co.jp/namaramune/ 

①森永独自の製法により、ラムネ菓子と同様の成分でありながら、

全く新しい食感を実現いたしました。

しっとりシャリシャリでさらっと口どける新食感です。さわやかなラムネ味。

②ピンク色のハート型生ラムネ(ラッキーハート)が入っていたらラッキーです。

「チョコボール」

 “金なら1枚、銀なら5枚”でおなじみ「森永チョコボール」のおもちゃの

カンヅメ「宇宙缶」に、9月21日(水)より新たに「地球缶」を加え、

選ぶことができるようになりました。

今回で24代目となる新おもちゃのカンヅメ「地球缶」は、

地球をテーマに物理の力を利用したおもちゃの詰合せです。

森永製菓 HP http://www.morinaga.co.jp/

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